北海道(ばれいしょ)

播種期 定植期 収穫期 出荷最盛期
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
NEW
収穫終了
倶知安町 前年並み
(調査地区の作付は
平年並み)
やや良
(品質は良好)
やや早い
(収穫作業は
ほぼ終了)
平年並み
4



10

17
[天候]
・10月は平年より気温が高く、降水量は少なく日照時間は多めで経過した。
・台風等による前線を伴った低気圧の影響で一部地域に強風、降雨が見られ
 たが、農作物への被害発生は見られない。


[生育状況]
・ばれいしょの収穫作業はほぼ終了(約99%)し、一部の生産者を残すのみ
 となっている。    
・作柄は、8月の猛暑と干ばつによる茎葉部の枯死が懸念されたが、その後、
 適度な降雨が見られたため成長阻害には至らず、生育も比較的順調に推移
 した。



[病害虫発生状況]
・防除作業がしやすい環境のため、生育期間全般を通じて被害は少ない。 


[規格・品質]
・規格別では、「とうや」で2L20%、L35%、LM10%で製品歩留ま
 り 65%、「男爵」で2L9%、L29%、LM12%で製品歩留まり50%
 「北あかり」で2L10%、L29%、LM12%で製品歩留まり51%、
 「北かむい」で2L23%、L32%、LM13%で、製品歩留まり68%と
 なっている。
・男爵がL以上の比率が低いものの、その他品種は比較的大玉規格が多く、
 収量も安定していることから、良好な作柄と判断される。                                      
・また、規格外品(腐れ、キズ、青変いも等)も殆どなく、収量面でも良好
 である。



[今後の生育・出荷の見込み]
・JAでの集荷作業は順調に進み、10月末には全圃場の集荷を終了する
 見通し。
・また、選荷場での選別作業は、翌年4月末まで行う計画である。
 (昨年は3月上旬で終了)。 


[写真の補足説明]
                        
《1枚目》
・原料受入出口。


《2枚目》
・原料目視選別(キズ、腐れ等)。


《3枚目》
・箱詰機(規格別)。


《4枚目》
・箱詰後搬送ライン。


《5枚目》
・目視確認(封箱前)。


《6枚目》
・重量チェッカー。


調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
収穫期
倶知安町 前年並み
(倶知安地区の
面積は微減)
やや良 やや早い
(+3日〜4日程度)
全道的にやや早い
-
3



8

6
[天候]
・7月は全体的に気温が高めであったが、曇天の日が多く降水量・日照
 ともに平年を下回った。
・7月上旬以降まとまった雨量がなく、7月下旬から8月上旬に真夏日や
 猛暑日が続いたことから、圃場は極端に乾燥している。

[生育状況]
・収穫中の早出しばれいしょ(とうや)は、植付けが早かったことや天候に
 恵まれたことから、収量・品質ともに平年作を上回っている。

[病害虫発生状況]
・病害虫は、圃場が干ばつであることや、適期防除により発生は見られ
 ない。


[今後の生育・出荷の見込み]
・JAでの選果作業は8月2日(例年8月5日)から開始し、順調な受入が
 続いており、既に予定数量の半数(3,500t)を処理している。
 (日産900t)。
・出来高は、2L20%、L35〜36%、LM9%、M8%、3L7%、その
 他20%で、玉サイズは2L・L中心で6割弱は例年(5割弱)を上回る
 比率となっている。                     
・7月25日に坪堀調査では、3.3〜3.4t/10aを見込んでいたが、この
 猛暑による高温・干ばつで下回ることが予想されるため、8月23日に
 2回目の坪堀調査を行う予定。
・秋収穫ばれいしょは、この猛暑により草勢が劣り茎葉部が枯れた状態で、
 今後の収量に大きく影響すると思われる。


[写真の補足説明]
                        
《1枚目》
・とうや〜収穫前。


《2〜4枚目》
・同一圃場。
・とうや〜枯調剤散布後  
・きたかむい〜猛暑による葉茎部の枯れが見られる。


《5枚目》
・4枚目までとは別の圃場。
・奥〜とうや。
・手前〜きたかむい。


《6枚目》
・きたかむいの圃場 猛暑と干魃により草勢が劣り茎葉部の枯れが
 見られる。    
・とうやは収量が期待されるが、きたかむいは干ばつにより例年より下回る
 見込み。


《7,8枚目》
・選果施設〜早出し原料のとうやを受入(皮剥けもなく品質は良好)。



調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
生育期
倶知安町 前年並み
(倶知安地区の
面積は微減)
やや良 やや早い
(+4〜+5日程度)
全道的にやや早い
-
2



7

4
[天候]
・天候に恵まれたことから植付作業は順調に進み、5月15日頃(平年5月
 20日)にはほぼ終了した。。
[生育状況]
・植付後は6月の猛暑や雨不足により圃場は旱魃気味であるが、比較的
   天候に恵まれていることから生育は順調に進んでいる。
・また、例年より早い開花となっており、植付けの早い圃場では開花終了
 を迎えている。
・管理作業も順調で、病害虫の発生は見られないものの、一部の圃場では
 乾燥土壌による培土崩れが見受けられる。
[今後の生育・出荷の見込み]
・今後の天候にもよるが、現時点で生育は順調に進んでおり、早ければ
 7月末から収穫を開始し、JAでの選果作業も8月1日(+5日)から
 開始する予定。
[写真の補足説明]
・同一圃場(7月4日撮影)                             


《1、2枚目》
・品種:男しゃく
・開花が終了する状態。
・例年と比較して5日程度進んでいる。


《3、4枚目》
・「男しゃく」と「とうや」の境界線。  
・ 4月20日植付け。


《5枚目》
・赤線上 品種:「北かむい」                          
・赤線中 品種:「とうや」                           
・赤線下 品種:「男しゃく」


《6枚目》
・乾燥土壌による培土が崩れている状態。

調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
播種期
倶知安町 前年並み - やや早い
(+3〜+5日程度)
-
1



5

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[天候]
・本年は例年になく雪解けが早く、札幌では3月19日(平年4月3日)
 に積雪ゼロとなった。
[生育状況]
・春作業も早く開始し、その後も好天が続いていることから植付作業も
 順調に進んでいる。
・しかし、まとまった降雨がなく、ほ場が旱魃気味であることや、昼
 夜の温度差が大きいことから、発芽遅れや初期生育への影響が懸念さ
 れる。
・主産地の十勝管内でも好天続きにより、平年より早く植付作業が終了
 したものの、4月以降、降雨が見られないため極端な干ばつ傾向となって
 いる。
・植付けは全道的に平年より5日程度早い5月20日頃の終了を見込んで
 いる。
・今回、調査した倶知安町では、5月14日現在で約68%(平年59%)の
 進捗率となっており、概ね順調なスタートとなっている。

 ※作付面積:元年3,000ha (30年2,950ha)
  減少〜男爵、並〜北あかり・とうや、増加〜きたかむい
[写真の補足説明]
《1、2枚目》
・ 倶知安町 馬鈴しょの播種状況 
・トラクターにポテトプランタという機械を取り付けて馬鈴しょの播種
 作業を行っている様子。


 播種状況の写真《1、2枚目》とは違う圃場 
《3、4枚目》
・植え付け後の圃場風景…同一圃場
・建物左側〜品種男爵、建物中央側〜品種とうや


《5枚目》
・男爵の種芋状況。
・植付け時期。
・5月8日、発芽始め。5月22日頃を予定 (調査日から1週間後)。