山梨県（夏秋なす）
生産ステージ
播種期 １月上旬〜１月下旬、5月上旬～６月下旬
定植期 ５月上旬〜７月下旬
収穫期 ６月上旬〜１１月下旬
出荷最盛期 ７月上旬〜１０月下旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第４回目（調査日：１１月８日） New
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 甲府・笛南・西八代 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
１０月は、中下旬にまとまった降雨の日があったものの、天候に恵まれた日が多かったことから、降水量は平年の約２割と大幅に下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が１６日までは２８℃前後で３０℃の真夏日もあり、１７日以降は１９℃前後で推移し、最低気温が１６日までは１７℃前後、１７日以降は８℃前後で４℃まで低下する日もあった。
１１月は、天候に恵まれた日が続いた中、９日は大雨となった。気温は、最高気温が１８℃前後、最低気温が１０日までは１０℃前後、１１日以降は４℃前後で推移している。
生育状況
１０月中旬まで最高気温が高く推移していたことで順調な生育、着果となっていたが、下旬以降は成り疲れと気温の低下で樹勢が低下した圃場もみられる。
病害虫発生状況
これまでの気温高でダニ、アブラムシが、樹勢の低下でうどんこ病が発生している。
規格・品質
気温高で連続着果となったことから、順調に出荷が続いた。
１０月上旬までは品質良く、規格は中心規格。
成り疲れ等で樹勢低下となった下旬以降は、艶がなくなり、下位等級品が増加。
今後の生育・出荷の見込み
１０月下旬以降は終盤になっており、１１月１５日頃に出荷終了予定。
写真の補足説明
《１～4枚目》
- 圃場の様子
- これまでの気温高で連続着果となったことから樹勢は低下しているものの、この時期としては生育は良好
- 最後までしっかりと秀品出荷を心がけていく
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第３回目（調査日：９月３０日）
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 甲府・笛南・西八代 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
９月は、日照時間がほぼ平年並みとなった中、上中旬に秋雨前線や台風の影響でまとまった降雨や大雨の日があったものの、降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が２８℃前後で３０℃を超える日があり、最低気温が上中旬は２０℃前後、下旬は１７℃前後で推移した。
１０月は、比較的天候に恵まれた日が続いており、気温は、最高気温が２７℃前後、最低気温が１７℃前後で推移している。
生育状況
９月中旬の気温低下により、樹勢や着果が鈍くなっている。
病害虫発生状況
これまでの高温でダニやアブラムシの発生が見られたことから、早期防除で害虫密度を抑制している。
また、樹勢の低下でうどんこ病が発生していたことから、予防治療剤による病害抑制のほか、追肥と葉面散布による樹勢回復策を行っている。
規格・品質
気温の低下でボケ果は減少したが、産地によっては台風の強風によりキズ果が見られる。
品質及び規格は、選果選別の徹底により良好。
今後の生育・出荷の見込み
１０月上旬が気温の上昇で多少増量となったが、今後は気温の低下により出荷量が減少傾向になり、１１月第２週頃に出荷終了する産地が出てくる見込み。
写真の補足説明
《１～4枚目》
- 圃場の様子
- 病害虫の発生は無い
- 追肥や葉面散布による樹勢維持を徹底していることから、生育は順調
- 着果も良好だが、台風による強風でキズ果が発生している
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第２回目（調査日：８月２６日）
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 |
甲府・笛南・西八代 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、中旬を中心にまとまった降雨があり、特に１３～１８日は秋雨前線の影響で大雨が続いたことから降水量は平年を大幅に上回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が上下旬は３５℃前後で３７℃を超える酷暑日モ多くあり、中旬は秋雨前線の影響で一転して２６℃前後に落ち着いた。最低気温は、２３℃前後で推移した。
９月は、秋雨前線の影響で大雨やまとまった降雨の日が多く、日照時間が少なく推移している。気温は、最高気温が２６℃前後、最低気温が１８℃前後で推移している。
生育状況
７月中旬から８月上旬にかけて、比較的天候に恵まれた日が多かったことから、各地とも順調な生育となっているが、一部、排水条件の悪い圃場を中心に大雨で生育が鈍化したところがある。
病害虫発生状況
雨天の合間に曇天が続いたことから、一部でうどんこ病の発生が確認されたことから、異なる薬剤系統のローテーション散布により、病害密度を抑制している。
規格・品質
初期生育時の降雨や強風によるキズ果、８月上下旬の高温によるボケ果が発生していることで下位等級果の発生がある。
下位等級果の発生がみられることから、いつも以上に選果選別を徹底し、傷みのない適正果の出荷を心掛けている。
今後の生育・出荷の見込み
天候が安定すれば、順調に生育し、出荷最盛期になるものの、９月に入ってから第２週前半まで秋雨前線の影響を受けて、日照弱く低温傾向にあることから、生育がやや緩慢になっていたものの、同週後半から気温が上昇していることから、生育の回復が期待できる。
秋雨前線による曇雨天日が続いていることから、水腐れ、カビの発生が予想されるため、予防的防除により健全な樹と果実を維持するよう心掛けている。
写真の補足説明
《１～4枚目》
- 圃場の様子
- 曇雨天日が続いたことから、病害発生が予想されたことから、予防的防除や、樹勢維持のための追肥や葉面散布を徹底したことで、樹勢良く、病害もない樹に仕上がっている
- 着果、肥大、着色ともに順調で、果実は色、艶ともに良好
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第１回目（調査日：６月３０日）
| 調査時点の生育ステージ |
定植期 生育期 |
調査産地 | 甲府・笛南・西八代 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | － |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | － |
天候状況
５月までは天候に恵まれた日が続いた。
６月は、中旬以降まとまった降雨の日があったことで降水量は平年を上回り、上旬を中心に天候に恵まれた日が多かったことから日照時間も平年を上回った。気温は、最高気温が２８℃前後で３０℃を上回った日も多く、上旬には３３℃まで上昇した日があり、最低気温は１８℃前後で入梅以降は低めに推移した。
なお、１４日のまとまった降雨で当県内は平年より７日遅い入梅となった。
７月は、降雨の日が多く、日照時間が少なく推移している。気温は、最高気温が２５℃前後で３２℃まで上昇する日があり、最低気温が２０℃前後推移している。
生育状況
これまで日照に恵まれていたことで、生育は順調。
産地によっては、生育が５日程度遅れている。
産地によっては定植が３日程度遅れている。
天候次第だが、６月３０日に定植は終了予定。
病害虫発生状況
最高気温が高めに推移していることで、鱗翅目害虫の発生がみられるため、異なる薬剤系統のローテーション散布により害虫密度を抑制している。
今後の生育・出荷の見込み
樹勢が良好で、順調に生育していることから、梅雨末期の大雨等が無ければ、今後の生育も良好になることが見込まれる。
７月上旬から共選を開始する予定の産地がある。
写真の補足説明
《１、2枚目》
- 圃場の様子
- V字仕立てのための支柱も設置済
- 樹勢良く、生育は順調
《3、4枚目》
- 着花は良好
- 実の着色と肥大も順調
- 秀品出荷が期待できる
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