愛媛県(秋冬さといも)
生産ステージ
定植期 3月上旬〜4月下旬
収穫期 9月中旬〜翌5月中旬
出荷最盛期 10月上旬〜12月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第3回目(調査日:12月2日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 宇摩 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が続いたことで日照時間は平年を上回ったが、上下旬に大雨があったことから降水量は平年の7割増と大幅に上回った。気温は、最高気温が22日までは19℃前後、23日以降は13℃前後で推移し、最低気温が26日までは9℃前後、27日以降は3℃前後で推移した。
生育状況
8月の盆前後の降雨で玉太りに影響があったものの、その後の天候でやや大玉傾向となり、作柄はやや良。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
11月末時点の出荷量は前年比99%でほぼ平年並み、日量は20~25t程度。
8月の降雨により芋はやや長めが多く、平年より優品が多め。
今後の生育・出荷の見込み
広域選果場における本年産の出荷先は、関東向けが前年を大幅に上回っている。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 広域選果場の様子
- 生産者の労力軽減による増反支援につながっている
- ブランドさといも「伊予美人」は、広域選果場での徹底した選果選別で、均一化された高品質なさといもである
《3枚目》
- 収穫前の圃場の様子
- 産地全体の収穫作業進捗率は4割
- 作柄はやや良で、品質も良好
《4枚目》
- 年明け以降の出荷や次年度産向けの種芋生産圃場に対しては、凍害対策を周知している
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第2回目(調査日:10月6日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 宇摩 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、上中旬に大雨やまとまった降雨があり、特に8、9日は台風9号、12-20日は秋雨前線等の影響で大雨が続いたことから、降水量は平年の1.6倍と大幅員上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が上下旬は33℃前後、中旬は秋雨前線の影響で一転して26℃前後に落ち着き、最低気温が上下旬は24℃前後、中旬は22℃前後で推移した。
9月は、上旬が秋雨前線、中旬が台風の影響で大雨となったものの、降水量は平年を大幅に下回り、曇天日が多かったことから日照時間も平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が28℃前後、最低気温が20℃前後で推移した。
10月は、天候に恵まれた日が多く、気温は、最高気温が28℃前後、最低気温が18℃前後で推移している。
病害虫発生状況
9月まではヨトウムシの発生が見られたが、その後の大雨や気温の上昇が鈍かったことなどから発生頭数が自然に抑制され、現在は特に無し。
規格・品質
出荷開始は、平年並みの9月10日。
収量は、出荷最盛期並みの30~35t/日で、玉太りは、やや大玉傾向。
品質良く、規格は秀品率が平年並みで、加工向けの規格外が少ない。
今後の生育・出荷の見込み
稲刈りと作業が重複するため、出荷量は若干減少する見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 圃場の様子
- 芋茎はほぼ倒伏して枯れている
- 本年はやや大玉傾向
- 在圃品質は良好
《2~4枚目》
- 選果場の様子
- 品質良好
- 当地産の伊予美人は、近畿、中四国市場を中心に出荷しており、ブランドさといもとして高い市場評価を得ている
- 令和元年度から、2L、Lは東京市場への出荷しており、こちらも高い評価を得ている
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第1回目(調査日:7月15日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 宇摩 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
6月は、上中旬にまとまった降雨の日があり、特に4日は大雨となったものの、梅雨にしては天候に恵まれた日が多かったことから、降水量は平年の約半分と大幅に下回り、日照時間も平年を下回った。気温は、最高気温が28℃前後、最低気温が上旬は16℃前後、中旬以降は19℃前後で推移した。
7月は、周期的に大雨の日があるものの、中旬以降は晴天日も増えてきている。気温は、最高気温が30℃前後で33℃まで上がる日もあり、最低気温が22℃前後で推移している。
なお、当県内は19日に平年より2日遅い梅雨明けとなった。
生育状況
2月の植付時に、低温で芽出しの悪い圃場があるとともに、日照不足で徒長気味となっていることから、生育は平年より7日程度遅れている。
病害虫発生状況
気温高によりハダニの発生がみられたものの、早期防除を徹底したことで害虫密度を抑制している。
今後の生育・出荷の見込み
水不足もなく、遅れている生育も今後の天候で挽回できることから、8月31日に試し掘りを行い、出荷開始は平年並みの9月10日頃を見込んでいる。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 4月1日植付の圃場の様子。
- 品種は愛媛農試V2号(伊予美人)
- 高畝の全面マルチ栽培
- 本圃は水田輪作圃場で、水稲2年、さといも1年で回している
- 地上部の草丈は100cm程度で、生育は順調
- ハダニの発生跡がみられるものの、初期防除により被害は無し
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