山形県(夏秋きゅうり)
生産ステージ
播種期 3月下旬〜4月中旬
定植期 4月下旬〜5月中旬
収穫期 6月上旬〜9月中旬
出荷最盛期 6月下旬〜7月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:7月10日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 山形 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
7月は、中旬の14日まで曇雨天日が続き、特に7日は大雨となった。気温は、最高気温が30℃前後で、晴天となった16日は34度を超え、17日以降は36℃以上の酷暑日となっている。最低気温は21℃前後で推移している。
なお、当県内は16日に平年より8日早い梅雨明けとなった。
生育状況
生育は平年並みに良好。
梅雨の曇雨天による日照不足により、生長点が弱っている樹がみられるものの、梅雨明け後の日照により回復する見込み。
病害虫発生状況
気温高のため、一部でアブラムシ、ウリノメイガがみられるため、早期防除で害虫密度を抑制している。
品質・規格
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
平年並みで、8月上旬までの安定収穫を見込んでいる。
写真の補足説明
《1~6枚目》
- 圃場の様子
- 着花、着果は良好で、生育も順調
- 気温の上昇と日照の回復により、つるの伸びも良好
- 強風によるスレ果が散見される
- 乾燥による曲がり果も依然として散見される
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第3回目(調査日:6月20日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 山形 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
6月は、上旬の4日にまとまった降雨となったものの、天候に恵まれた日が多かったことから降水量は平年の約半分と大幅に下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が28℃前後、最低気温が18℃前後で推移した。
なお、当県内は19日に平年より8日遅い入梅となった。
生育状況
生育は良好。
乾燥により肥料分吸収が不十分になっていることから、一部で樹勢の弱い樹もみられる。
乾燥で曲がり果も一部で散見される。
病害虫発生状況
気温高のため、一部でアブラムシ、アザミウマがみられるため、早期防除で害虫密度を抑制している。
品質・規格
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
生育は良好で果形も安定してきている。
平年以上の収量が期待できる見込み。
写真の補足説明
《1~6枚目》
- 圃場の様子
- 着花、着果は良好で、生育も順調
- 乾燥による曲がり果が散見される
- 気温高で推移していることから、アザミウマが発生した(現在は抑制している)
- 降水量が少ないため、樹の状態を見ながら2、3日おきにかん水している
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第2回目(調査日:6月10日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 山形 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
6月は上旬の4日にまとまった降雨があったものの、天候に恵まれている。気温は、最高気温が28℃前後で32℃まで上昇した日もあり、最低気温は上旬が15℃前後、中旬が18℃前後で推移している。
生育状況
生育は良好。
気温高で乾燥傾向のため、2、3日に1回の頻度でかん水している。
風の強い日が多いことから、一部でスレ果がみられる。
病害虫発生状況
気温高のため、一部でアブラムシ、ウリノメイガがみられるため、早期防除で害虫密度を抑制している。
今後の生育・出荷の見込み
積算気温は順調であり、日照にも恵まれているため、適度な降雨があれば順調な生育及び収量が期待できる。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- つる上げは5月26~28日、わら敷きは敷きは5月30、31日
- 着花、着果は順調
《5~7枚目》
- 強風によるスレ果
- 強風対策として、圃場額縁にネットを展張している
- 県産きゅうりの販売状況(関東地方の量販店)
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第1回目(調査日:5月10日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 山形 |
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作付面積[前年比] | 平年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並みを見込む |
天候状況
本年は気温高の日が多く、雪解けが進んだ。
4月は、天候に恵まれたことで日照時間は平年を大幅に上回ったが、中下旬にまとまった降雨の日があったことから、降水量も平年を上回った。気温は、最高気温が15℃前後で推移したが、20℃を上回る日もあった。最低気温は5℃前後で推移したが、下旬には0℃台まで冷え込む日もあったことなど、寒暖差が大きかった。
5月は、月初めにまとまった降雨があったものの、それ以降、中旬後半までは天候に恵まれて乾燥傾向となった。気温は、最高気温が20℃前後、最低気温が10℃前後と温暖に推移しており、中旬以降は最低気温が15℃前後と上昇してきている。
生育状況
定植作業は、4月末から5月初めと平年並みだったが、定植時期の降雨及び日照不足による地温低下で、活着が遅れた。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
つる上げまでは1~2週間かかるが、日中の気温が比較的温暖に推移してることもあり、天候が安定してくれば、5月下旬につる下げ、6月上旬に初出荷を見込んでいる。
夜温の低い日が続いているものの、今後、大きな気象変動もなく推移すれば、平年並みの生育、出荷を期待できる。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 4月28日定植の圃場
- 強風によるスレ防止のため、防風ネットで圃場を囲んでいる
《3枚目》
- 初期生育温度確保のため、トンネルをかけている
- また、地温確保及び株元の雑草繁茂防止のため、畝には黒マルチを展張
- 葉色良く、活着は良好
《4枚目》
- かん水チューブを各トンネルに張り巡らせている
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