和歌山県（秋冬だいこん）
生産ステージ
播種期 ９月中旬〜１０月中旬
収穫期 １１月上旬〜翌２月下旬
出荷最盛期 １２月上旬〜１２月下旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第４回目（調査日：１２月２３日） New
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 和歌山 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
１２月は、天候に恵まれた日が多い中、周期的に降雨の日があり、寒波の影響等を受けた１７、１８日はみぞれとなった。気温は、最高気温が１２℃前後で５℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が１９日までは６℃前後、２０日以降は３℃前後で推移した。
生育状況
１２月上旬まで、適度な日照による気温高と降雨により、生育、肥大が順調に進み、現在は気温の低下により肥大進度がやや落ち着いたものの、生育進度全体では、平年より７日程度進んでいる。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
これまでの気温高で、出荷が７日程度前進している。
品質良く、規格は秀３L中心で、次いで秀２L、秀Lと太物傾向。
５L、４Lも発生しており、少量ではあるが６Lも発生。
今後の生育・出荷の見込み
これまでの前進出荷で年内出荷予定分まで出荷されていることに加え、今般の寒波の影響で年明け以降の出荷分の生育、肥大が緩慢になる可能性があるため、年明けの出荷量は減少する見込み。
当地のだいこんは、砂壌土で栽培されており、細根が少なく、白肌が美しいのが特徴。
なお、令和３年５月３１日に当地産だいこんは、「わかやま布引だいこん」として地理的表示（GI）として登録された。
写真の補足説明
《１～3枚目》
- ９月２６日播種の圃場の様子
- 品種は福誉
- これまで温暖に推移したことで、生育は７日程度進んでおり、収穫間近
- 葉も病害虫等の影響なく、だいこんの白肌も美しく、在圃品質は良好
《4枚目》
- ２L品
- 本年産は２Lよりも３L比率の方が多い
- 白肌美しく、品質良好
《5枚目》
- 葉付きだいこんとして出荷されるもの
- 太り良く、白肌も美しく、品質良好
[画像をクリックで拡大]
第３回目（調査日：１２月２日）
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 和歌山 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
１１月は、天候に恵まれた日が続いたことから日照時間は平年を上回ったものの、上下旬に大雨の日があったことから降水量も平年を上回った。気温は、最高気温が１８℃前後で１２℃までしか上がらない日があり、最低気温が上旬は１２℃前後、中旬以降は９℃前後で３℃まで低下する日もあった。
１２月は、天候に恵まれた日が続いている中、周期的に降雨の日がある。気温は、最高気温が１５℃前後で１１℃台の日も多く、最低気温が６℃前後で推移している。
生育状況
夜温は低下してきたものの、日中の気温が比較的温暖に推移していることに加え、周期的にまとまった降雨があったことから、生育進度は早めに推移しており、肥大は良好。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
１１月の降雨で肥大が進んだことで、出荷量は前年を上回っている。
品質良く、規格は秀２L中心で、次いで秀３L、秀Lとなっている。
今後の生育・出荷の見込み
年末に出荷最盛期を迎える見込み。
写真の補足説明
《１、2枚目》
- ９月２０日播種の圃場の様子
- 品種は夏かなで
- 出荷開始は１２月２日
- 一気に収穫が進んでいる
《3、4枚目》
- ９月２６日播種の圃場の様子
- 品種は福誉
- １２月中旬から出荷予定
- 日照に恵まれ、適度な土壌水分を確保していることから肥大は良好
- 在圃品質も良好
《5、6枚目》
- 出荷品の様子
- JAは地理的表示（GI）を取得しており、段ボールにも表記している
- 葉付きだいこんとして出荷
- 太り良く、白肌が美しく、品質良好
[画像をクリックで拡大]
第２回目（調査日：１１月２日）
| 調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 和歌山 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 平年並みの見込み |
天候状況
１０月は、天候に恵まれた日が続いた中、下旬に大雨の日があったものの、降水量は平年の約３割と大幅に下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が１６日までは２８℃前後、１７日以降は２０℃前後で推移し、最低気温が１６日までは１９℃前後、１７日以降は１２℃前後で推移した。
１１月は、天候に恵まれた日が続いた中、９日は寒冷前線の影響で大雨となった。気温は、最高気温が７日までは２０℃前後、８日以降は１７℃前後で推移し、最低気温が１２℃前後で推移している。
生育状況
１０月中旬までは高温干ばつとなったものの、その後は降雨と気温の低下で根の肥料吸収力は回復し、現在は、平年より高い気温のために生育進度が平年よりも１週間程度早い。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
１１月１３日より出荷予定。
写真の補足説明
《１～6枚目》
- ９月１１、１６日定植の圃場の様子
- 品種は夏かなで
- 平年より気温が高く推移しているため、生育は１週間程度進んでいる
- 病害虫の発生も無く、生育は順調
- 在圃品質も良好
- ９月１１日播種分については、１１月１３日から出荷開始予定
[画像をクリックで拡大]
第１回目（調査日：９月２８日）
| 調査時点の生育ステージ | 播種期 | 調査産地 | 和歌山 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | － |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | － |
天候状況
８月は、上中旬に大雨屋まとまった降雨の日があり、特に１２-２０日は秋雨前線の影響で連続した大雨となったことから、降水量は平年の４．７倍と大幅に上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、上下旬は３４℃前後で中旬は秋雨前線の影響から２８℃前後に落ち着いた。最低気温は上下旬が２５℃前後、中旬が２３℃前後で推移した。
９月も、上中旬に大雨やまとまった降雨の日があり、特に１７、１８日は台風１４号の影響で大雨となったことから降水量は平年を上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が２９℃前後、最低気温が２２℃前後で推移した。
生育状況
播種前の降雨で圃場の土壌水分が十分確保されたことで、発芽及び初期生育は順調。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
今後の天候次第ではあるが、１１月中旬頃から収穫を見込む。
写真の補足説明
《１～6枚目》
- 圃場の様子
- 土壌は砂壌土が多い
- 写真１：９月２４日播種の圃場
- 子葉が展開
- 写真２：９月２０日播種の圃場
- 本葉２枚確認
- 写真３：９月１６日播種の圃場
- 写真４：９月１４日播種の圃場
- 写真５：９月１１日播種の圃場
- 写真６：９月１１日播種の圃場
- すべて生育揃いは良好
[画像をクリックで拡大]
