茨城県(夏ねぎ)
播種期 | 定植期 | 収穫期 | 出荷最盛期 |
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
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収穫期
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茨城県西 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 平年並み | ||
8 月 21 日 |
[天候]
・前回調査日(7月24日)から今回調査日までの間の28日間で、
[生育状況]
降雨日は約半数日あり、前年比約160%の多雨となった。 ・8月上旬まで最高気温30〜35℃前後の日が約半数を占めたが、 期間としては平年に比べ低温となった日が多く、特に旧盆期間前〜 調査日までの1日の平均気温は前年を3℃近く下回った。 ・日照時間は前年同期間比の約30%と激減した。
・天候不良の影響でやや生育不良気味の時期があったが、
[病害等]
今回調査期間を通してほぼ平年並みの生育状況。
・産地によりべと病が散見されたが、被害拡大には至っていない。
[出荷状況]
・旧盆期間を中心に収穫量減少の期間があったものの、
[規格・品質]
期間全体ではほぼ平年並みの出荷量。
・内層部に軟弱化がみられた一部の調査地域では、
[今後の生育・出荷の見込み]
B品がやや多めとなった時期があった。 ・期間を通しては平年並みで、 L・Mサイズはほぼ半々〜Mサイズが若干多めの傾向。
・深刻な天候不良がなければ平年並みの見込み。
[その他]
・調査対象産地においては、各地で多発してる集中豪雨等による
[写真の補足説明]
傾倒等の被害は受けていない。 ・旧盆期頃の出荷数量減少による価格高騰は、その後の出荷数が ほぼ回復したことから産地では一時的な状況と判断した。
《上3枚》
・8月中に出荷予定。 ・降雨量が多かったことから、地域によっては内部の軟弱化による 割れがみられ、7月に比べB品での出荷が増加した。 ・太り不足は解消の傾向にあり、 L・Mサイズ半々〜ややMサイズ多めでの出荷となっている。 ・若干のベト病が散見されたが、適切な防除により他病害虫ともに 深刻な被害には至っていない。 《下2枚》 ・9月出荷予定。 ・8月出荷分同様、地域によっては内層の軟弱化・割れが懸念されるが、 調査産地全体ではほぼ平年並みの規格・品質で収穫・出荷の見込み。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
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出荷最盛期
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茨城県西 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 平年並み | ||
7 月 24 日 |
[天候]
・前回調査日(6月26日)から今回調査日までの間、降雨量は27日間で
[生育状況]
200mm弱であったが、内1日で約160mmの集中的な大雨の日があった。 気温は7月第2週から第4週まで3週連続で30℃を超える日が続き、 その内32℃〜35℃の高温日は11日あった。
・5月、6月に引き続き細め傾向が若干続いているものの、
[病害等]
適切な指導や対処により、例年同時期並みの太さに戻りつつある。
・産地によっては、一部に軟腐病、白絹病が報告されたほ場があるが、
[出荷状況]
いずれも微少レベルで被害拡大には至っていない。 ・天災や害虫被害はない。
・出荷数量はほぼ平年通りで順調。
[規格・品質]
・現在は出荷のピークが過ぎ、落ち着いている。
・やや細めが主体。
[今後の生育・出荷の見込み]
・品質は良好で平年並み。
・やや細めの傾向は徐々に解消される見込み。
[写真の補足説明]
・1枚目、2枚目:7月中旬出荷。
高温日が続いた事で、懸念されたアザミウマの発生はなく、 品質にも問題ない。 ・3枚目、4枚目:8月出荷予定。 やや細めの傾向だが、品質は良好で順調な生育。 病害虫も微少。 ・5枚目、6枚目:9月出荷予定。顕著な病害虫被害はなく順調な生育。 太り不足は徐々に解消される見込み。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
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生育期
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茨城県西 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 平年並み | ||
6 月 26 日 |
[天候]
・前回調査日(5月18日)から調査日までの間、
[生育状況]
降雨量は39日間で60mm未満と少なく、 最高気温が25℃を超える夏日は26日間あった。 その内、28℃以上32℃未満の高温日が10日間あり、 夏ねぎの生育にとっては過度の乾燥が不安視された。 ・6月は中旬まで降雨量が少なく、高温・乾燥の気候。
・細めの傾向。
[病害等]
・一部にアザミウマの発生がみられるが、
[出荷状況]
早期防除により現在のところ被害拡大には至っていない。 ・時季的に今後はべと病・さび病とともに引き続き留意が必要。
・やや太り不足の傾向ではあるが、数量は多く順調なペースで出荷されている。
[規格・品質]
・平年同時期の出荷はL主体のところ、
[今後の生育・出荷の見込み]
MとLがほぼ同率(約3割ずつ)での出荷となっているが、 品質は平年並み。
・6月下旬の降雨により、乾燥太り不足の懸念はやや解消される見込み。
[その他]
・7月はトンネルから露地への作型切替期となる生産者が多いことから、 露地ものの順調な生育に期待。
・本調査対象産地については、6月16日の県西地域降雹による被害なし。
[写真の補足説明]
・1枚目、2枚目:7月出荷予定。
乾燥により、太り不足の傾向ではあるが、 品質的には順調な生育。 高温日が多かったものの、各機関からも適切な防除を 呼びかけており、懸念されたアザミウマの発生は微少。 ・3枚目、4枚目:8月出荷予定。 早期防除により、病害虫は微少で順調な生育。 ・5枚目、6枚目:9月出荷予定。顕著な病害虫被害もなく順調な生育。 今後、適度な降雨があれば太り不足は解消される見込み。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
生育期
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茨城県西 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 早い | ||
5 月 18 日 |
[天候]
・4月から調査日までの間、30mm以上の降雨が2日あった4月中旬を除き、
[生育状況]
降雨量は平年をやや下回った。 ・既に25℃を超える日も多く、平均日照時間と平均気温は平年を上回った。
・天候不順により停滞気味だった前年同時期に比べると早めだが、
[病害等]
平年並みに戻っている。
・一部に微少のべと病・さび病・アザミウマの発生が散見されたが、
[出荷状況]
早期の防除により現在のところ被害はほとんど見られず、 出荷に影響はない。
・天候不順だった前年より増加を見込んでいる。
[規格・品質]
・ほぼ平年並みの見込み。
[今後の生育・出荷の見込み]
・天候が順調であれば問題ないが、既に高温の日が多く、
[その他]
引き続き害虫の発生・防除には留意が必要。
・好天が続きやや太の傾向があるため、収穫のペースを上げている。
[写真の補足説明]
・1枚目、2枚目:7月出荷予定。
土寄せも高温期前より適切に行い、 微少のアザミウマ等の発生はあるものの出荷には 影響を及ぼさない程度で順調な生育。 ・3枚目、4枚目:8月出荷予定。 アザミウマ等微少の発生が認められるものの 順調な生育。 ・5枚目、6枚目: 9月出荷予定。病虫害もなく順調な生育。 |