静岡県(ばれいしょ)
生産ステージ
定植期 1月下旬〜3月中旬
収穫期 4月下旬〜8月上旬
出荷最盛期 5月上旬〜8月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:2月28日) New
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 三方原 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
2月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬にまとまった降雨や降雨日が周期的にあったものの、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が12℃前後で5℃台までしか上がらない日や16℃近くまで上がる日があるなど、周期的に気温差が大きくなっており、最低気温が2℃前後で、月末には5℃近くまでしか下がらなかった。
3月は、1日に降雨があったものの、天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が14℃前後で18℃近くまで上がる日もあり、最低気温が4℃前後で推移している。
生育状況
低温干ばつ傾向で推移した中、1月上中旬に5月上旬どりのトンネル作型、同下旬に5月下旬どりの白マルチ作型、2月に6月どりの黒マルチ作型、同下旬から3月にかけて6月下旬から7月上旬どりの露地作型を定植している。
トンネル作型が芽出しを実施しており、全体的に定植作業は順調。
今後の生育・出荷の見込み
3月に入って暖候期となったことから、順調に生育する見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 黒マルチ作型の圃場
《2枚目》
- 白マルチ作型の圃場
《3、4枚目》
- トンネル作型の圃場
- 芽出しを実施
- 全ての作型の圃場とも、順調な生育を見込む
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第3回目(調査日:6月10日)
調査時点の生育ステージ | 出荷最盛期 | 調査産地 | 三方原 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
6月は、中旬は天候に恵まれたものの、上下旬に大雨の日があった。気温は、最高気温が27℃前後で30℃を超える日があり、最低気温は20℃前後で推移している。
生育状況
入梅後も比較的天候に恵まれたことで、生育は順調に進んだ。
黒マルチ作型及び露地作型とも枯れあがりが早い圃場が多い。
病害虫発生状況
5月下旬以降、降雨により疫病の発生が増加していることから、予防治療剤散布による病害抑制を図っている。
また、収穫の遅い作型の圃場に対しては、疫病予防の徹底を指導している。
規格・品質
品質良く、規格はL中心で大玉傾向。
今後は露地の比率が上がるため、やや小玉にシフトする見込み。
今後の生育・出荷の見込み
白マルチ作型の出荷は終了。
現在は黒マルチ作型の収穫中となっているが、降雨による収穫遅れのため、進捗は5、6割。
枯れあがりが早まっているので、今後は肥大が鈍り、やや小玉になる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 2月25日定植の黒マルチ作型圃場
- 枯れあがりが早まっている
- 品質は良好で、L中心の大玉傾向
- 今後は2L比率が減少する見込み
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第2回目(調査日:5月10日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 出荷開始期 |
調査産地 | 三方原 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
5月は、上旬に晴天日が続いたものの、中旬以降は曇雨天日が続き、16日には統計開始以来2番目の早さで入梅したことで、日照時間は平年を下回り、下旬に大雨の日が続いたことで降水量は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が25℃前後、最低気温が17℃前後で、降雨日の気温は低めに推移した。
生育状況
気温高で日照、降水量とも充分であったことで、5月上旬までの生育は順調。
中旬以降は曇雨天が続いたが、生育への影響は無し。
病害虫発生状況
気温高により、アブラムシ、アザミウマ類が発生したため、早期防除を徹底し、害虫密度の抑制を図っている。
今後は入梅後の曇雨天により疫病の発生が懸念されることから、予防散布の徹底を心掛けている。
規格・品質
本年産は5月10日より収穫開始。
品質良く、昨年産よりも肥大良好。
今後の生育・出荷の見込み
梅雨で曇雨天が続き、降雨及び強風に見舞われることも予想されるため、降雨及び強風後の地上部茎葉の損傷の様子に注意を払い、予防的防除を実施するよう指導を徹底していく。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 1月20日定植のトンネル作型圃場
- 生育はやや徒長気味
- 玉数は少ないものの、肥大は良好
《3、4枚目》
- 2月7日定植の黒マルチ作型圃場
- 6月中旬収穫予定
- 地上部草丈は長め
- 生育良好で病害虫の発生も無い
《5、6枚目》
- 1月15日定植の透明マルチ作型圃場
- 地上部草丈の節間は狭く、玉肥大も良好
《7、8枚目》
- 1月10日定植のトンネル作型の圃場
- 現在収穫中
- 昨年よりも肥大は良好
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第1回目(調査日:4月9日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 三方原 |
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作付面積[前年比] | 増加 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
2月は少雨傾向であったが、3月は周期的に降雨があり、特に下旬の21日及び28日は大雨となったことから、降水量は平年の2倍となった。日照時間は、少雨傾向であった2月は平年を上回り、降水量の多かった3月は天候に恵まれた日も多かったことから、平年並みとなった。気温は、1、2月は寒暖差が激しく、3月下旬から4月上旬は最高気温及び最低気温とも高い傾向になっている。
生育状況
凍霜害の発生も無く、温暖に推移していることから、昨年よりも生育は早め。
やや玉付きは多め。
病害虫発生状況
気温高傾向の中、アブラムシは少ないが、アザミウマは多め。
高温傾向で周期的に降雨があることから、病害虫発生には好適条件となっているため、県及びJAでは予防的防除を心掛けるよう指導しており、病害虫密度は抑制されている。
今後の生育・出荷の見込み
現在の生育は順調だが、今後、4月下旬から5月の天候により生育が左右されることから、栽培管理には注意を払っているところ。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 1月20日定植の圃場(トンネル作型)
- 生育は良好
- 5月上旬収穫予定
《5、6枚目》
- 2月7日定植の圃場(黒マルチ作型)
- 生育は良好
- 6月中旬収穫予定
《7、8枚目》
- 1月15日定植の圃場(透明マルチ作型)
- 生育は良好
- 5月中旬収穫予定
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