・9月上旬の気温は平年並み、降水量は台風による降雨もあり平年比
   +110mm 、以降は降雨曇天日数多く低温日照不足の傾向で推移 。
　（気温・降水量データは野辺山観測所測定値）

・気温低下に伴い、生育日数は延びてきている。

・降雨と低温傾向により腐敗性病害および細菌性病害の発生が一部で
　見られる。
・発生度合いは品種間差ある。

・9月上中旬の出荷量は、前年比103% 、前々年比98%でほぼ平年並
　みの出荷量となっている。

・等級は16L 中心であるが、やや下位等級の発生が見られる。

・終盤期に入り徐々に出荷者数が減少し、10月上中旬には切り上がりに
　向かう。

・8/上の気温は平年比＋2.1℃、降水量は▲30mmで高温旱魃傾向であったが、8／5以降から台風接近や夕立等の降雨があり旱魃は解消されてきている。（気温・降水量データは野辺山観測所測定値）。

・適度な降雨によって旱魃解消し作柄回復し、生育日数が出荷期間中最短となっており作柄良好である。

・特に問題となるような病害虫の発生はない。

・7/下は高温旱魃の影響で一時的に急減したが(前年比▲15%)、8月上旬から回復し、現状は大玉比率高く平年を上回る出荷量となっている。

・２L比率が50%強と大玉比率が極めて高い。品質は良好。

・現状は適度な降雨があり玉肥大進み病害虫や生理障害等の懸念材料が少ないため、極端な気象変動(ゲリラ豪雨や台風等による多量の降雨など)が無ければ、当面順調な出荷が見込まれる。

・気温は、６月下旬から平年より高く、特に７月中旬の平均気温は平年比
　+1.6〜5.3℃と異常高温が続いている。
・降水量は、７月4日〜6日に150ミリのまとまった降雨があったが、７月
　13日以降から降水が無く強い干ばつ状態が続いている（気温・降水量デ
　ータは野辺山観測所測定値）。

・７月13日以降の高温干ばつにより、結球遅延で生育が極端に鈍ってき
　ている。

・高温による軟腐病の発生が多くなっている。
・結球不良（不結球症状）による生理障害の発生が出始めている。

・７月連休直後までは平年並みの出荷量であったが、その後の高温干ば
　つにより病害・生理障害の発生等でほ場ロスが拡大していることや結球
　遅延等によって、直近になり平年を大きく下回る出荷量となっている。

・作柄悪化する前までは、２L（大玉）比率30％前後で推移してきたが、
　直近では20％前後まで低下している。
・玉肥大が進まないため場所によっては小玉傾向になりつつある。

・高温干ばつが解消されない限り、平年並みに回復するまでには時間を要
　する見込み（適度な降雨が欲しいところだが、ゲリラ豪雨は不要）。
・当面は潅水等で水分を補い生育促進対策を進める。
・二毛作の定植も順次行われているが、根の活着が懸念される。

・気温は、3月〜6月上旬まで平年より高かったが、5月上旬及び6月中旬
　は低温となった。
・降水量は、3月〜5月までは平年比152％と多めであったが、6月上旬は
　少雨で干ばつ気味に推移した。
・入梅は、6月6日（平年6月8日、前年6月7日）とほぼ平年並み。
・直近では、6月20日に纏まった降雨があり、干ばつから解消に向かい生
　育促進に繋がる降雨となった。

・6月上旬までは、気温高と適度な降水量で経過したため順調な生育であ
　ったが、6月中旬は5月上旬定植時の低温と降水量が多かったことや直近
　の低温干ばつから不揃いのステージに入り、一時的に生育が停滞した。
・今後は、干ばつの解消と気温上昇に伴い、順調な生育を見込む。

・特段問題なし。

・6月上旬出荷までの被覆作型は順調な出荷であったが、6月中旬出荷の
　無被覆露地作型は、5月上旬の天候不順と直近の低温干ばつから一時的
　な谷間となった。
・6月中旬までの数量累計で前年比126％、前々年比94％と前進化した前々
　年並みに近いペースとなっている。

・品質は、特段問題なく、玉流れも平年並みである。

・不揃いのステージを抜け、適度な降雨と気温上昇によって順調な出荷を
　見込む。
・今後、長雨や気象災害（降雹・豪雨等）が無ければ、例年どおり7月は
　ピークに入り出荷安定期となる。