・8月下旬から、大きな天候の崩れはない。

・抽苔や病害虫の発生は特にみられない。

・ 順調ににんじんを入庫し、選果している。
・収穫進度は5割強。

・規格別発生率はL：3割強、M：4割半ば弱、S：1割半ば弱で
　前年より大きく、正品の歩留まりは約6割となっている。

・選果作業の終了時期は10月下旬を見込んでいる。
・昨年の同時期は8月の台風による浸水被害で、
　南富良野選果施設が使用不能に陥り、9月末に再開している。

・南富良野選果施設で撮影。
・1枚目：赤で囲んだ箇所がフレコンをつり上げてにんじんを投入する場所。
・2枚目：選果する最初の工程。
　　　　  にんじんが水槽から出てきたところでまだ土がついている様子。
・3，4枚目：ブラッシングや洗浄の様子。同じような工程が幾つかある。
・5，6枚目：規格に従い、サイズ･正品･優品･B品等の選別作業をしている。
・7枚目：最終の計量チェック。
・8枚目：箱詰めされ上蓋を閉じて選果終了し、
　　　　 その後予冷され翌日出荷される。

・8月上旬は晴れた日が多く、その後気温の低い日が続いた。
・全体的には気温、日照時間は平年並みに推移し、降水量は平年より少ない。

・抽苔や病害虫の発生はみられない。
・形状不良がみられるほ場もある。

・ 収穫進度は2割半ばで富良野地区から
　南富良野地区に収穫ほ場が移行してきたため、今後本格的な出荷となる。

・ 正品の歩留まりは前年より若干良い。
・規格別発生率はL：2割半ば弱、M：5割強、S：2割弱で
　前年より多少大きめ。

・前年は台風等で収穫作業に影響が出たが、
　今年は順調に入っているため計画的に選果している。
・選果作業がお盆期間に絡むため、13日から休み18日から開始した。
・調査ほ場がある幾寅地区は昨年の台風により川が氾濫し、
　町全体が冠水する被害にあった。
　(※幾寅地区は富良野市街から南方向に約41km(車で約45分)。)　　

《上段、中上段》
・幾寅地区、5月上旬に播種したほ場(真空播種機使用)。
・品種：晩抽天翔、生育は順調。
・調査日(8月22日)の天候は雨で、降ったりやんだりの天気。
《中下段、下段》
・選果場に搬入したフレコンに入ったにんじん。
・この選果場の施設も昨年8月末に浸水する被害にあった。
　そのため選果作業が１か月ほど停止し、9月末にようやく再開された。　

・7月に入ってまとまった雨を観測した日もあったが、
　高気圧に覆われ好天が続き、真夏日や猛暑日となるなど気温は高く、
　日照時間は多く推移している。

・6月の低温による抽苔の影響は少なく、病害虫の発生もみられない。

・ お盆前後の市場対応にあわせて計画的に出荷している。
・現在までの収穫面積は1割を少し上回った進捗状況。

・ 品質は良好。正品歩留まりは前年と比べ良い。
・規格別発生比率(累計)は、M：5割半ば、S：2割強と
　ＭＳサイズ中心で前年と比べ若干小ぶりでの出荷。

・選果は昨年より1日早い7月25日から開始。
・前年と異なり、出荷開始から市況は安値が続いている。

・写真は全て東鳥沼地区の同一ほ場で収穫作業中の様子。
・5月5日頃播種したほ場で生育は順調。
・にんじんの収穫機は2条掘。
・フレコンは1袋、約400kg。
・2枚目:ほ場に置かれたフレコンを積んでいる様子。
・4枚目:選果場に向かうトラックに積み替えている様子。
・5枚目:根長 約22cm、草丈 約55cm、品種 晩抽天翔。
　　　

・6月に入って低温・日照不足・長雨等の天候不順があった。
・調査日は全道的に好天で富良野は真夏日、週末は雨予報。

・播種作業は4月16日から開始し、7月上旬で終了する見込み。
・農作業及び生育は順調に進んでいたが、
　6月に入ってからの天候不順の影響で生育は緩慢となり、
　平年並みからやや遅れの状況にある。
・一部のほ場では雨の影響で播種作業が中断した。

・病害虫や抽苔の発生はみられないが、防除の徹底に努めている。

・選果作業は7月25日頃に計画している。

・真空播種機を利用した｢晩抽天翔｣の作付が増加してきた。
・品種は｢向陽2号｣が昨年まで56%であったが、
　｢晩抽天翔｣が半数の作付となった。
・昨年の台風の影響で畑が回復していない地域がある。

　上３枚：同じほ場。
　・4月24日に播種したほ場で生育順調である。
　（鳥沼地区、早い時期に播種したほ場、7月下旬出荷見込み）
　・1枚目、写真の左側の緑が濃いところはたまねぎのほ場。
　・2枚目、境界線の上がたまねぎ、下がにんじん。
　下２枚：上の写真のほ場から抜き取ったにんじん。
　・草丈41cm、根長13cm
　・品種：晩抽天翔