徳島県(春夏にんじん)
播種期 | 定植期 | 収穫期 | 出荷最盛期 |
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
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収穫期
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吉野川流域 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 遅い | ||
6 月 3 日 |
[生育状況]
・本県の春にんじんは例年通り5月末でほぼ終了となるため、この時期、作業している生産者はほとんど見かけない。
[規格・品質]
・ただし、本年も播種時期の台風・雨に見舞われ、播種が遅くなった生産者に関しては6月に入っても収穫作業をしている状況である。
・品質においては、急な気温の上昇があり、長雨による水分過多ということで傷み・病気の心配が大きい。
[写真の補足説明]
・上段:定植が遅れた生産者が収穫をしていたところ。
葉の色・大きさから見て問題はないと思われる。ただし、この時期は収穫してから傷み・病気が出るケースが多いため、洗いの強さ等出荷時の選果選別は非常に重要である。 ・下段:この時期は写真の通り、6月に入ると次作の準備か、次年度のために草を生やさないよう耕している圃場がほとんどである。にんじんが残っている圃場はほぼ見られない。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
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吉野川流域 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 遅い | ||
5 月 25 日 |
[生育状況]
・本県の春にんじんもこの時期になると、生産者もほぼ終了しており圃場に残っていたとしても米や次の作物に取りかかる為引き倒している光景が多く見られる。
[規格・品質]
・品質においては、遅めに定植した圃場については問題ないが、適期収穫が出来なかった圃場のものについては、水分過多・傷みや病気の心配が大きい。
[今後の生育・出荷の見込み]
・例年通り、5月末には県下全体で終了となる見込みである。
[写真の補足説明]
・遅めに定植した生産者の収穫したもの。形もきれいで太りもいい。
・この時期は生産者・圃場・定植時期によって品質にかなりの差が出る。 ・この時期にしては葉も立派であり、収穫したものについても問題ないと思われる。周りの圃場はすでに終了しており、次作の作業に取りかかっている。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
出荷最盛期
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吉野川流域 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 遅い | ||
5 月 20 日 |
[生育状況]
・生育は、大きな問題もなくここまで推移しているが、長雨に当たり気温が一気に上がったことで、葉は大きくなっているが土の下の実はあまり大きくなっていない。
[出荷状況]
・いよいよ本県の出荷があるのは、メイン産地のみとなり、日に日に出荷量が減少している状況である。
[写真の補足説明]
・この時期は出荷した後に傷みがでるケースが多く、品質には十分注意した出荷が必要である。
・終盤に来て葉は大きくなっているが、実自体は小さい。
・また、水分が多く傷みやすい点が心配されており、選果選別には十分注意が必要である。 ・この時期、最後の追い込みということで急ピッチで収穫作業をしているが、本年は雨・曇天が続き適期収穫が間に合わず、多くの傷んだにんじんが圃場に捨てられている。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
出荷最盛期
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吉野川流域 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 平年並み | ||
5 月 15 日 |
[出荷状況]
・ほぼ終盤ということもあり、数量は少ない。
[今後の生育・出荷の見込み]
・雨が多かったこと、連休明けに一気に気温が上昇したため傷みが早い懸念がある。
・今後は、さらに数量が減少し、月末には徳島県下ほぼすべての出荷が終了する見通しである。
[写真の補足説明]
・生育については、大きくなる品種ということと、気温も上がったことから良好となっている。
・水分過多が心配。 ・雨の影響で掘り採りが遅れたことから、最後の追い込みということでペースを上げての収穫作業が行われているところ。 |