広島県(ほうれんそう)
播種期 | 定植期 | 収穫期 | 出荷最盛期 |
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
播種期
出荷最盛期 |
庄原 | 前年並み | 不良 | 平年並み | 平年並み | ||
10 月 31 日 |
[天候]
・7月下旬以降の高温少雨が8月24,5日まで続いた。
[生育状況]
・その後9月、10月は、気温は高めに推移したものの、降雨や曇天による日照不足等、天候不順が続いた。
・7月中旬以降気温は高めに推移し、乾燥状態から生育不良、生育遅延となったが、9月以降は一転降雨や曇天による日照不足が続き、生育は全般に不良となった。
[病害等]
・指定産地の秋冬だいこんもやや不良で、10月中旬までB品が多くなった。
・依然シロオビノメイガの発生が多い(葉の食害)。
[出荷状況]
・出荷数量は、上記の理由で、盆過ぎにはかなり少なく、平年の約8割以下となった。8月下旬にはやや持ち直したものの、今度は9月以降の天候不順によりその後の出荷が平年の7〜8割となった。
[規格・品質]
・10月下旬からはかなり持ち直しているものの、指定産地全体では今まで平年の約8割の出荷となっている。なお、主力地域の1つである高野町は、11月初めには終了予定。
・現在は、品質的には特に問題はない。
[今後の生育・出荷の見込み]
・気象は低下してきたが、指定産地全体では、今後は平年並みに推移するものと思われる。
[写真の補足説明]
・上段、中上段:播種後40日程度。他のハウス5棟は終了し、最後のハウスであるが、生育はかなり持ち直している。
現在収穫中で、品質はまずまず。このハウスは11月初めまで収穫予定。 この地域はほぼ終了。 ・中下段、下段:終了したハウス。 ・中下段:終了直後で、一部取り残しが見られる。まだビニールも張られている。 ・下段:ビニールを撤去している。終了したハウスは順次ビニールを取り除き降雪に備える。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
播種期
出荷最盛期 |
庄原 | 前年並み | 不良 |
遅い (14日程度) |
遅い (14日程度) |
||
8 月 31 日 |
[天候]
・特に7月下旬以降は高温少雨となり、これが8月24,5日まで続いた。
[生育状況]
・特に雨量は、7月下旬から8月中旬にかけて17.5mmしかなかった(平年159.7mm)。 ・また、この間、旬別の最高気温も平年より1〜2℃高かった。
・7月中旬以降8月中旬まで、気温は高めに推移し、乾燥状態から生育不良、生育遅延となり、盆過ぎまでは出荷が大幅に遅延・減少した。
[病害等]
・8月末になると、降雨も安定して見られるようになり、気温も低下してきたため、生育は回復してきた。
・シロオビノメイガの発生が多い(葉の食害)。
[出荷状況]
・出荷数量は、上記の理由で、盆過ぎにはかなり少なく、平年の約8割以下となり心配したが、天候が落ち着いてきたため、今後さらに回復してくると見込んでいる。
[規格・品質]
・灌水はするものの、圃場全体が乾燥しているため、カルシウム欠から芽が黄化するなど、B品がかなり多くなっている。
[今後の生育・出荷の見込み]
・気象も平年並みに回復してきており、それに伴って、出荷量も回復してきており、今後は比較的順調に推移するものと思われる。
[写真の補足説明]
・上段:播種後10日程度。欠株はあるが、特に問題なし。
・中上段:播種後20日前後。高温、少雨により欠株や生育不良による不揃いが目立つ。 ・中下段、下段:播種後30日程度。高温少雨により、生育遅れ、欠株等が目立つ。 生育が進んでいるため、中上段の写真ほどには目立たないが、ハウス全体に欠株等が見られる。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
播種期
出荷最盛期 |
庄原 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 平年並み | ||
7 月 7 日 |
[天候]
・6月に入っても平均気温は少し高めであったが、6月下旬から7月上旬にかけて長雨・日照不足となっている。
[生育状況]
・6月に入っても少し気温は高めに推移し、前進出荷気味であったものの、6月下旬から長雨が続き、日照不足から軟弱徒長気味で、このところ収量が減少気味。
[病害等]
・一部抽台が見られる。
・シロオビノメイガの発生が多い(葉の食害)。
[出荷状況]
・今後長雨、日照不足が続くと萎凋病が心配される。
・出荷数量は、全体的には平年並みとなっているが、ここ2週間は減少している。
[規格・品質]
・葉は厚みがなく、軟弱徒長気味で、かつ3Lが多くなっている。
[今後の生育・出荷の見込み]
・今後暑くなると生育が悪化するが、夜温が低ければ特に問題はない。
[その他]
・全体として出荷量は回復すると思われる。
・全般に各株が軽く、重量が少ないため1袋の本数が多い。
[写真の補足説明]
・上段:播種後5日程度。特に問題なし。
・中上段:播種後15日前後。日照不足により軟弱気味。 ・中下段、下段:播種後30日程度、日照不足により軟弱徒長気味。出荷期であるが、全体に軸が細く、葉色が薄い。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
播種期
出荷最盛期 |
庄原 | 増加 | 豊作 |
早い (10日程度) |
早い (7日程度) |
||
6 月 3 日 |
[天候]
・3月〜5月の平均気温は、平年より高く、日照時間も多い。
[生育状況]
・春の気温が高く、好天により、生育は順調である。
[病害等]
このため、生育は例年よりも早く、前進出荷となっている。(1週間程度)
・特に目立った被害はないが、ダニがやや多い。(新芽が被害を受け黒くなる)
[出荷状況]
・出荷数量は、前年比107%〜108%となっている。
[規格・品質]
・冬物の切り上がりが早く、価格は堅調。
・品質は良好である。ただし、好天から3Lが多くなっている。
[今後の生育・出荷の見込み]
・前進出荷となっているため、このまま推移すると平均回転数が増え、全体としては出荷量が増える見込み。
[写真の補足説明]
・1枚目:ほうれんそう発芽期。
・2枚目:ほうれんそう発芽後10日頃の生育状況(順調)。 ・3枚目:ほうれんそう発芽後10日頃の生育状況の拡大写真。 ・4枚目:ほうれんそう発芽後20日頃の生育状況(順調)。 ・5枚目:ほうれんそう収穫終期の状況(1週間程度生育が早い)。 |