北海道(秋にんじん)

播種期 定植期 収穫期 出荷最盛期
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
NEW
収穫期
富良野市 平年並み
ホクレン調べ
前年比101%
やや良 やや早い
+3日程度
早い
+3日~+5程度
4



9

18
[天候]
・9月は全般的に気温が高めで晴天の日が多く、台風15号の影響による
 猛暑日も記録した。
・一方では、天候の変化が著しく、前線を伴った低気圧による降
 雨や、一部地域で突然雷雨に見舞われた日もあった。

[生育状況]
・生育・収穫ともに概ね順調に経過しているが、天候が不安定なことや、
 昼夜の温度差が大きいこと等もあり、後半にんじんの肥大が思いのほか伸び
 ていない。
・収穫作業は約100ha(全体の7割弱)を終え、例年並みの10月中旬頃
 には終了する見通し。





[病害虫発生状況]
・早期防除の徹底により比較的少なく被害は見られない。
・また、例年より抽苔も少ない。



[規格・品質]
・規格別ではL~4割、M~3割、LL~1割、S~1割、その他~
 1割で、 前回とほぼ変わらないが、後半にんじんに割れ等の被害が多く
 見られ、歩留りは前回を下回る60%程度に落ちている。
 
[出荷状況]
・依然、相場環境が厳しいものの、お盆明け以降、回復する兆しが見えた
 ことから、規格出荷制限(L、Mのみ)を解除し、通常出荷に戻して
 いる。 
  

[写真の補足説明]
《1、2枚目》
・同一圃場(南ふらの町高台)
・一般的な圃場より良質な圃場        
・播種日:6月15日頃
・収穫日:9月20日頃(予定) 
・品種~晩抽天翔          
  
《3枚目》
・収穫されたにんじんを選荷場に搬入する作業風景。


《4枚目》
・洗浄後のにんじん(規格選別前)。
・この後、ローラー間で規格選別。


《5枚目》
・目視選別作業風景(割れ、傷、傷み等の除去)。


《6枚目》
・箱詰め後の製品にんじん(規格Lサイズ)。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
 
収穫期
富良野市 平年並み
ホクレン調べ
前年比101%
やや良
歩留り60%
以上
やや早い
+5~+7日程度
早い
+7日~+10程度
3



8

22
[天候]
・8月前半の気温は平年並で、前線を伴った低気圧の影響により一部
 地域で降水量が多かったものの、日照時間は平年を上回った。
[生育状況]
・作況は、概ね順調に推移しており病害虫や抽苔の発生も少なく、
 作柄・品質ともに良好となっている。





[規格・品質]
・現在約60ha(全体の4割程度の収穫を終え、規格別ではL4割、M3割、
 LL1割、S1割、他1割で、歩留りも60%を超えている。



[今後の生育・出荷見通し]
・作付面積の多い高台や山間地を収穫する予定で、肥沃な地帯であること
 から最終的に歩留りは65%を超え、反収も粗原で5㌧を上回ると予想さ
 れる。
  
[その他]
・市場相場の下落に伴い、JAではL・Mのみを出荷対象とし、S・B品を
 出荷止めにする対策を実施している。 
  

[写真の補足説明]
《1~4枚目》
・同一圃場 (市街地下台)
・4月27日に播種した圃場。
・品種:晩抽天翔(真空播種機使用)            
・収穫:8月23日予定。(調査日の翌日)                       
・当初、お盆前に収穫する予定で、枕掘り(①上の中央部)を行ったが、
・生育遅延により一旦中断。
・茎葉黄変により、生育への進展が見られないことから収穫を開始。
      
※上記圃場は、一般慣行区より劣る圃場
 (雑草負けによる生育遅延が主な原因)  


《1枚目》
・お盆前に枕掘りを実施。(一旦中断) 

《2枚目》
・雑草負けによる生育遅延が見られる。

《3枚目》
・茎葉部の黄変が見られる。

《4枚目》
・草丈・葉数ともに一般慣行区からは劣る。


《5~7枚目》
・同一圃場 (市街地下台)
・5月5日に播種した圃場。
・品種:晩抽天翔(真空播種機使用)             
・収穫:8月23日予定。(調査日の翌日)                      
・5月上旬の遅霜により発芽不良が見られた圃場。                   
 
