石川県(夏秋トマト)
生産ステージ
播種期 6月下旬〜7月下旬
定植期 7月上旬〜7月下旬
収穫期 8月中旬〜12月下旬
出荷最盛期 9月上旬〜9月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:9月30日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 金沢市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、晴れの日や曇天日が多かったことで日照時間は平年並み、秋雨前線や台風の影響で長い周期でまとまった降雨や大雨の日があったものの、降水量は平年の6割と大幅に下回った。気温は、最高気温が27℃前後で月末は30℃の真夏日になり、最低気温が20℃前後で推移した。
10月は、短時間にまとまった降雨となった日があったものの、天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が27℃前後、最低気温が18℃前後で推移している。
生育状況
平年並みの日照が確保できたことから、生育は概ね良好。
現在の着果段は、6~8段目。
病害虫発生状況
日照に恵まれてハウス内温度がやや高めに推移していることから、コナジラミの発生が確認されたため、早期防除により害虫密度を抑制している。
なお、アザミウマ等の発生は少ない。
規格・品質
品質良く、規格は中玉から小玉傾向で、割れ果等の下位等級品の発生は少ない。
今後の生育・出荷の見込み
これから徐々に気温が低下する時期に入ることから、数量の大きな増加はなく、出荷量は横ばいとなる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス内の様子(土耕栽培)
- 樹勢は良好
- 現在着果しているものは、直径7、8cm程度まで肥大
- 着果状況は良好で、在圃品質も良い
- 大きな出荷最盛期はないものの、安定した出荷となる見込み
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第3回目(調査日:8月30日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 金沢市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~やや遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、中旬にまとまった降雨の日があり、特に9、10日は台風9号、12~17日は秋雨前線による線状降水帯の影響で大雨となったことから、平年を大幅に上回る降水量となった。また、曇雨天日が多かったことから、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が上旬は33℃前後で36℃の酷暑日もあり、中旬に入ると秋雨前線の影響で25℃前後までしか上がらなかったものの、下旬には再び32℃前後となった。最低気温は25℃前後で、中旬は20℃まで低下した日もあった。
生育状況
8月中旬の秋雨前線による天候不順の影響で、生育進度は平年並みからやや遅れとなっている(4、5段目が着果、6、7段目が開花)。
病害虫発生状況
8月上旬までの高温でアザミウマの発生が確認されたものの、早期防除と中旬の低温により、害虫密度は抑制されている。
規格・品質
8月19日から出荷が始まっており、月末に向けて出荷量は増加傾向。
品質良く、規格は20玉、24玉中心で小玉傾向で、秀品率は平年並み。
今後の生育・出荷の見込み
9月中旬頃に出荷予定の段については、花飛びが散見されることから、同旬の出荷量は一旦落ち着く見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 土耕温室の様子
- 4段目が着果、6段目が開花
- 1,2段目を収穫中
- 果形は良好で、玉の横径は6.5~7.5cm、縦径は5~5.5cm
《3、4枚目》
- 土耕パイプハウスの様子
- 5段目が着果、6、7段目が開花
- 2段目を収穫中
- 果形は良好だが、一部でカルシウム欠乏による尻腐れ果がみられる
- 玉の横径は6.5~7.5cm、縦径は5.5cm前後でM玉中心になる見込み
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第2回目(調査日:8月12日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 金沢市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
8月は、9日まで晴天日が続いたものの、9日からは大雨となっている。気温は、最高気温が33℃前後で上旬は35℃の酷暑日となり、最低気温が26℃前後と熱帯夜になっていたが、9日以降は降雨のため23℃で推移している。
生育状況
現在、2、3段目が着果、4、5段目が開花しており、平年並みの生育となっている。
一部でカルシウム欠乏による尻腐れ果が散見されることから、葉面散布によるカルシウム分施用を行っている。
病害虫発生状況
高温によりアザミウマの発生が散見されたが、早期防除の徹底により害虫密度を抑制している。
今後の生育・出荷の見込み
本年は、平年並みの8月20日前後から出荷を開始する見込み。
果実の肥大が順調なため、出荷当初からしばらくの間、玉流れは大玉傾向になる見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 土耕温室内の様子
- 2、3段目が着果、4、5段目が開花
- 1段目着果分の肥大状況は、形状良好で横径5、6cm、縦径3、4cmで肥大順調
《3、4枚目》
- 土耕パイプハウス内の様子
- 3、4段目が着果、5、6段目が開花
- カルシウム欠乏による尻腐れ、ハウス内室温上昇によるアザミウマ発生が散見される
- これら生理障害及び虫害については、対応済
- 1段目着果分の肥大状況は、形状良好で横径7、8cm、縦径4,5cmで肥大順調
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第1回目(調査日:7月19日)
調査時点の生育ステージ |
播種期 定植期 |
調査産地 | 金沢市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
7月は、上旬にまとまった降雨の日が続き、特に4~9日は大雨の日が続いたものの、中旬以降は天候に恵まれた日が続いたことから日照時間は平年を大幅に上回り、降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が上旬は28℃前後、中旬以降は33℃前後と高温で推移し、最低気温が上旬は22℃前後、中旬以降は25℃前後で推移した。
なお、14日に当県内は平年より9日早い梅雨明けとなった。
生育状況
乾燥傾向となったことで根の肥料分吸い上げが弱く、樹勢が若干弱い。
また、生育が2、3日程度遅れており、花芽の質が危惧される。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
今後の天候次第ではあるが、平年並みの生育及び出荷開始を見込む。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 土耕ハウス(鉄骨ハウス)内の様子
- 病害虫の発生は無し
- 1段目は開花前
《3、4枚目》
- 土耕ハウス(パイプハウス)内の様子
- こちらも病害虫の発生は無し
- 1段目は開花前
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