茨城県(秋冬はくさい)
播種期 | 定植期 | 収穫期 | 出荷最盛期 |
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [前年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
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収穫期
|
常総ひかり | 前年並み | やや不良 |
小玉〜中玉の 生育停止が顕著 |
早い | ||
3 月 2 日 |
[天候]
・1月の平均気温は2.8℃(平年比-0.5℃)でほぼ平年並み。
[生育状況]
・降水量は計3日で総量23.5mm(平年比73%)で平年を下回った。 ・日照時間は前年比112%。 ・下旬は、積雪10cmを超える降雪日を含むが、-5℃を下回る低温日が 6日あった。 ・2月の平均気温は3.8℃(平年比-0.4℃)。 ・降水量は6.5mm(平年比17%)で少なかった。 ・日照時間は103%で平年並み。
・2月までに収穫を終了したほ場が多く、
[病害虫発生状況]
3月収穫予定のほ場では肥大不足が目立った。
・顕著な害虫被害は見られないが、
[出荷状況]
1月の積雪の影響を受けたはくさいには腐敗も散見された。
・12月〜2月の市場での高値傾向を受け出荷が進み、大半が終了している。
[規格・品質等]
・小玉傾向となっているが、
[今後の生育・出荷の見込み]
積雪の影響を受けていないほ場では中玉まで肥大化した。
・生育停止と数量減少による価格高騰により、
[写真の補足説明]
3月出荷予定分も前倒しでの収穫を予定している。
1枚目 :1月に収穫を終えたほ場。
2枚目 :2月下旬に収穫を終えたほ場。 3枚目 :調査日前に収穫終了のほ場。 本ほ場においてはほぼ順調に肥大化したが、 一部は1月の積雪の影響で傷みや褐変等により収穫不能となった。 4枚目以降:3月出荷予定。本ほ場では中玉傾向で生育しており、 葉部の黄変が散見されるが、顕著な病害虫の発生はみられない。 やや頭部結束不足がある。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [前年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
|
常総ひかり | 前年並み | やや不良 | ほぼ停止状態 | 早い | ||
12 月 22 日 |
[天候]
・11月上旬は最高気温が20℃を超える日が4日あったが、中旬から
[生育状況]
調査日までの期間には、最高気温・最低気温ともに平年を下回る日が多かった。 ・12月は氷点下を記録した日が平年同時期の2日に対して、本年は14日。 平年に比べて低温の傾向となった。 ・降雨量は、平年の40%程度の少雨となり、それに伴い日照時間は120%と、 平年を大きく上回った。
・10月の台風とその後の少雨、夜間の低温状態等の天候不良が影響して、
[病害虫発生状況]
特に台風被害を受けたほ場では、生育がほぼ停止している。
・台風で、ほ場の浸水・冠水状態が長期化したことから、
[出荷状況]
早急な防除を施せなかったほ場で根腐病や芯腐病等が発生している。 ・害虫の被害はみられない。
・結束球の生育が停止状態となったほ場が多いことと、市場買取価格高騰等の
[規格・品質等]
状況から、11月中旬頃より出荷時期を前倒しした小玉主体での出荷が進み、 調査日時期には出荷のピークを迎えていた。
・1箱あたり 6〜8玉(M・Sサイズ)主体で小玉傾向。
[今後の生育・出荷の見込み]
・多くのほ場では年越し後も肥大化が見込めないことから、
[写真の補足説明]
現状のまま早めの出荷が進み、2月には出荷量は激減する見通し。
1枚目: 収穫を終えたほ場。生育が停止状態のため、小玉傾向での収穫・出荷。
2枚目: 頭部結束をしているが、10月下旬の台風と12月からの降霜による 外葉の傷みが多く、生育も停止しているため小玉のまま12月中に 出荷見込み。 害虫の発生はみられない。 3、4枚目:頭部結束を施し、年越し後2月に出荷予定。 最終期9月中旬・下旬に定植したため、外観的には10月の台風の 影響を受けていない。 順調に生育すれば今期で希少な大玉(1箱あたり4玉)での 出荷が見込まれる。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [前年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
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常総ひかり | 前年並み |
平年並み 〜やや不良 |
遅い | 遅い | ||
10 月 31 日 |
[天候]
・10月中の気温はほぼ平年並みであった。
[生育状況]
・長雨と下旬の台風21号、22号により降雨量が増加し、 月を通して多雨となり、平年比約240%となった。 ・日照時間は平年比約77%に留まった。
・10月中の長雨と多雨により、根元が浸水し水分過多のほ場が多く、
[病害虫発生状況]
生育が遅れている。
・台風の強風による葉先枯れが顕著である他、
[出荷状況]
軟腐病、べと病がやや多く発生している。 ・害虫による顕著な被害は発生していない。
・生育の遅れに伴い、当初の早めの見込みから遅めの見込みに転じている。
[規格・品質等]
・当初の大玉傾向で品質良好の見込みから、小玉傾向の見込みに転じている。
[今後の生育・出荷の見込み]
・現状から良好とは見込めない。
[その他]
・立地や地形から風雨による影響をほとんど受けないほ場もあるものの、 出荷量は当初の予定よりもやや減少する見込み。
・病害虫の拡大に至らないよう防除を徹底しながら、
[写真の補足説明]
今後の生育、品質等について注視している。
1枚目:10月下旬〜11月出荷。
2枚目:11月出荷予定。規格は小玉傾向、強風による葉先枯れ、 根元浸水による軟腐病が発生している。 3枚目:12月出荷予定(結球の生育状況により11月後半より出荷可能)。 本調査ほ場については、地形立地により根元浸水や、 強風による葉先枯れ等の被害をほとんど受けておらず、ほぼ順調な生育。 4枚目:年明け以降出荷見込み。病害虫の顕著な被害はみられないが、 収穫期まで期間があるため、生育を注視している。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [前年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
定植期
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常総ひかり | 前年並み | 豊作 |
早い (3週間程度) |
早い (3週間程度) |
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9 月 28 日 |
[天候]
・播種期〜定植期の降雨量と気温は平年並みで定植期は多雨となった。
[生育状況]
・9月以降の日照時間は前年を大幅に上回っているものの、ほぼ平年並み。
・定植期の多雨により順調で、平年より早めの生育。
[病害虫発生状況]
・多雨によりオオタバコガ、ヨトウムシ等の発生が散見されるが、
[規格・品質等]
被害拡大には至っていない。 ・今後気温上昇が予想されることから、ベト病等の病虫害の防除に 引き続き留意する。
・大玉傾向で良好。
[今後の生育・出荷の見込み]
・生育進度に伴い、早めの出荷が見込まれる。
[その他]
・今後の天候次第だが、現状通り良好の見込み。
・平年より早めに作付が行われる傾向にあった。
[写真の補足説明]
・前年同時期には集中豪雨による被害を受けた。
1枚目 :10月下旬〜11月出荷見込み。現在、生育順調。病害虫が散見される。
2枚目 :11月出荷見込み。多雨により懸念された病害虫の発生が散見される。 ほぼ順調な生育。 3、4枚目:12月出荷見込み。順調な生育。 |