佐賀県(たまねぎ)

播種期 定植期 収穫期 出荷最盛期
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
(クリックで拡大)
生育期
白石 減少 平年並み 平年並み
2

10
[天候]
・11月〜12月は気温が高く雨が多い。
・1月は気温が低く1月24日の大雪により生育低下。
[生育状況]
・現在、極早生の生育は半月程進んでいるが、露地の中生は平年並みの生育。
[病害等]
・1月24日の大雪による凍傷害の発生(葉枯れ症)、2月に入り幾分回復している。
[今後の生育・出荷の見込み]
・今後気温の上昇に伴い、ベト病対策を行う。
[その他]
・1月24日〜25日からの大雪の影響で、生育旺盛な圃場では、凍傷による葉枯れが発生し、一斉防除を実施して最小限の被害にとどまっている。
・今後、雨が多く気温が一気に10℃以上になってくれば、ベト病等の発生が広がる恐れがあるため、2月に入って羅病株の抜き取りと早めの一斉防除を呼び掛けて対応を取っています。
[写真の補足説明]
・上段:極早生の生育状況。
2月上旬の生育状況は、極早生で生育が早く草丈70cm、葉数7.8枚と2月下旬並みの生育をしている。
早生種以降は、平年並みであるが内気温が高かったため、定植時期によって生育差が見受けられる。
・下段:露地栽培(ターザン12月上旬定植)
露地栽培では、年末の天候不順に伴い定植作業が8割は年内に出来たが、年明け以降の定植が2割程度なされた。
12月上旬の定植で草丈20cm、葉数3.2枚と平年並みの生育をしている。しかし、年明け以降定植された玉葱については、低温障害(低盤部腐敗)によって消えてなくなっている圃場も見受けられる。
本年の中晩生品種の面積は減少する見込み。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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播種期
白石 前年並み 平年並み 平年並み
9

25
[天候]
・お盆過ぎからの長雨で、極早生の苗床準備が遅れた。
・9月に入り気温が下がり、播種の適温になってきている。
[生育状況]
・極早生(播種:9/15〜18)、早生(播種:9/20〜23)の発芽時期を迎えている。
[出荷状況]
・1日に2〜4tの出荷で、出ない日もあり、ほぼ終了。
[今後の生育・出荷の見込み]
・順調に生育している。
 中生(播種:9/25〜27)、晩生(播種:9/26以降)
[写真の補足説明]
・上段、中上段:ポット育苗(極早生)
・中下段、下段:時床育苗(早生)
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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終盤期
白石 前年並み 不良 平年並み 早い
(10日程度)
7

8
[天候]
・梅雨入り(6/2)以降雨が多く、乾燥に影響が出ている。
[生育状況]
・生育時期の天候不順により根張りが悪く、肥大時期の干ばつ、日照不足により小玉傾向である。
[病害等]
・下葉枯れの影響で、肌腐れ、芯腐れの発生が多い。
[出荷状況]
・小玉の影響で、全体の収穫量が少なく、出荷ペースが早い。
[規格・品質]
・比率 M>S>L>2S
[今後の生育・出荷の見込み]
・出荷数量が前年の80%で、出荷量が落ち込み、8月いっぱいの出荷となる見込み。
[写真の補足説明]
・上段、中上段:たまねぎ除湿乾燥施設
 除湿の入庫数量は昨年の75%で、出荷量は日量120t前後の出荷となっている。
・中下段、下段:全体的に小玉傾向で、M主体の規格となっている。
 乾燥状態は良いが、皮が厚く、肌腐れや根腐れの発生が出てきている。
 梅雨時期の影響で、調整作業に時間が掛かり、出荷数量が少ない。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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収穫期
白石 減少 不良 平年並み 平年並み
6

4
[天候]
・年明け以降、気温、日照量、降水量とも月半旬によって上下変動がある。
[生育状況]
・生育時期の天候不順により根張りが悪く、肥大時期の干ばつ、日照不足により小玉傾向である。
[病害等]
・露地早生以降、3月の干ばつ、4月の雨により根傷みや下葉枯れが発生し、生育不良。
[出荷状況]
・現在、全体の半分の出荷が終了し、中晩生の出荷時期になっている。
[規格・品質]
・規格も小玉傾向で、M、S中心の出荷となっている。
[今後の生育・出荷の見込み]
・今後も小玉傾向で、反収も昨年より少ない収穫量となっている。
[写真の補足説明]
・上段、中上段:露地早生、アドバンス
 露地早生は、11月下旬の雨前に定植出来た圃場は、活着は良好であったが雨の影響で軟弱徒長した生育になり、病気の発生と4月上中旬の雨により日照不足で玉肥大が出来ず小玉傾向にある。
・中下段、下段:中晩生生育状況
 10月下旬〜11月中旬の極早生から早生までは定植が順調に進んだが、中晩生については、11月下旬から12月下旬までは天候不順で、本田の畝準備が十分出来ず、年明け定植も2〜3割あり、3月の低温と4月の日照不足により生育が遅れ、今後の肥大期に影響してくる。