天候状況

１月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間はほぼ平年並みで、中下旬に降雨の日があったものの、降水量は平年の約６割と大幅に下回った。気温は、最高気温が８℃前後で５℃を下回る日もあり、最低気温が１℃前後で－２℃台の日もあった。

生育状況

９月の秋雨前線等による大雨の影響で、一部で定植後の活着、生育初期の根張りが悪かったことから、圃場内の排水性の悪い箇所を中心に生育にばらつきがみられたが、生育中期以降は天候に恵まれて生育がばらついたままではあるものの、順調に結球、肥大している。

病害虫発生状況

病害虫の発生は少ないものの、厳寒期に入り、降雨により一部圃場で白さび病の発生がみられたものの、発生初期の予防治療剤散布により、病害密度を抑制している。

規格・品質

出荷量は、平日で日量４５００ｃ/ｓ程度。

品質良く、規格は上位等級が多く、５、６玉中心。

今後の生育・出荷の見込み

出荷も中盤に入って出荷最盛期を過ぎることから、今後の出荷量は徐々に減少する見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ９月１３日播種（直播）の圃場
• 品種は黄りんじ
• 現在収穫中
• 畝によっては生育にばらつきがみられるものの、ほぼベタ切りできている
• 厳寒期に入り、頭頂部を結束して結球内の凍害を防止している
• 結球、肥大は順調、外葉は充実しており、在圃品質は良好

天候状況

１２月は、天候に恵まれた日が続いている中、周期的に大雨や降雨の日がある。気温は、最高気温が１２℃前後で２６日は寒波の影響を受けて４℃までしか上がらず、最低気温が１３日までは７℃前後、１４日以降は２℃前後で０℃を下回る日もある。

生育状況

依然として生育にバラツキがみられるものの、生育の良い玉は平年より５日程度生育が進んでいる。

病害虫発生状況

一部で大雨による白さび病が散見されたが、予防治療剤による早期防除で病害葉抑制されている。

規格・品質

平日の日量で１５００ｃ/ｓ程度。

品質良く、規格は上位等級が多く、５、６玉中心。

今後の生育・出荷の見込み

今後の天候にもよるが、徐々に増量見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ９月１３日直播の圃場の様子
• 品種は黄りんじ
• 外葉に病斑や枯れがみられるものの、もともと調整時に除去する葉のため、特に問題は無い
• 結球、肥大は順調
• 病害虫の発生も無く、在圃品質は良好

天候状況

１１月は、上下旬に大雨があったものの、天候に恵まれた日が多かったことから降水量は平年を大幅に下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が１８℃前後で１３℃までしか上がらない日もあり、最低気温が２６日までは９℃前後、２７日以降は３℃前後で推移した。

生育状況

大雨の日があったことで急激に土壌水分量が増加したものの、その後は天候に恵まれて乾燥した日が続いたことから土壌水分が少ない状況が続いており、定植後の活着不良が改善せず、一部で生育にムラがある。

病害虫発生状況

気温が高めに推移してきたことから、ヨトウの発生が見られるものの、フェロモントラップによる予察を基に、異なる薬剤系統による早期防除を徹底していることから、害虫密度は抑制されている。

また、大雨があったことから白さび病、白斑病が散見されたものの、調整予定の外葉への病斑で止まっていることに加え、予防治療剤による早期防除で病害を抑制していることから、収穫予定物への影響は無い。

今後の生育・出荷の見込み

本年産は、１１月２４、２５日頃から出荷予定。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ９月１３日直播の圃場の様子
• 品種は黄りんじ
• 順調に結球、肥大中
• 病虫害痕もなく、在圃品質は良好
• 一部、活着不良か所の生育にムラがある

天候状況

９月は、台風や秋雨前線等の影響により、周期的にまとまった降雨や大雨の日があったことから降水量は平年を大幅に上回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が２８℃前後で２２℃までしか上がらない日もあり、最低気温が２１℃前後で１７℃まで下がる日もあった。

１０月は、天候に恵まれた日が続いており、気温は、最高気温が１６日までは２８℃前後と高かったものの、１７日以降は２２℃を下回っている。最低気温は、１６日までは１８℃前後、１７日以降は１４℃を下回っている。

生育状況

育苗、定植作業は順調に進み、活着及び初期生育とも良好。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

１０月に入ってから殆ど降雨がなく、干ばつ傾向となっているため、肥料分吸収力の低下による生育遅れが心配される。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ９月１３日播種の圃場（直播）
• 品種は黄りんじ
• 初期生育は良好
• 病害虫の発生は特に無い