茨城県(冬にんじん)
播種期 | 定植期 | 収穫期 | 出荷最盛期 |
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [前年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
収穫期
|
鹿島 | やや減少 |
やや不良 |
やや遅い (7〜10日程度) |
やや遅い (7〜10日程度) |
||
4 回 目 2 月 21 日 |
[天候]
・1月上旬〜中旬は多雨傾向、1月の降雨量が平年比約180%と日照不足の 傾向となった。 ・生育不良まではいかないものの、1月上旬〜中旬の多雨が影響し、 平年よりやや遅れた。 ・生理障害による腐れが一部見られた。 ・害虫の顕著な発生は特になし。 ・1月中は、土壌水分過多により収穫作業が遅れたが、天候が回復した1月 下旬〜2月上旬、一気に前進。
・天候に左右され、平年並みかやや不良、肥大化はあまり進まず。
[写真の補足説明]
《1〜3枚目》 ・小型が多い。 ・調査産地で現在収穫中の圃場は少ない。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [前年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
|
鹿島 | やや減少 |
やや不良 |
やや遅い (7〜10日程度) |
やや遅い (7〜10日程度) |
||
3 回 目 12 月 11 日 |
[天候]
・11月についても月間降雨量が平年比約230%の多雨となり、加えて平年
[生育状況]
より高温傾向で推移した。
・7月下旬以降播種を施した圃場では、干ばつによる発芽不良が影響し、
[病害虫発生状況]
肥大化が遅れいてる。
・台風による浸水や冠水等があった一部圃場では、土壌の状態回復を待った
[今後の生育・見通し]
ために防除が遅れ、ゴマ葉枯れや黒葉枯れ等の病害が発生した。 ・害虫の顕著な発生は特にみられず、平年並み。
・現在のM、S中心からL、M中心まで肥大化の回復を待つが、天候次第。
[出荷状況]
・初期の発芽不良による生育遅れと、相次いだ台風の影響もあり、平年より
[規格・品質]
遅めで推移。
・干ばつ以前に播種を完了した一部圃場を除き肥大不足でM、S中心。
[写真の補足説明]
《1、2枚目》
・12月中旬(調査日翌週)より出荷予定。発芽不良により平年より10日程度 生育が遅れている。 《3、4枚目》 ・黒葉枯れがやや目立つ圃場。 ・害虫の顕著な発生はみれらない。 《5、6枚目》 ・干ばつ期に播種を施し発芽不良による欠株と、大雨による浸水で防除 が遅れ、黒葉枯れが散見される。年明けの出荷予定。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [前年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
生育期
|
鹿島 | やや減少 |
やや不良 (見込み) |
やや遅い |
やや遅い |
||
2 回 目 10 月 28 日 |
[天候]
・9月20日以降10月初旬までは平年より高温の日が多かった。
[生育状況]
・10月12日に本県を通過した台風19号と同25日の大雨による河川等の 氾濫、低地での冠水・浸水が生じた。
・夏期の干ばつ及び台風等天候不良による茎葉部の生育遅れがやや多く
[病害虫発生状況]
見られた。
・防除を徹底しており、病害・害虫共顕著な被害は見られない。
[出荷状況]
・一部出荷を開始しているが、台風と大雨で停滞したいも類の出荷に追われる
[規格・品質]
生産者が多く、土中で貯蔵可能な冬にんじんについては平年より収穫が遅れ 気味。
・出荷が開始されたものについては、やや肥大不足の傾向。
[今後の生育・出荷の見通し]
・天候が安定すれば進行が見込めるが、低温傾向と日照不足のまま推移し
[その他・特記事項]
冬季を迎えた場合は停滞する見通し。
・台風19号とその後の大雨による圃場浸水等の被害は一部あったものの、
[写真の補足説明]
冬にんじんについては現時点、甚大な被害には至っていない。 ・生育の遅れや生育不良は、夏季の干ばつ等によるものが大きい。
《1、2枚目》
・11月より出荷予定。 ・茎葉部の傾倒・傷みが若干見られる程度で、病害虫の発生には至っていない。 《3、4枚目》 ・年内出荷予定。 ・本圃場においても病害虫の顕著な発生は見られない。 《5、6枚目》 ・年明け以降出荷予定。 ・本圃場では当初より発芽不良の傾向にあり、株の生育進度にもやや差異が 生じている。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [前年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
播種期
|
鹿島 | やや減少 |
やや不良 (見込み) |
やや遅い (圃場により20日 程度の遅れあり) |
平年並み (見込み7) |
||
1 回 目 9 月 20 日 |
[天候]
・調査地付近では、梅雨明け後7月下旬より旧盆明け頃までの21日間につい
[生育状況]
て、最高気温30℃前半〜30℃後半で推移し、その間、降雨日(1mm) が 僅かに1日のみであったため、早期に播種した圃場では深刻な干ばつ 傾向となったところが多い。
・
干ばつ傾向による発芽不良、欠株等生育不良が目立つ一方、平年並み
[病害虫発生状況]
の順調な生育状況となっている圃場もある等、播種時期や品種によっ ても差異が生じていた。
・調査日現在、病害虫の発生は見られないが、台風15号の通過後は、病害
[今後の生育・出荷の見込み]
の発生が懸念されているため、防除の徹底に努めている。
・病害の発生を防除・抑制すると共に、不測の天候不良がなければ生育は
[その他・特記事項]
順調に進行する見込み。
・台風15号による影響について県農業技術課調べ (9月18日11時現在) に
[写真の補足説明]
よると、鉾田市のにんじん被害 (茎葉の損傷) の面積は30.0ha、被害額 4795万7千円と推計されている。(冬にんじん以外及び系統外含む) なお、今回の冬にんじん調査圃場での茎葉の損傷は散見される程度であった。
《1〜3枚目》
・圃場(播種時期)により生育状況に差異あり。 ・上段は干ばつ期の播種のため発芽不良と欠株が多く、中段は品種による 生育の差異がみられた。 ・下段は調査圃場の中では概ね順調な生育。 《4〜6枚目》 ・圃場により葉数の差異がみられる。 ・いずれも現時点で病害虫の発生は無し。 ・下段調査圃場での生育状況は概ね良好だが、台風15号の風雨による茎葉部の 損傷が散見された。 |