天候状況

１０月は、天候に恵まれた日が多い中、長い周期で降雨の日があり、降水量は平年の約５割と大幅に下回り、日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が１５日までは２７℃前後、１６日以降は１９℃前後で推移し、最低気温が１６日までは１７℃前後、１７日以降は８℃前後で推移した。

１１月は、天候に恵まれた日が続いた中、９日が大雨となった。気温は、最高気温が２０℃前後、最低気温が８℃前後で推移している。

生育状況

昼夜の寒暖差が大きいものの、日照に恵まれていることで生育は順調。

病害虫発生状況

適正防除を励行していることで、病害虫は特に無し。

規格・品質

出荷量は平年並み。

品質良く、規格はA品率が約７割。

今後の生育・出荷の見込み

１１月末まで出荷が続き、その後は促成作の出荷となる見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月１７日定植のハウス内の様子（２０aに２３５２本定植）
• 品種はまりん
• 出荷終盤だが、褐斑病等もなく樹勢も良好

天候状況

９月は、上中旬に秋雨前線や台風の影響でまとまった降雨の日があったものの、降雨日よりも曇天日が多かったことから、降水量は平年の半分と大幅に下回り、日照時間も平年を下回った。気温は、最高気温が上下旬は２５℃前後、中旬は２７℃前後で、最低気温が上下旬は１８℃前後、中旬は２１℃前後で推移した。

１０月は、晴れの日や曇雨天の合間にまとまった降雨の日があり、気温は、最高気温が上旬は２９℃前後と高かったが、中旬に入り２３℃前後で１７日以降は２０℃を下回る日が多くなり、最低気温が１７℃前後で１７日以降は１１℃を下回る日が多くなり、６℃台まで低下した日もある。

生育状況

定植期の秋雨前線による低温寡日照の影響が若干残っているものの、その後の気温上昇等により順調に生育している。

１０月中旬に入ってからは夜温が秋らしく低下してきたことから、夜間暖房を開始した。

病害虫発生状況

晴れの日を中心に、日中のハウス内温度が高めに推移していることで、チャノホコリダニ等が発生しているため、ダニ剤の早期防除を実施し、害虫密度を抑制している。

規格・品質

品質良く、規格はAコンテナ中心（全体の７割）。

今後の生育・出荷の見込み

今後の天候次第ではあるが、抑制作型は１１月１０日頃まで出荷を予定。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月１１日定植のハウス内の様子
• 品種は兼備２号
• 病害なく樹勢は良好、節間も適正で葉色も良い
• 着果、肥大も良好

天候状況

９月は、上旬が秋雨前線の影響で曇雨天日が続き、中旬に入ってからは数日おきに晴天日があった気温は、最高気温が上旬は２２℃前後、中旬は２７℃前後で３２℃まで上がる日もあった。最低気温は２０℃前後で推移している。

生育状況

秋雨前線の影響で日照が弱く、気温も低下したことから、側枝の発生が緩慢だが、樹勢は健全で主枝は順調に伸長している。

病害虫発生状況

８月下旬に天候が回復したことから、ハウス内温度も上昇してアザミウマが発生したが、異なる薬剤系統による早期適正防除により、害虫密度を抑制している。

規格・品質

出荷量は平年並みで、品質も良好。

規格は、Ａ品が９割と良好。

今後の生育・出荷の見込み

１８日に関東に接近する台風１４号等、台風の影響を受けやすい時期にあたるため、対策を徹底して平年並みの品質、出荷量を目指したい。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月１１日定植のハウス
• 品種は、兼備２号
• 樹勢、葉色、節間とも良好
• ８月中旬が秋雨前線の影響で気温が低下したため、やや肩張り果が散見されるものの、連続着果しており、果形、照りとも良好