北海道(夏秋キャベツ)
生産ステージ
定植期 4月中旬〜7月下旬
収穫期 7月中旬〜11月中旬
出荷最盛期 7月中旬〜10月中旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第2回目(調査日:9月22日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 南幌町 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
8月は、中旬の10日に台風9号から変わった低気圧の影響で大雨となったものの、天候に恵まれた日が多かったことから降水量は平年を下回り、日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が上旬は32℃前後で35℃の酷暑日になった日があったものの、大雨になった10日には20℃を下回り、中旬は23℃前後に落ち着き、下旬は28℃前後で推移した。最低気温は、上旬は24℃前後、中旬は17℃前後、下旬は20℃前後で推移した。
9月は、上中旬に長い周期でまとなった降雨の日があったものの、天候に恵まれた日が多い。気温は、最高気温が上旬は25℃前後、中旬以降は22℃前後で推移し、最低気温が16℃前後で推移している。
生育状況
8月上旬まで高温干ばつ、その後、大雨の日があったものの天候に恵まれた日が続いているため、根が肥料分の阻害されて生育が5~7日程度遅れている。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
品質は問題ないものの、結球肥大が緩慢になっているために小玉傾向で推移しており、9玉入り中心で、10玉入りもみられる。
今後の生育・出荷の見込み
降雨次第で生育が回復し、潤沢な出荷となる見込みだが、在圃期間が長く、玉が締まってきていることから、割れによる品質低下が危惧される。
写真の補足説明
《1~8枚目》
- 圃場の様子
- 1、2枚目:6月下旬播種の13作型
- 品種はSK545
- 現在、収穫適期
- 3、4枚目:7月上旬播種の14作型
- 品種はSK545
- 5~7日の生育遅れ
- 5~7枚目:7月10日播種の15作型
- 品種はSK545
- 8枚目:圃場全体
- 連続収穫を目的に、作型を分散して作付
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第1回目(調査日:7月21日)
調査時点の生育ステージ |
定植期 生育期 収穫期 |
調査産地 | 南幌町 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
6月は、上下旬に大雨の日があったものの、天候に恵まれた日が多かったことから降水量は平年を下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が24℃前後で降雨日は20℃を下回る日もあれば、下旬の晴天日は29℃になるなど、気温の変化が大きかった。最低気温は13℃前後で推移した。
7月は、上旬に降雨日があったものの、天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が上旬は22℃前後、中旬以降は28℃前後で34℃の猛暑日もあり、最低気温が中旬までは16℃前後、下旬は20℃前後で推移している。
生育状況
定植当初は、低温及び日照不足で初期生育が遅れたものの、6月中旬以降は天候に恵まれて気温が上昇したことで、生育進度が回復してきた。
しかし、晴天日が続いていることで乾燥状態となっており、結球及び肥大が緩慢になっていることに加え、一部圃場では高温障害(葉焼け)が散見される。
病害虫発生状況
特に無し。
高温乾燥によりアザミウマの発生が懸念されることから、予防的防除を実施している。
規格・品質
結球及び肥大が緩慢なため、出荷進度は1週間程度遅れている。
品質良く、7、8玉サイズ中心(在圃は8,9玉中心の肥大状況なので、この規格まで肥大させる必要があるために出荷が遅れる)。
今後の生育・出荷の見込み
高温乾燥で結球及び肥大の遅れは、今後も続く見込み。
写真の補足説明
《1~8枚目》
- 圃場の様子
- 1、2枚目:4作型の区画
- 品種はSK545
- 収穫予定は7月22日
- 結球及び肥大は良好
- 3~6枚目:6作型の区画
- 品種はSK545
- 圃場が乾燥しているためにチューブかん水を実施
- 高温乾燥のため、高温障害(葉焼け)がみられる
- 7、8枚目:7作型の区画
- 品種はSK545
- 土壌が乾燥しているために根の肥料分吸収が緩慢になっているため、生育は遅れている。
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