・今年の12月は例年にない寒波に襲われ、異常な低温が続いている。そのため生育がかなり遅れており、出荷制限を行っている農家も目立つ。
・当地域は施設栽培が主力の地域であるが、低温で生育が止まる場合は、施設であっても保温資材を用いたべたかけ栽培で生育促進を行う農家が多い。

・病害虫の発生は止まっており、ほぼ無農薬で収穫できている。

・出荷量が低迷しているにも関わらず、市場での価格は低迷している。

・年末に向けて栽培を調整している農家が多いと思われ、こまつな需要が最も大きい年末に向けて十分な出荷量は確保できると思われる。

・上段：施設内でべたかけ栽培を行っている様子である。
・下段：べたかけ資材を外し、収穫適期となったこまつなの様子を収めたものである。

・11月となり気温が下がってきたため生育は遅れてきたが、ほぼ平年並みである。
・播種から40〜50日程度で収穫されている。株がよく太り株重は大きくなってきている。

・アザミウマ類の被害が止まっていない。葉の奇形が目立っている。

・市場への出荷量は例年通りであるが、価格は低調気味で安価が続いている。

・年末に向けた生育・出荷の見通しは、例年通り（計画通り）と思われる。

・上段：収穫期のこまつなである。株は綺麗に揃っている。
・下段：中央部の葉は、アザミウマ類の被害により奇形となったものである。
この現象は、生育初期に害虫の被害を受け、葉が綺麗に展開できなかったことによる。 害虫はネギアザミウマと思われるが、効果の高い農薬がない状況である。

・10月は低温が続き、その影響で生育が遅れている。
・施設栽培のため温度は確保できているが、平年より収穫まで時間がかかっている。

・アザミウマ類が多く発生している。白さび病への対応は出来ているため罹病は少ない。

・市場への出荷量は例年通りであるが、価格は低調気味で安価が続いている。

・一束500〜700ｇが平均であり、品質は大変優れている。

・例年通り（計画通り）と思われる。

・上段：収穫期のこまつなである。適期をやや過ぎており株は大きい。
・下段：収穫・結束されたこまつな束を鉄製のカゴに入れた写真である。
　 農家によってはこのまま水槽で水洗いして根に付いた土を落とし、水を切った後に段ボールの出荷箱に詰めて市場出荷する。
　 この鉄製のカゴは江戸川区特有のものである。

・先月に続きの乾燥と曇天の影響で、生育が遅れ徒長気味となっている。
・施設栽培のため温度は確保できるため草丈は伸びているが、株の太りは今ひとつである。

・アザミウマ類、アブラムシが多く発生しており、栽培管理を難しくしている。

・市場への出荷量は例年通りであり、価格は低調気味である。

・一束500〜700ｇが平均であり、品質は大変優れている。

・例年通り（計画通り）と思われる。

・上段：収穫期のこまつなである。株は細いものの順調に生育している。
・下段：施設出入り口のため、降雨の影響で土が付着している。葉についた土の汚れは結束後、きれいに水洗いされるため、出荷時の品質に影響はない。

・4、5月の乾燥と低温の影響で、生育が概ね1週間程度遅れていて、収穫まで日数がかかっている。
・生育が緩慢なため、冬季のこまつな荷姿に似ており、株が太くなっている。

・ここにきてヨトウムシ、アザミウマ類、アブラムシが多く発生しており、栽培管理を難しくしている。

・市場への出荷量は少ないものの、価格は低調気味である。

・一束500〜700ｇが平均であり、品質は大変優れている。

・例年通り（計画通り）と思われる。

・上段：収穫期のこまつなである。乾燥の影響が認められる。
・下段：結束される前のこまつなである。この地域はロゴマーク入りの結束ビニールを使う。

・恵まれた。産地は施設栽培主体のため天候の影響を受けにくい。

・良好であった。
・寒暖の差も小さく、安定した気温だったため、収穫は安定し、平年よりやや良かった。

・キスジノミハムシが例年よりかなり早く発生している。アブラムシの発生も認められたが、生育に大きな影響はない。

・平年並みで東京都中央卸売市場への出荷が中心である。価格は低調である。

・一束500〜700ｇが平均であり、品質は大変優れている。

・例年通り（計画通り）と思われる。

・上段：収穫期のこまつなである。手前から収穫が始まっている。
・下段：結束されたこまつなで、この後作業所で水洗いされ、箱詰めされる。