茨城県(夏ねぎ)
播種期 | 定植期 | 収穫期 | 出荷最盛期 |
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
収穫期
|
茨城県西 | やや増加 | 平年並み | 平年並み | やや遅い | ||
4 回 目 8 月 21 日 |
[天候]
・前回調査時前の低温・多雨傾向から転じ、その後は高温・多雨の傾向と なった。 ・また、梅雨明けが平年より8日遅い7月下旬であったため日照不足が 続いたが、梅雨明け後は好天の日が多く、気温は終始高温で推移した。
・伸長程度は充分であるものの、梅雨明け後の高温・少雨傾向により 生育が停滞したこともありやや肥大不足がみられる。
・梅雨明けが遅く高温多湿傾向の天候が長かったことから、軟腐病、 白絹病等の病害がやや多い発生となった。 ・アザミウマ類等の虫害については、発生初期に防除を徹底したことも あり、被害拡大には至らず平年並み。
・多雨による土壌の慢性的な泥濘化により、掘り取り・洗浄作業が潤滑に
[規格・品質]
行えなかった地域もあることから、平年に比べやや遅めの傾向となって いる。
・引き続きやや細身のL・2L中心でややL多め。
[今後の生育見通し]
(出荷規格について、今期より外皮2枚剥離が必要となったため、 生育状況に依らず全体的に平年よりやや小ぶりでの出荷となった ことにも起因する) ・品質は、多雨の影響によりやや軟弱傾向。 ・夏ねぎについてはほぼ生育が終了し、平年どおり秋冬ねぎへと移行の 見通し。
・影響が懸念された8月の超大型台風や集中豪雨の通過による被害は みられなかった。
《1、2枚目》 ・8月中旬〜9月に収穫。 ・やや細身の傾向。病害虫の顕著な発生はみられない。 ・下段は外皮2枚を剥離した状態。
《3、4枚目》 ・8月下旬〜9月収穫予定。 ・アザミウマ類が散見されるが概ね順調な生育。
| ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
|
茨城県西 | やや増加 | 平年並み | やや遅い | 平年並み | ||
3 回 目 7 月 16 日 |
[天候]
・5月までの高温・少雨傾向から一転、6月から7月の調査日までは低温 多雨が続き、日照不足となっている。
・5月までの日照不足により、伸長程度に対し、やや肥大不足の傾向。
・5月まではやや多発傾向とみられたネギハモグリバエは6月に防除を 徹底し、平年並みの発生に落ち着いた。散見されていたアザミウマは 平年並み。 ・また、べと病、赤さび病については平年より少ない傾向にあるが、黒斑病、 白絹病がやや多い発生である。
・土壌の泥濘化による掘り取り・洗浄の作業効率の低下に伴い、出荷がやや
[規格・品質]
遅れ気味の圃場もみられる。
・やや細身のL中心、品質はやや軟弱傾向。
[今後の生育見通し]
・生育中の9月出荷分については、病害虫防除の徹底と、梅雨明け後の天候 回復次第で生育が進む見込み。
・6月の大雨による顕著な被害はなし。
《1〜3枚目》 ・L中心で7月〜8月出荷予定。やや黒斑病、白絹病の発生がみられるが、 当圃場においては被害拡大には至っていない。
《4枚目》 ・8月出荷予定。
《5枚目》 ・9月出荷予定。 ・現在はやや太り不足。
| ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
生育期
|
茨城県西 | やや増加 |
やや良 (見込み) |
やや早い ※前年同時期比 110〜120%程度 |
やや早い ※前年同時期比 110〜120%程度 |
||
2 回 目 5 月 24 日 |
[天候]
・前回調査日以降、調査日までの対象産地近辺の降雨量は平年比約120%、 日照時間は平年比約110%、気温も平年の平均値を約0.7℃上回り、作物の
生育を助長した。 ・好天候のもと、伸びが早く、概ね順調に生育。
・産地によりアザミウマ及びネギハモグリバエの発生が見られ、注意喚起を 行っている。 ・アザミウマは前回調査時の散見程度よりやや多発、ネギハモグリバエは 産地圃場により多発傾向となっており、被害拡大の防止を図っている。
・生育が前年より1〜2割程度早いため、出荷もやや早めで推移の見込み。
[規格・品質]
・産地によりやや細めの傾向であるが、伸びが良く概ね良好。
[今後の生育見通し]
・L・2L中心 ( L多め )。 ・現在、一部で多発している病害虫による肥大拡大に至らなければ、概ね 順調な生育が見込まれる。 《1枚目》 ・土寄せを施し6月より出荷予定。 ・本圃場で病害虫の顕著な被害は見られず順調な生育。 ・規格はL主体。
《2枚目》 ・7月より出荷開始予定。
《3枚目》 ・8月より出荷開始予定。 ・いずれも、産地で発生がみられるネギハモグリバエやアザミウマの被害 拡大には至っておらず順調な生育。
《4、5枚目》 ・9月出荷予定。 ・病害虫の発生は見られず順調な生育。
| ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
|
茨城県西 | やや増加 |
やや良 (見込み) |
やや早い |
やや早い (見込み) |
||
1 回 目 4 月 24 日 |
[天候]
・4月は調査日までの期間、調査対象地域近辺の降水量は34mlと少な かったが、生育期の3月は平年を約200%近く上回る多雨であった。 ・また、生育期の日照時間は平年比約113%、気温も平年より2.5℃
上回った。 ・太り、伸び共に順調な生育。(産地によりやや細めの傾向が見られる。) ・圃場によりアザミウマが散見されるが、目立った被害は見られない。
・既に出荷が開始されており、若干早めで推移の見込み。
[規格・品質]
・産地によりやや細めの傾向であるが、概ね良好の見込み。
[今後の生育見通し]
・天候次第ではあるが、顕著な天候不良や病害虫の発生がなければ、 このまま順調な生育が見込まれる。 《1枚目》 ・6月より出荷予定。 《2枚目》 ・7月より出荷予定。
《1、2枚目》 ・やや早め、圃場により微少のアザミウマが散見される程度で、順調に 生育。
《3、4枚目》 ・7〜8月出荷予定。 ・順調に生育。 ・病害虫の発生は見られない。
《5枚目》 ・9月出荷予定。 ・順調に生育。 ・病害虫の発生は見られない。
|