長野県(夏秋レタス)
播種期 | 定植期 | 収穫期 | 出荷最盛期 |
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
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収穫期
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南佐久 | 前年並み | やや不良 | 遅い | 遅い | ||
4 回 目 9 月 20 日 |
[天候]
・8月の気象変動に引き続き9月も気象変動が激しい月となり、特に降水
[生育状況]
量の変動が大きかった。 ・平均気温は平年並み〜やや高めで推移し、9月上旬は平年比 +2.5℃、9月中旬は+0.5℃、9月下旬は+2.6℃であった。 ・しかし降水量は台風15号の接近にともない9月上旬は平年比+26.6 mmと多かったが、中旬は△80.8mm、下旬は△56.4mmと平年を 大きく下回る降水量であった。 ・日照時間は9月上旬は+11.9h、中旬は+7h、下旬は+18.5hと 日照時間ははまずまずであった。 (気温・降水量・日照データは野辺山観測所測定値)。
・定植時〜生育期間中の気象の影響を受け小玉で推移したため、出荷
[病害虫発生状況]
量は伸び悩み。 ・台風15号の被害は無い。
・べと病や腐敗病の発生が多い。
[出荷状況]
・8月の気象の影響を受け出荷量は減。
[規格・品質]
・特に9月中下旬は降水量が少なかったこともあり、前年を下回る出荷 量となった。 ・上旬昨年比94%、中旬92%、下旬87%の出荷となった。
・小玉傾向と病気による圃場でのロスが多い。
[今後の見通し]
・出荷終盤に入るため徐々に減少する。
[写真の補足説明]
撮影日:9月20日
場所:川上村 《1、2枚目》 ・品種:ファンファーレ 《3枚目》 ・品種:ルシナ66 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
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南佐久 | 前年並み | やや不良 | 遅い | 遅い | ||
3 回 目 8 月 31 日 |
[天候]
・7月29日の梅雨明け以降の急激な気温上昇と干ばつ、盆中の台風
[生育状況]
10号の接近、盆明け以降の県下各地での降雨・日照不足と気象変動 が激しい。 ・平均気温は8月上旬が平年比+2.3℃、8月中旬は平年比+1.8℃、 8月下旬は平年比+-0℃と、上中旬は前年を上回る気温となった。 ・降水量は8月上旬は平年比△43mmと少なかったが、 8月中旬は、平年比+20.6mm、8月下旬は平年比+10.8mmと 中下旬は台風接近に 伴う降雨や夕立がやや目立った。 ・また、日照時間は旬により異なり、平年比では8月上旬は平年比 +24.4℃と平年をかなり上回ったが、中旬:△6h、下旬:△22.1h と下旬になるほど日照不足となった。 (気温・降水量・日照データは野辺山観測所測定値)。
・8月上旬は気温上昇に伴い生育回復し生育日数も短縮した事で盆に
[病害虫発生状況]
向けては数量が増えてきた。 ・しかし盆中の台風10号の接近、盆明け以降の降雨・日照不足により 徐々に生育が停滞した。
・8月上旬の急激な気温上昇により下葉の腐れが発生。
[出荷状況]
・また高温後の雨により、斑点細菌、黒腐病、軟腐、不結球の発生が 多い。
・上旬の高温干ばつ、中旬以降の曇天降雨の影響により、生育停滞や
[規格・品質]
圃場ロスがあり、前年比93%の出荷量となった。
・上旬は干ばつの影響で2L比率は10%程度であったが、中旬以降は
[今後の見通し]
雨もらい2L比率は20〜30%と平年並みに戻った。 ・ただし、荷造りの際に選別強化した結果であり、実際は上述したとおり 圃場のロスは15%ほどあった。
・梅雨明け以降、高温干ばつからの曇天降雨続き。
[写真の補足説明]
・また南佐久地区の中でも降水量が多い地区、ほとんど降っていない 地区もあり、出荷見通しが難しい。 ・そのため総体では作柄はあまり良くないため、9月期の出荷量は多く ない見込みである。
撮影日:8月10日(土)
