大分県(夏秋トマト)
生産ステージ
播種期 3月上旬〜5月中旬
定植期 3月中旬〜5月下旬
収穫期 5月下旬〜11月中旬
出荷最盛期 7月上旬〜8月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:10月7日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 竹田市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、中旬まで曇雨天が続き、14日に大雨となったものの降水量は平年の約3割と大幅に下回り、下旬は天候に恵まれたものの日照時間も平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が27℃前後で22℃までした上がらない日もあり、最低気温が上中旬は20℃前後、下旬は18℃前後で14℃まで低下する日もあった。
10月は、天候に恵まれた日が続いており、気温は、最高気温が中旬の16日までは28℃前後と高かったが、17日以降は19℃前後に落ち着いている。最低気温は15℃前後で、17日以降は10℃を下回っている。
生育状況
8月上中旬の長雨や下旬以降の気温高を抜け、生育は回復傾向となり安定している。
雨よけ作型は9月25日前後で芯止め、抑制作型は10月中下旬に芯止め予定。
病害虫発生状況
長雨による湿度高により灰色かび病が発生したが、予防治療剤の散布により病害密度を抑制している。
害虫では、コナジラミの発生時期となったことから、黄色粘着版による耕種的防除のほか、発生ステージを見極めた上でローテーション散布により害虫密度を抑制している。
規格・品質
これまでは小玉傾向であったが、芯止めで実への養分転流を進めたことから徐々に玉は大きくなりつつある。
規格は小玉傾向であるものの、裂果等無く品質は良好で、秀品率が高い。
今後の生育・出荷の見込み
本年産は切り上がりが早くなる見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- ハウス内の様子
- 後半に入り、かなり草丈が伸びているが樹勢は良好
- しっかりと着果している
- 裂果等無く、肥大も順調
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第3回目(調査日:8月30日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 竹田市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
8月は、上中旬にまとまった降雨の日があり、特に8日は台風9号、11~20日は秋雨前線の影響で大雨やまとまった降雨となったことから、降水量は平年の2倍弱と大幅に上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、、最高気温が上下旬は33℃前後、秋雨前線の影響位を受け23℃前後で推移し、最低気温は23℃前後で推移した。
生育状況
これまでの高温で着果無料、生長点の焼け、根の弱りがあるため、生育は7日程度遅い。
病害虫発生状況
高温によりコナジラミが増加傾向、中旬の曇雨天によりカビの発生がみられたことから、防除を徹底している。
規格・品質
現在の出荷段は梅雨時期に着果した段のため、着果が少なく、出荷量は減少。
玉は堅めで小玉傾向。
今後の生育・出荷の見込み
上の2段は大雨等の影響で着果不良。
雨よけ作型は、9月下旬に芯止めするために今後の出荷量は伸びない見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- ハウス内の様子
- 小玉傾向ながら、果形は良好
- 上段になると、大雨の影響で着果不良となっている
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第2回目(調査日:7月20日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 竹田市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
6月は、上中旬にまとまった降雨があったものの、曇天日が多く、晴天日もあったことから降水量は平年の3分の1と大幅に下回り、日照時間は平年並みとなった。気温は、最高気温が28℃前後、最低気温が18℃前後で推移した。
7月は、まとまった降雨の日が多い中、当県内は13日に平年より早い梅雨明けとなったものの、17日は大雨となった。気温は、最高気温が30℃前後、最低気温が21℃前後で推移している。
生育状況
4月の積算気温不足からの10日程度の生育遅れは、その後の長梅雨により回復がおくれたことから、現在は生育が7日程度遅れている。
早いハウスでは6段目の収穫となっているが、長梅雨により根張りは弱くなっている。
病害虫発生状況
時期的にうどんこ病が散見されているとともに、気温高によりコナジラミが増加傾向となっていることから、効率的なローテーション散布による密度抑制防除を実施している。
規格・品質
7月10日過ぎに最初の出荷最盛期があり、現在は花落ちにより着果数の少ない段の収穫となっており、着果も鈍化している。
品質良く裂果は少なく、規格は20~24玉中心。
今後の生育・出荷の見込み
上3段の着果はすこぶる良好だが、その上の2段は長梅雨中に開花した段のため、着果不良気味となっていることから、8月中旬(盆明け)から同月末にかけて出荷量の減少が見込まれる。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- ハウス内の様子
- 樹勢は良好
- 収穫を控えている3段の着果及び肥大は順調
- その上位段は日照の少ない梅雨時期に開花したものであるため、花落ち等により着果量が少なめ
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第1回目(調査日:5月7日)
調査時点の生育ステージ |
定植期 生育期 |
調査産地 | 竹田市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
4月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬にまとまった降雨があったものの、全体的に降雨日が少なかったことから降水量は平年を大きく下回った。気温は、最高気温が23℃前後と温暖な日が多かったが、中旬は15℃台までしか上がらなかった日もあり、一方、下旬には27℃台まで上昇する日もあった。最低気温は6℃前後で推移し、10℃を超える日もあった中、中旬は氷点下まで低下した日があった。
5月は、まとまった降雨があったものの上旬は比較的天候に恵まれたものの、中旬に入ると平年よりも早い梅雨入りとなり、大雨となった。気温は、最高気温は梅雨入り後に30℃を超える日があり、最低気温は19℃までしか下がらない日があるなど、気温高で推移している。
生育状況
4月まで、気温の低い日が多かったことから積算気温不足となったため、生育は平年よりも10日程度遅れている。
また、これまでの少雨傾向等から、1段目は尻腐れや奇形果が多めとなっている。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
出荷開始は、5月下旬の見込み。
平年より梅雨入りが早くなっており、天候次第では花飛びの増加等、生育への影響が懸念される。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- ハウス内の様子
- 活着、葉の展開、着花等は順調
- 今後は、梅雨で大雨等も危惧されることから病害対策を徹底し、高品質、安定出荷を心掛けたい
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