※市街地の圃場は収穫を終了。

《5枚目》
・草丈は一般慣行区よりやや劣る。


《6枚目》
・草勢はあるが、草丈は一般慣行区からは劣る。


《7枚目》
・にんじんも一般慣行区よりやや小さい。




調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
 
収穫期
富良野市 平年並み
ホクレン調べ
前年比101%
やや良 やや早い
+2~5日程度
-
2



8

8
[天候]
・7月は全般的に気温が高めであったが、曇天が続き降水量・日照時間
  ともに平年を下回った。
[生育状況]
・7月上旬以降、降雨が見られない地域が多い中、この地域は比較的
 降雨に恵まれたため、作柄・品質ともに平年作を上回っている。
 (反収~R1:4.4t/10a、平年:3.8t/10a)。








[病害虫発生状況]
・定期的に防除を実施しているため、病害虫の発生も少なく、にんじん表面の
 肌荒れや割れも見られない。



[今後の生育・出荷見通し]
・7月22日(昨年7月25日)から選別作業を開始し、現在で約40ha(全体の
 3割弱)の収穫を終了している。
・規格別では、L40%、M35%、2L10%、S15%で、B品・規格外はほと
 んど見られない。
・生食用の製品歩留りも63%で加工用も含めると90%以上で廃棄原料
 (R1:1割、H30:5割)はほとんど出ていない。
・原料入荷も順調で、日産120t(フル操業)の選別を行い、盆前は8月
 13日で一旦終了するが、盆明け8月17日から創業を再開する予定。
・選別作業の終了は10月10日頃を見込んでいる。
 (平年より10~14日早い終了)。
・現在、収穫しているのは4月下旬に播種したにんじんを収穫しているが、
 5月のゴールデンウイークに播種したにんじんに遅霜や干ばつ等による
 生育遅れが見られるため、歩留りが下がる予想をしているものの、最終
 的には平年作を上回る見通しとなっている。
 (状況的には29年産と同様)。    




[写真の補足説明]
《1~4枚目》
・同一圃場~収穫作業中の様子。
・収穫機は2条堀。
・JA委託業者が収穫・運搬。 
・4月26日頃に播種した圃場。
・品種は「晩抽天翔」                  
・草丈・草勢ともに良好で、2L、Lサイズの人参が中心。                
・圃場で廃棄される人参は殆ど見られない。  



《4枚目》
・中心部に筋状の生育障害(高温障害か?)が見られる。


《5、6枚目》
・1から4枚目と別圃場。                                  
・4月28日頃に播種した圃場。
・品種は「晩軸天翔」。                
・1から4枚目の圃場より草丈が低い。
 (8月9日収穫予定)。                   
・当該地区市街地の下台はこの圃場で終了。
・明日以降、高台・山間部に移る予定。



調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
 
播種期
生育期
富良野市 平年並み
ホクレン調べ
前年比101%
やや良
やや早い
+2~4日程度
-
1



6

26
[天候]
・例年より雪解けが早く播種作業は4月13日(+5日)から開始し、
   6月21日(+7日)には終了した。

[生育状況]
・作況は、播種後の雨不足や5月後半からの晴天・寡雨による干ばつ傾向
   に伴い緩慢となるが、その後、少量ではあるが降雨があったが、圃場
   の乾燥状態解消までには至っていないものの、比較的順調な生育と
   なっている。
[病害虫発生状況]
・また、管理作業や病害虫防除も適期に実施しており今後の生長が期待さ
 れる。
[今後の生育・出荷見通し]
・収穫開始は例年7月25日頃からであるが、本年は7月20日頃
 (+5日)に早まる予定。今後の天候(特に雨量)が品質(割れ等)
   に大きく影響するため、JAとしても生産者に注意を呼びかけている。
 品種は「晩抽天翔」「向陽2号」がほぼ同面積で、JA取扱面積は151ha
 (△20ha)となっている。

[写真の補足説明]
《1、2枚目》
・4月16日に播種した圃場(播種後、約70日程度で生育は比較的順調)。
・品種:晩抽天翔
・7月20日頃には収穫予定。
 (播種後、90~100日後に収穫)。 


《3、4枚目》
・4月18日に播種した圃場(播種後の旱魃により《1,2枚目》の圃場
 より生長が遅れてはいるがほぼ平年並の生育状況)。
・品種:晩抽天翔
・《1、2枚目》の圃場より抽苔がやや多いが、ほぼ平年並。