大阪府(夏秋なす)

播種期 定植期 収穫期 出荷最盛期
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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収穫期
泉南 前年並み 不良 平年並み 平年並み
10

4
[天候、生育状況]
・天候の影響としては、日照不足により曲がったなすが増加している。
また、台風16号の影響により台風通過後1週間程度は出荷量が半減した。
[病害等]
・うどんこ病や褐紋病の発生が確認されてはいるものの、大きな被害には至っていない。
[規格・品質]
・実の曲がりによってC品(曲がりに加えて傷がついているものについては規格外品)に等級が落ちている。
[今後の生育・出荷の見込み]
・今後は台風18号による被害が懸念される。
・台風18号の被害により出荷量が減少した場合は出荷量が回復することなく、そのまま夏秋なすの出荷が終息に向かうと予想される。
[写真の補足説明]
・露地栽培の夏秋なす。
・2016年10月4日撮影。
・草丈は150cm程度。
・日照不足により曲がったなすが多く確認された(写真下段)。
・また、調査を行った圃場では、うどんこ病や褐紋病といった病気は確認されなかった。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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出荷最盛期
泉南 前年並み 不良 平年並み 遅い
7

12
[天候、生育状況]
・天候の影響としては急激な高温の影響により、つやなし果が増加している。
・また、露地栽培において強風の影響で風すれが生じ、等級落ちしている。
[病害等]
・6月よりハウス栽培において被害が拡大していたアザミウマの被害が治まってきている。
・現在、その他の病害虫の発生は確認されていない。
[出荷状況]
・出荷量は前日の夜温に大きく影響され、夜温が高いと生育進度が急激に速くなり、翌日の出荷量が前日のおよそ2倍まで増加することもある。
[規格・品質]
・急激な高温によるつやなし果の増加によりA品・B品率が著しく低下しており、7月2週目についてはC品や規格外品が全体の7割を占める状況となった。
・3週目現在はC品および規格外品が全体の3割程度と回復している。
[今後の生育・出荷の見込み]
・今後も高温および台風の影響が心配される。
[写真の補足説明]
・上3枚はハウス栽培。
・下段は露地栽培の夏秋なす。
・7月12日写真撮影。
・草丈はハウス栽培でおよそ140cm、露地栽培でおよそ90cmであり、ハウス栽培はV字仕立て・露地栽培はY字仕立てであるため、露地栽培の方が草丈が低い状況であった。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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収穫期
泉南 前年並み 平年並み 平年並み 平年並み
6

13
[天候]
・低温もなく生育への支障はない。
[生育状況]
・接ぎ木の時期が前年より早かったものの、生育状況、出荷量とも平年並みである。
[病害等]
・個人差があるが、ハウス栽培でアザミウマの被害が出ている。
[出荷状況]
・出荷量は前日の夜温に大きく影響され、夜温が高いと生育進度が急激に速くなり、翌日の出荷量が前日のおよそ2倍まで増加することもある。
[規格・品質]
・6月に入って、つやなし果の増加ならびにアザミウマの被害により、秀品率が低下しており、現在はC品が中心となっている。
・4月末には実が縦長になっているという報告があったが、現在は丸みを帯びてきている。
[今後の生育・出荷の見込み]
・今後は、気温や日照の急激な変化や台風の被害がなければ、平年並みで落ち着くと考えられる。
[写真の補足説明]
・上3枚:ハウスの夏秋なす。6月13日写真撮影。
・下1枚:露地栽培の夏秋なす。6月13日写真撮影。
・草丈はハウス栽培でおよそ110cm、露地栽培でおよそ65cmである。
・中下段:4月下旬には縦長傾向のなすが見られたが、現在は丸みを帯びてきている。
・集荷場では尻ぼけのナス(つやなし果)が確認された。
・視察した圃場ではアザミウマの被害は確認できなかったが、ハウス栽培において葉にダニが発生している株がいくつかあった。
調査日 調査時点の
生育ステージ
調査産地 作付面積
[平年比]
作況
[平年比]
生育進度
[平年比]
出荷進度
[平年比]
圃場写真
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定植期
泉南 前年並み 平年並み 早い
(7〜10日程度)
早い
(7〜10日程度)
4

26
[天候]
・日照・降雨ともに寒暖の差はあるものの、今のところ支障はない。
[生育状況]
・平年に比べ少し生育が前進化している。
[病害等]
・今のところ目立ったものもなく順調である。
[出荷状況]
・出荷進度が早く出荷量は4/26現在、前年比170%と増加傾向である。
[規格・品質]
・実が若干縦長になっている(下段の写真参照)が、出荷時には丸みを帯びてくると思われる。
[今後の生育・出荷の見込み]
・今は前年を大きく上回っているが今後の風雨が心配である。
[写真の補足説明]
・1月定植の夏秋なす(ハウス栽培)。写真撮影は4月26日。
・草丈はおよそ90cm。
・病害虫の発生は認められないが、少し縦長傾向のなすが見られる。
・中下段:通常のなす。
・下段:奇形のなす。