茨城県(冬にんじん)

播種期 定植期 収穫期 出荷最盛期
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[前年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
NEW
収穫期
鹿島 やや減少 やや不良
(見込み)
やや遅い
(圃場により20日
程度の遅れあり)
平年並み
(見込み7)
9

20
[天候]
・調査地付近では、梅雨明け後7月下旬より旧盆明け頃までの21日間につい
 て、最高気温30℃前半〜30℃後半で推移し、その間、降雨日(1mm) が
 僅かに1日のみであったため、早期に播種した圃場では深刻な干ばつ
 傾向となったところが多い。
[生育状況]
・ 干ばつ傾向による発芽不良、欠株等生育不良が目立つ一方、平年並み
 の順調な生育状況となっている圃場もある等、播種時期や品種によっ
 ても差異が生じていた。


[病害虫発生状況]
・調査日現在、病害虫の発生は見られないが、台風15号の通過後は、病害
 の発生が懸念されているため、防除の徹底に努めている。

[今後の生育・出荷の見込み]
・病害の発生を防除・抑制すると共に、不測の天候不良がなければ生育は
 順調に進行する見込み。


[その他・特記事項]
・台風15号による影響について県農業技術課調べ (9月18日11時現在) に
 よると、鉾田市のにんじん被害 (茎葉の損傷) の面積は30.0ha、被害額
 4795万7千円と推計されている。(冬にんじん以外及び系統外含む)
 なお、今回の冬にんじん調査圃場での茎葉の損傷は散見される程度であった。


[写真の補足説明]
《1〜3枚目》
・圃場(播種時期)により生育状況に差異あり。
・上段は干ばつ期の播種のため発芽不良と欠株が多く、中段は品種による
 生育の差異がみられた。
・下段は調査圃場の中では概ね順調な生育。


《4〜6枚目》
・圃場により葉数の差異がみられる。
・いずれも現時点で病害虫の発生は無し。
・下段調査圃場での生育状況は概ね良好だが、台風15号の風雨による茎葉部の
 損傷が散見された。