秋田県(夏秋きゅうり)

播種期 定植期 収穫期 出荷最盛期
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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NEW
収穫期
鹿角 前年並み 平年並み 平年並み 平年並み
9

27
[天候]
・9月上旬の気温は平年より高い、降水量は平年よりやや少なく、日照時間は平年より多い。
・9月中旬の気温は平年並みも最高気温が低く、最低気温が高い、降水量は平年よりやや少なく、日照時間は平年よりやや少ない。
・9月下旬の気温は平年よりやや低い、降水量は平年並み、日照時間も平年並み。
・9月の気温は、上旬は最高、最低とも平年より高く、中旬は最高気温が低く最低気温が高い状況となった。
降水量は平年よりやや少ない状況であるが周期的に降雨が発生した。
日照は上旬が平年より多く中旬はやや少ない状況となった。
[生育状況]
・前半は樹勢がやや弱い状況が続き果形が落ち着かない状況であった。
・後半は樹勢が回復し、通常は14日程度かかる生育が7日程度の周期で生育し枝も活発となり花が多く咲き、実も多く付き生育が旺盛となった。
[病害等]
・夏場から褐斑病、炭疽病は発生しているものの広がりはない。
・ベト病、つる割れ病は依然発生している。
・気温が下がり、寒い時期に発生する黒星病の圃場も見受けられる。
・葉ダニは依然あるものの増殖のスピードは衰えている。
[出荷状況]
・生産者が減った状況にあるが、収穫量及び出荷量は多い状況にある。
・9月中旬以降、果形が落ち着き、量が増加した。
・例年、9月末を境に生産者が減る傾向にあるが、販売価格が高ければその傾向は鈍化するので、出荷の増大に結び付かせたい。
[規格・品質]
・果形が良くない状況から加工物が多い状況が続いたが、9月下旬からレギュラー品が多くなった。
・9月中旬以降、果形の良いものが増加してきた。
[今後の生育・出荷の見込み]
・9月下旬を境に生産者が減ってくる(稲刈り及び果樹の収穫等)。
・9月下旬から10月上旬の価格が高値で推移すれば減少に歯止めがかかるも状況はやや厳しい状況にある。
[その他]
・平年より早く稲刈りのピークがきている(米の熟度が早い)。
[写真の補足説明]
・天候不順により樹勢の偏りが見られバランスを崩している現状がある。
・特に果形が尻細のものが多発しており、回復までは2〜3週間程度は必要と思われる。
・今年度新たにかぼちゃの台木を一部導入した。
・品種:豊美1号。
・播種:4月25日
・定植:6月2日
・収穫始め:6月下旬
・収穫終り:10月中旬頃
・上段:葉が枯れ果形が悪く、疲れが見受けられる列。
・中上段:まだまだ元気な列の良い果形。
・中下段:外葉はまだまだ元気。
・下段:外葉の枝が細くやや心配。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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出荷最盛期
鹿角 前年並み やや不良 平年並み 平年並み
9

2
[天候]
・8月上旬の気温は平年よりやや高い、雨は少なく、日照時間は平年より多い。
・8月中旬の気温は平年より低く夜温が低い、雨は少なく、日照時間は平年より多い。
・8月下旬の気温は前半高く、後半低く、寒暖の差が大きい、雨はやや多く、日照時間は平年並み。
・8月の気温は平年よりやや高い日もあるが、平年を下回る日も6日(夜温の低い日8日)と多く、安定しない状況にあり、雨量も上旬は少なかったが後半は平年より多い状況となった。日照時間は平年より多い状況となった。
・8/27の台風9号の接近に伴う雨は恵みの雨となり、8/30の台風10号は強風、突風の被害が発生した。
[生育状況]
・雨の少なく干ばつ傾向であったが、8月中旬以降に適度な降雨があり樹勢は旺盛な状況となった(台風9・11号の接近)。
・8月30日の台風10号にあっては、強風、突風の影響により樹及び実自体に被害を受け、広範囲に及んだ。特に、北東部に位置する圃場の被害が大きい状況である。
[病害等]
・旧盆以降において成り疲れの影響から全体的にベト病が発生し、一部ではあるが炭そ病も発生している。
・台風等の影響からかフェーン現象による高温から炭そ病、褐斑病等が蔓延している圃場が散見されている。
・今年の特徴でもあるが数多くの虫が発生しており、ダニの発生も例年より多い状況にある。
[出荷状況]
・7月28日からの出荷ピークは旧盆まで続いた。
・旧盆以降は、7月の干ばつ状況での収穫がピークとなったことから樹体への負担が大きく、成り疲れにより急激に収穫量及び出荷量が減少した。
・8月20日以降に収穫量が回復し、26・27日で前年を上回る出荷量となった。
[規格・品質]
・レギュラー品が少なく10キロが主体となったが、台風の影響からスレ・キズ果が増加することが懸念される。
・干ばつの影響を受け樹勢が回復しない状態で実が成り始め、尻細、胴細の果形の発生が多い状況となった。
・朝の収穫はL級が多く、夕方の収穫はS級が多い状況にある。
[今後の生育・出荷の見込み]
・レギュラー品が少ない状況で台風に伴うスレ・キズ果の発生と果形の悪い状況から回復までは10日程度必要と思われる。
・一部には病気及びダニが蔓延した圃場がある。
・8月の価格は概ね高い水準で販売されていることと、8月下旬以降において、気温の高い日が続きそうな状況から2回目のピークが期待される。
[その他]
・台風10号の影響によりパイプ等が倒壊した。
・8月中に3個の台風が接近し、異常な年を痛感している。今後が心配である。
・もう一つの懸念材料に熊の出没が後を絶たない状況にあり、朝夕の収穫にも影響が出ている。
[写真の補足説明]
・天候不順により樹勢の偏りが見られバランスを崩している現状がある。
・特に果形が尻細のものが多発しており、回復までは2〜3週間程度は必要と思われる。
・今年度新たにかぼちゃの台木を一部導入した。
・品種:豊美1号。
・播種:4月25日
・定植:6月2日
・収穫始め:6月下旬
・収穫終り:10月中旬頃
・上段:元気な圃場。
・中上段、中下段:強風によるキズ・スレ果。
・下段:尻細・胴細の果形が多い年。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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出荷最盛期
鹿角 前年並み やや不良 遅い
(5日程度)
遅い
(5〜7日程度)
8

