福井県(秋冬さといも)

播種期 定植期 収穫期 出荷最盛期
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[前年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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NEW
収穫期
大野市
上庄地区
 前年並み やや不良 早い 平年並み
5



11

26.28

[天候]
・晴天、曇天が適度にあった。
[生育状況]
・生育進度としては、若干早い。
[病害虫発生状況]
・8月上中旬に発生した疫病は、10月以降、拡散はない模様である。
[出荷状況]
・地域全体では、2割減・・・芋玉数に変化はないが、大きく育たなかったため、重量では2割程度の減少となった。              
[規格・品質]
・M寸が5割強、L寸以上が2割程度(2L以上は3〜4%)、S寸が3割程度で小粒傾向、秀品率は7割強となり例年通り良い方である。
[今後の生育・出荷見通し]
・調査地区では、調査日が収穫最終日であった。
(例年より7日程早い)
[その他特記事項]
・芋玉の品質、味には何ら問題はないが、風評被害で消費者の購買意欲が落ちることを懸念している。
・また、今回の疫病により、生産者の栽培意欲減少による産地としての規模縮小が懸念される。
[写真の補足説明]
《1枚目》
 ・収穫最終日の圃場。                          
 ・トラクターの前後にも収穫用の木箱を装着。 
《2枚目》
 ・同圃場で獲れた芋の大きさはLサイズが多い。
 ・疫病発生時、高価な消毒剤を2度散布したため、例年同様の芋が育った。
《3枚目》
 ・JA選果場に持ち込まれたさといも。
《4枚目》
 ・JA選果場内、分別作業の様子。
《5枚目》
 ・出荷時に同封するパンフレット。主要産地であることの広報活動も重要である。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[前年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
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生育期
大野市
上庄地区
 前年並み やや不良 平年並み 前年並み
4



10

15

[天候]
・10月13日の台風による影響は特になし。 


[生育状況]
・収穫が始まった。
・10月15日初集荷。


[病害虫発生状況]
・8月上中旬に発生したサトイモ疫病は、薬剤散布により以降の拡散
 は見受けられない。                      


[出荷状況]
・3〜4割収穫減となった生産者も多数いた。              
・管内JA全体では、約15%程度の減少と予測している。


[規格・品質]
・M寸が多数を占めているが、品質に問題は無い模様。


[今後の生育・出荷見通し]
・調査地区においては、小粒傾向となる可能性大。      
・他の地域ではほぼ例年通りの見込み。 


[その他特記事項]
・調査地区と同地域内でも、山辺の方は、疫病被害は少ないようで
 ある。 
・次年度に向け、種芋の洗浄をJAは呼びかけている。

    
[写真の補足説明]
《1枚目》
 ・収穫の始まった圃場全景。                          
 ・写真遠方で、収穫の様子が写ってる。 


《2枚目》
 ・芋茎の折れ具合は例年通り(上段同圃場)。                   
 ・この圃場では、疫病の被害は比較的少ない。 



《3枚目》
 ・収穫作業近景。
 ・掘り越し機は田植え機を改造したもので、堀こぼしがないか、
  一度掘り起したところを再度掘り起こしを行っている。


《4枚目》
 ・分別された芋の大きさ比較(M寸・L寸が多い)。               
 ・疫病により、芋が成長しなかった。


《5枚目》
 ・疫病により、芋頭(親芋)が機能せず、子芋から茎が出てきた。        
 ・子芋が頭の機能を果たそうとするため。                  
 ・こちらの生産者は、収穫量例年の4割減になるのではと気落ち
  していた。
                   

調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[前年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
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大野市
上庄地区
 前年並み やや不良 平年並み -
3



9

26

[天候]
・9月上旬は雨天日が続いたが、中下旬は晴天・高温の日が続いて
 いる。


[生育状況]
・芋茎の高さ、1.5m〜2mと圃場により高低差がある。


[病害虫発生状況]
・5月のヨトウムシ発生に続き、8月上中旬移行福井県内初のサトイモ  
 疫病が発生した圃場が多数有…各圃場毎に2〜3回の防除を行う
 ようJA指導あり。


[今後の生育・出荷見通し]
・サトイモ疫病により、1割程度収穫が減る(2L以上が減る) 
 のではないかと、生産者は心配していた。


[その他特記事項]
・JAは疫病被害拡大防止のため、こまめな子芋茎刈・畝間灌水の
 実施も呼びかけている。
    
[写真の補足説明]
《1枚目》
 ・この圃場では、芋茎の高さが2mを超えるものもある。


《2枚目》
 ・指先には、サトイモ疫病の斑点 
  (1枚目と同一圃場内)…福井県内では初めて発生。


《3枚目》
 ・疫病被害のない圃場…芋茎の折れもほぼ例年並み。


《4枚目》
 ・手作業による、畝間の整地。
  (1枚目〜3枚目とは別の圃場)。


《5枚目》
 ・芋茎まで疫病が及んでいるものもある(4枚目と同一圃場)。



《6枚目》
 ・疫病が及んだ芋茎を刈り取っている…JAの指導を実践。                    

調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
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作況
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生育進度
[平年比]
出荷進度
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生育期
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上庄地区
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7

24

[天候]
・7月中旬は雨天日が続いたが、下旬は晴天の日が続いている。


[生育状況]
・7月中旬は雨天日が続いたが、下旬は晴天の日が続いている。


[病害虫発生状況]
・ヨトウムシの発生が例年より早かった(5月下旬より発生)。


[その他特記事項]
・冬場の降雪が少なかったため、ヨトウムシの発生が早かった。     
・例年は発生しても、7月頃からである。
    
[写真の補足説明]
《1枚目》
 ・この圃場では芋茎の高さ、1m程度。


《2枚目》
 ・指差した先に、ヨトウムシによる縦の亀裂がみられる。


《3枚目》
 ・さらに拡大…葉の右上部分。


《4枚目》
 ・こちらの圃場の芋茎の高さは、70cm程度。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
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作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
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定植期
大野市
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1



5

2

[天候]
・定植期は、温暖な日が続いた。
[今後の生育・出荷の見通し]
・豊作を期待。
[写真の補足説明]
《1枚目》
 ・機械で植えた後の、手作業による捕植。


《2枚目》
 ・機械で植えた後の、手作業による捕植…定植後、土を被せている。


《3枚目》
 ・定植後の圃場。


《4枚目》
 ・同じく、定植後の圃場。
 ・土を被せた後は、畝間に通水。


《5枚目》
 ・定植後の圃場…土の被せ方がやや大雑把。


《6枚目》
 ・同じく、定植後の圃場…畝間の通水は未だ行っていない。
 ・定植直後のため、捕植・通水は後日。