・11月は移動性高気圧に覆われて晴れの日が多くなったが、
　中旬から下旬にかけて冬型の気圧配置になり、寒気が流れ込んで
　気温がかなり低い日があり、下旬は降水量が多くなった。
・12月上旬から中旬にかけて、高気圧に覆われて晴れの日が多くなったが、
　寒気の影響で気温は低く、例年より10日早い12月10日に初霜を観測した。

・前作が残っていて播種が遅れたことと、寒さによって、
　生育進度が2週間程度遅れている。

・目立った病害虫の発生はみられない。

・生育遅れのため減少している。
・東京都中央卸売市場(大田・築地・葛西)への出荷が中心。
・価格は出荷量が少ないため高値となっている。

・一束500〜700ｇが平均で、品質は優れている。

・1月〜2月の天候次第で出荷量が回復していく見込み。

1枚目：10月上旬に播種したほ場。
　　　  本来なら既に収穫が終わっている時期だが、
　　　　今年は収穫できる量が少ないため、市場の求めに応じて
　　　　少しずつ収穫してきた。
2枚目：11月中旬に播種したほ場。生育が2週間程度遅れており、
　　　　1月末に収穫予定。
3枚目：11月末に播種したほ場。1〜2月の天候次第で、
　　　　2月下旬から3月にかけて収穫予定。
4枚目：双葉の葉縁が寒さで黄変したが、生育には影響しない見込み。

・7月上旬､中旬は気温が高く、日照時間も多かった。
・8月上旬から中旬は前線や湿った空気の影響で、曇雨天が多かった。
・9月から10月上旬にかけて、天気が数日の周期で変化した。
・10月中旬は、前線や冷たく湿った空気の影響で曇雨天が多く、
　気温がかなり低く推移し、降水量がかなり多かった。
・10月下旬は、前線や台風の影響で大雨となる日もあり、
　10月30日に強い北風(木枯らし1号)が吹いた。

・日照不足や湿気により、1週間〜10日程遅れている。

・コナガやヨトウムシが発生しているが、適期に防除している。
・ハウス内の湿度が高いため、病気が発生しないように換気に努めている。

・平年並みで、東京都中央卸売市場(大田・築地・葛西)への出荷が中心。
・価格は9月上旬に高騰した後に低調となったが、
　10月下旬の台風通過後に値が戻ってきている。

・一束500〜700ｇが平均で、品質は優れている。

・天候次第で例年通りに回復する見込み。

1枚目：9月下旬に播種したほ場。
　　　  生育が遅れ気味だったが、10月下旬から収穫している。
2枚目：1束500gになるように束ねている。
3枚目：9月末に播種したほ場。
　　　  生育が1週間〜10日程遅れており、11月中旬に収穫予定。
4枚目：10月上旬に播種したほ場。
　　　  生育が10日以上遅れており、11月下旬に収穫予定。

・6月上旬までは前線や低気圧の影響で曇りや雨の日もあったが、
　全般的には気温はかなり高く、日照時間が多く、降水量は少なかった。
・6月7日頃に梅雨入りしたとみられるが、
　6月中旬は気温が低く、日照時間は多く、降水量は少なかった。
・6月下旬に入り、曇りや雨の日が多くなった。

・平年並み。

・害虫被害の多発により収量が低下したほ場がみられた。
・6月に入ってから、コナガやアザミウマ等の発生が多くなっている。

・虫害により平年よりやや減少。
・東京都中央卸売市場(大田・築地・葛西)への出荷が中心。
・価格は期間を通じて好調。

・一束500〜700ｇが平均で、品質は優れている。

・害虫を防除することにより例年通りに回復する見込み。

1枚目：5月下旬に播種したこまつなほ場。
　　　  7月上旬に収穫予定だったがコナガの食害が著しいため出荷しない予定。
2枚目：コナガの食害状況。生育初期に食害され、被害が大きくなった。
3枚目：6月中旬・下旬に播種し、7月下旬に収穫予定のこまつなほ場。
4枚目：播種後1週間で本場が出始めたこまつなの様子。

・３月下旬は寒冷な日が続いたが、4月中旬以降は高温な日もあり、
　寒暖の差が激しい天候であった。
・定期的な降雨があった。
・4月に入ると気温の高い日が続いた。
・4月12日、13日および16日は強風のため一部の施設で被覆が
　破損する被害を受けた。しかし、江戸川区は施設栽培主体の
　産地であり、内作(こまつな)への被害はほとんどなかった。

・おおむね順調だが寒暖の差が激しいこともあり、とう立ちが進み
　一部のほ場では収穫前に廃棄する状況もみられた。
・収量は平年並み〜やや多めであった。
・4月中旬以降は播種から収穫までの生育期間は平年より5日前後
　早まっているほ場が多い。

・目立った病害はみられなかった。
・3月上旬から局所的にアブラムシの発生が多いほ場がみられた。
・3月中旬以降はアザミウマ類の発生数が増加し、
　防除の遅れたほ場では吸汁痕が目立っていたが、生育や収穫物の
　品質に大きな影響はない。

・平年並み。
・東京都中央卸売市場(大田・築地・葛西)への出荷が中心。
・価格は低調。

・一束500〜700ｇが平均で、品質は大変優れている。

・例年通りとみられる。

1枚目：4月下旬に収穫予定のこまつなほ場。
　　　  生育が良く揃い、品質は良好である。
2枚目：収穫作業の様子。
　　　  ほ場で下葉の調整を行いながら結束まで行っている様子。
3枚目：一束500gの規格で収穫・結束されたこまつな。
　　　  業務向けのため通常の市場向けより草丈が長め。