2
[天候]
・7月上旬の気温は平年より低く夜温が低い、雨は少なく、日照時間は平年より少ない。
・7月中旬の気温は平年より低く夜温が低い、雨は少なく、日照時間は平年よりやや少ない。
・7月下旬の気温は平年より低く夜温が低い、雨は少なく、日照時間は平年より多い。
・7月の気温は最高気温と夜温が低い状況にあり、雨は少なく空梅雨の様相を呈している。日照時間は、7月中旬以降回復基調にある。
[生育状況]
・最高気温と夜温が低く日照も少ない状況から着果量が極端に少ない。
・樹の生育は旺盛で枝の発生が活発であることから実に栄養が行き届かない状況にある。このことは、特異な状況で過去に経験がない。
[病害等]
・気温が低いため黒星病が多発し、全体的に広がり防除の徹底を図っている。
・また、同時期に斑点細菌病及びつる枯れ病も発生している。
・虫は依然発生が多く、種類も多い状況にある。
[出荷状況]
・低温、日照不足から収量が少ない状況にある。
・7/28に第1回目の出荷ピークがあった。
[規格・品質]
・全体的に細い傾向となり、S・Lの長い形状が多い。
・果形的には昨年より良い状況にある。
・レギュラー品多い状況。
[今後の生育・出荷の見込み]
・枝の発生は旺盛であったため、その枝に花芽が付き着果量も増加傾向にあり、前年及び計画数量に追いついてもらいたい。8月中旬以降の出荷ピークに期待する。
[その他]
・梅雨明け後は、枝の発生も良好で花も多く今後に期待する。
・今年度は台風の発生が異常に遅かったことから、今後が心配である。
・今年は、カラスの食害が多く、特に熊の食害が目立つ状況で、生産者がその場で遭遇した状況もある。
[写真の補足説明]
・天候不順により樹勢の偏りが見られバランスを崩している現状がある。
・特に果形が尻細のものが多発しており、回復までは2〜3週間程度は必要と思われる。
・今年度新たにかぼちゃの台木を一部導入した。
・品種:豊美1号。
・播種:4月25日
・定植:6月2日
・収穫始め:6月下旬
・収穫終り:10月中旬頃
・上段:細身で長い果形。
・中上段:多くの花を付けた枝。
・中下段:つる枯れ病が発生。
・下段:実の生育が旺盛で枝の伸びは停滞。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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収穫期
鹿角 前年並み やや不良 遅い
(5日程度)
遅い
(5日程度)
6

28
[天候]
・6月上旬の気温は平年より低く、雨はやや多く、日照時間は平年よりやや少ない。
・6月中旬の気温は平年よりやや高く、雨は平年並み、日照時間は平年より少ない。
・6月下旬の気温は前半高く後半低く寒暖の差が大きい、雨はやや多く、日照時間は平年より少ない。
・6/25〜26に強風被害発生、冷たい風が吹き荒れ産地全体に被害発生。
[生育状況]
・播種期は、4/20〜4/30(ピーク4/25〜26)
・定植期は、5/25〜6/10
・定植期は気温が高めで良好であったが6月に入り気温が低く、日照が少ない状況で、生育が停滞し5日程度の遅れとなっている。
・6/25〜26の強風により葉、芯折れが全域に発生し、幼果にはスレ傷が発生している現状である。
・5/30の降雹により被害を受けた一部圃場は苗の植え替えを実施した。
[病害等]
・気温が低いため黒星病が全域に広がっている状況で、6月下旬の強風で拡大した。
・害虫にあっては、雪融けが早かったため、虫の種類及び数が平年に比べ多い状況にある。
・病害虫の発生が多いため、予防と治療の消毒回数が増えている。
[出荷状況]
・出荷初めは6月20日でスタートし平年並みであったが、天候不順の影響から量が少ない状況にある。
[規格・品質]
・6月の低温等の影響により収穫量が少ない状況で、品質的には尻細の果形が多く、天候不順により幼果から悪い状況にある。
[今後の生育・出荷の見込み]
・天候の回復を望むも、気温が低く、花芽の数も少なく前年を下回ると予想される。
・病害虫の徹底防除が必要である。
[その他]
・雪融けは早かったが、田植え作業の遅れから、きゅうりの定植作業もやや遅れ気味となった。
[写真の補足説明]
・天候不順により樹勢の偏りが見られバランスを崩している現状がある。
・特に果形が尻細のものが多発しており、回復までは2〜3週間程度は必要と思われる。
・今年度新たにかぼちゃの台木を一部導入した。
・品種:豊美1号。
・播種:4月25日
・定植:6月2日
・収穫始め:6月下旬
・収穫終り:10月中旬頃
・上段:お世話になる圃場。
・中上段:尻細の果形。
・中下段:強風によるスレ果。
・下段:害虫による食害の葉。