・9月上旬は晴天が多かった。
・台風18号やその後の大雨の被害はなかった。

・7月の高温で倒伏が早まったため、
　極早生種・早生種の作型は玉の仕上がりが例年に比べ早い。
・収穫作業は順調に進み、ほぼ終了している。
・調査JAの倉入れ進度は約2割5分。
・前年は8月の連続した台風の影響で収穫作業に遅れが出た。

・たまねぎの受け入れと出荷を並行して行っているが、
　市場在庫に余裕が出たため出荷をコントロールしている。
・最終受け入れは11月まで続く。

・消費地で極早生種に肌腐れ等の品質低下がみられたが、現在は問題ない。
・規格別の発生割合は、L > L大 > 2L、M > S 。
・正品歩留まりは9割5分弱。

《上段》
・選果をする最初の段階。1.5tの鉄コンテナに入ったたまねぎを投入する。
《中上段》
・ブラッシング等のいくつかの工程を経て、腐れ等を除去する作業。
・この工程の後、機械で規格別に選別される。
《中段》
・20kgダンボールに入った状態で、乾燥状態も良く品質良好。
《中下段》
・出荷のためコンテナを選果場に横付けして、
　選果場内で積み込み作業を行っている。
《下段》
・JAの貯蔵庫で保管されている状態。
・来年の4月、5月までの長期出荷を計画している。

・8月は気温が低く、雨の日もあったが比較的安定した天候で推移。

・晩生種まで倒伏しており、根切り作業は90％完了。
・収穫作業の進捗率は30％。

・病害虫の発生はみられないが、
　水ヤケしたほ場や高温障害により倒伏が早まった圃場がみられた。

・JAの選果は8月5日から開始し、順調な入庫で計画的な出荷を進めている。

・規格別の発生割合は、L大、L > 2L > M 。

・上段、中上段：早生種のオホーツク222。同一圃場。
　　　　　　　　収穫作業の様子と収穫直前のたまねぎの近接写真。
・中下段：中生種の北もみじ2000、根切り前のほ場。
・下　段：JAの選果場で保管している様子。順調に入庫している。

・6月は気温が低く、日照不足。
　記録的な大雨等で、降水量は多かった。
・7月は一転して連日猛暑日で、高温・多照・少雨が続いている。

・全体の作柄は平年並みに推移。
・早生種の倒伏は平年より7日程度早く、
　中生種以降の品種の倒伏も始まってきている。
・極早生種の根切り作業は終了しており、今後本格的に行われる。

・病害虫の発生はみられないが、
　6月の多雨の影響で水ヤケしたほ場がみられる。

・JAの選果は8月4日頃を計画している。

・上　段：早生種のオホーツク222、生育は順調。
　　　　（7月18日撮影）
・中上段：水ヤケしたほ場、葉の一部が黄色く変色。
　　　　（7月10日撮影）
・中下段：早生種のオホーツク222、倒伏している。
　　　　（7月26日撮影）
・下　段：極早生種　根切り中(線の上)、根切り済み(線の下)。
　　　　（7月26日撮影）
　※写真は全て違うほ場で撮影したもの。

・融雪が早かった。
・４月下旬に大雨等があり、天気・気温の変動が大きい。

・ 定植作業は4月13日頃から開始5月中旬にはほぼ終了。
・大雨等の影響で作業が滞ったが、全体的には順調に進んだ。
・生育は早めに進んでおり、全道的にも生育はやや早めに推移している。
・作柄は良好。

・6月21日〜22日の降雨により、
　ほ場によっては水はけが悪く水やけがみられる。
・病害虫の発生は見られない。

・今後の降雨によっては更にほ場が加湿状態となり、
　防除や除草の管理が不十分となるため、
  天候の回復と好天が続くことを望んでいる。

・上　段：極早生品種の北はやて2号。3月28日定植。
（全道一早い定植ほ場）
・中上段：上段と同一圃場であるが畝違い。
玉が肥大している。
・中下段：上段、中上段と異なるほ場。
品種は北はやて2号、4月15日頃定植。
水やけがみられる。
・下　段：右側が中上段のほ場。
左側の品種は早生のオホーツク222。
5月上旬に定植。
  雨の影響もあり、ほ場は過湿状態。