場所:川上村(左上:川端下、右上:秋山、左下:居倉、右下:大深山) 8月9〜10日にかけて降雨あり。 場所により多い地区、少ない地区あり。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
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南佐久 | 前年並み | やや不良 | 遅い | 遅い | ||
2 回 目 7 月 31 日 |
[天候]
・気温は梅雨明けした7月29日頃からは高くなったが、それ以前は
[生育状況]
低温で推移。 ・平均気温は7月上旬が平年比△0.9℃、7月中旬の平年比は△1.2℃。 ・降水量は7月上旬は平年比△10.8mmと少なかったが、4日と9日には まとまった降水があった。 ・7月中旬は平年比+10.4mm、7月下旬は平年比+9.3mmと期間通し て降水多く、7月はほぼ毎日降水が観測された。 ・また、日照時間は期間通して少なく、平年比では7月上旬:△24.5h、 7月中旬:△25.9h、7月下旬:△12.3h。 ・今年の7月は梅雨らしい梅雨となった。 (気温・降水量・日照データは野辺山観測所測定値)。
・6月下旬の気象の回復により、これまで遅れていた生育のものが7月に
[病害虫発生状況]
入り順調な出荷となった。 ・しかし7月の低温・降水・低日照の影響で生育日数が短縮せず中旬 以降は出荷量が伸び悩む。
・降雨と低日照により軟腐病等の病気が発生したが、気温が低いため
[出荷状況]
病気の拡大には至らなかった。
・生育停滞や2L比率の伸び悩みもあり平年を下回る出荷量となっている。
[規格・品質]
・上旬は2L(大玉)比率30%を越えていたが、中下旬になるにつれ
[今後の見通し]
小玉傾向となった。 ・7月末日では2L比率が10〜15%となり出荷量にも影響出た。
・梅雨が明け気温が一気に上昇し生育日数は短縮する。
[写真の補足説明]
・ただし、生育期間中の曇天、長雨、低日照の影響で根傷みも懸念され るため、当面は出荷量は多くない見込みである。
《1,2枚目》
・川上村の圃場。 ・品種:ルシナ66 ・病害虫発生なし。 《3〜6枚目》 ・川上村・南牧村の圃場。 ・品種:「ファンファーレ」 「ルシナ66」 ・軟腐病ややあり。 | ||||||
調査日 | 調査時点の 生育ステージ |
調査産地 | 作付面積 [平年比] |
作況 [平年比] |
生育進度 [平年比] |
出荷進度 [平年比] |
圃場写真 (クリックで拡大) |
収穫期
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南佐久 | 前年並み | 平年並み | 平年並み | 平年並み | ||
1 回 目 6 月 25 日 |
[天候]
・気温は3月中旬まではやや高めで推移をしたが、3月中旬以降は低温で
[生育状況]
推移。 ・4月〜5月中旬も低温旱魃の影響を受けたが、5月21日の降雨とその後 の気温上昇により生育回復。 ・降水量は3月〜5月まで平年比85%と少なめであったが、6月上旬~ 中旬は平年比200%と、気象変動が大きい。 ・梅雨入りは6月7日(平年6月8日、前年6月6日)とほぼ平年並み。
・5月中旬までは低温旱魃の影響で昨年に比べ生育は遅れたが、平年
[病害虫発生状況]
並みで推移(昨年が極度に早かった)。 ・5月下旬以降は、気温高と適度な降水量で経過したため生育は進ん だが、6月中旬までは5月の低温の影響を受けたステージで生育がやや 停滞したが、下旬以降は適度な降雨もあり生育順調で大玉傾向で推移 するため数量増加傾向。
・特段問題なし。
[出荷状況]
・6月中旬までの数量累計で前年比89%、前々年比94%と前進化した
[規格・品質]
昨年には追いつかないが、前々年並みに近いペースとなっている。
・品質は特段問題なく、玉流れは徐々に大玉傾向。
[今後の見通し]
・2L比率30%超。
・適度な降雨と生育適温も重なり順調な出荷を見込む。
[写真の補足説明]
・今後の長雨や気象災害(降雹・豪雨等)が無ければ、例年どおり7月は ピークに入り出荷安定期となる。
・川上村の圃場。
・品種:ウィザード、エスコート、パスポート。 ・生育初期の低温の影響でややバラつきが見られるが、これ以降の生育 ステージは生育順調。 |