北海道(ばれいしょ)

播種期 定植期 収穫期 出荷最盛期
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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出荷最盛期
倶知安町 減少 やや不良
〜不良
平年並み 早い〜
平年並み
10

21
[天候]
・6月の長雨・日照不足、夏場の高温そして連続した台風の影響により、収量や商品化率は近年の中では悪い年となった。
[出荷状況]
・収穫作業はほぼ終了し、倉入れも順調に進んでいる。
[規格・品質]
・流失した圃場や長時間冠水し腐敗した圃場が見られ、湿害による圃場間格差が発生し、馬鈴しょ総体的に小玉傾向となっている。
・調査産地は台風の被害はないが1株当たりの球数は多く、小玉傾向となっているが、空洞・変形・キズ等の発生は少なく歩留まりは良好である。
[今後の生育・出荷の見込み]
・前年と比較すると出荷量は少なく、今後は、計画的な年内出荷進度に基づいた出荷が見込まれる。
[写真の補足説明]
・全て馬齢しょの選果場の写真。
・上段:選果するため、大コンに入った馬齢しょを傾けて、選果ラインに投入しているところ。
・中上段:幾つかの選果ラインを通過して、腐れ等の不良品を除いているところ(目視による選別は同ラインで複数している)。
・中下段:規格別に10kgダンボールに詰められた状態で、この後、上蓋が閉じられる。
・下段:規格別にパレットの上に置かれた状態で、出荷を待っている。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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生育期
倶知安町 減少 平年並み 平年並み
8

10
[天候]
・7月に入って天候は回復してきたが、降水量は上旬と下旬に多く、7月末には大雨となった。
[生育状況]
・晴れ間を見て防除等の肥培管理を徹底し行った。
・生育は順調で、懸念されるほどの病害虫の発生はないが、圃場間の格差が見られる。
・全道的には生育は平年並みであるが、地域間格差が見られる。
[出荷状況]
・「とうや」は8/5から選果し出荷している。
・「男しゃく」は受け入れを始めたが選果は8/18頃を予定している。
[今後の生育・出荷の見込み]
・7/25坪堀調査を実施し、再度8月末に行うが、男しゃくは1株当たりの球数が多く、1個重は少ないことから、小玉傾向が見込まれる。
・「とうや」を中心に入庫は順調で、今後計画的な出荷となります。
[写真の補足説明]
・上段:赤線の上が男しゃくで茎葉枯凋期の圃場。地中の芋に養分を送る。
 赤線の下は収穫した跡。
・中上段:ポテトハーベスターという機械を使って天気の良い日に収穫する。
・中下段:茎葉処理後で、収穫間近の圃場。
・下段:JAの貯蔵庫に搬入された「とうや」、皮ムケなく品質良好。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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生育期
倶知安町 減少 平年並み 平年並み
6

29
[天候]
・全道的に6月のひと月は、低温・日照不足・曇雨天と不順な天候が続いた。
[生育状況]
・播種作業は5月中旬には、ほぼ終了した。
・培土作業の遅れや軟弱徒長気味に生育するなど圃場(地域)間差が見られるが、作柄は総じて平年並みに推移。
・開花は、とうやは7〜8部咲き、男しゃくは咲き始めとなっている。
[病害等]
・今週から天気が回復し、防除作業に入っている。
・病害虫の発生は見られないが、圃場が過湿状態になっていることから病気の発生が懸念される。
[今後の生育・出荷の見込み]
・いずれにしても今後の好天に期待し、防除の徹底を図ることが重要である。
[その他]
・調査日の気温は25度を超える夏日で風もあり乾燥した空気であった。
[写真の補足説明]
・前回調査した圃場です。
・写真の圃場は、倶知安地区でも水はけ等比較的条件が良い地帯。
・上段:4月上旬から5月上旬に植え付けた圃場で赤線より下が男しゃく、上がとうや。
 男しゃくは花が咲き始め。
・中上段:男しゃくで欠株なし、病害の発生も見当たりません。培土もしっかり。
・中下段:上2枚と同じ圃場ですが、品種は「とうや(白い花)」です。草丈60cm。
・下段:中上段と同じ圃場でとうやで、病害虫の発生なし。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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播種期
倶知安町 減少
5

11
[天候]
・融雪は順調に進んだが、それ以降、雨が多く気温が上がらない日が多かった。(昨年も5/11に調査しているが、圃場は乾燥し風で土が舞う状態であった。)
[生育状況]
・植え付けは平年通り、4月下旬から始まり、5月中にはほぼ終了する見込み。
・早出し馬齢しょの作付進度は60%、馬齢しょ全体で見るとまだ、17%程度の進度となっており、平年並みの進捗状況。
・調査日も雨が降っており気温が低く、低地の圃場では冠水しているところが見られた。
[今後の生育・出荷の見込み]
・天候の回復を待って植え付け作業を急ぎ取り進めたい状況。
・農作業は全道的に同様と思われる。
[その他]
・馬齢しょは、他作物(麦など)との輪作体系(大体4年サイクル)で栽培するのが基本。
・本年の作付面積は現在集約中であるが、減少傾向と思われる。
[写真の補足説明]
・上段:倶知安町馬齢しょの播種状況。5/10撮影。
 トラクターにポテトプランタという機械を取り付けて馬齢しょの播種作業を行っている様子。
・中上段:植え付け後の圃場の状況。5/10撮影。上段とは別の圃場。
・中下段、下段:5/11調査時に撮影した圃場。雨が降っており、気温が低い。冠水はしていない圃場。
 植え付け作業は雨により停滞、今後も雨が続くと播種作業の遅れが懸念される。