石川県(秋冬だいこん)
生産ステージ
播種期 8月上旬〜9月上旬
収穫期 9月下旬〜11月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:10月25日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JA金沢市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
10月は、中旬に周期的にまとまった降雨の日があったものの、天候に恵まれた日が多かったことから、降水量は平年を大幅に下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が11日までは29℃前後、12日以降は20℃前後で推移し、最低気温が16日までは17℃前後、17日以降は10℃前後で推移した。
生育状況
盆明け以降の播種分が生育末期となっており、生育、肥大ともに良好。
病害虫発生状況
盆明け以降の播種分も、9月上旬の秋雨前線等の影響で天候不良となったことから、白さび病によるわっか症が散見されていることから、予防治療剤による防除で害虫密度を抑制している。
規格・品質
現在、日量10,000c/s超で推移。
品質良く、A品率は約8割で、規格は2L:45%、L:25%で太物傾向。
今後の生育・出荷の見込み
11月初旬頃まで日量10,000c/s超で推移し、その後は日々微減し、11月中旬まで出荷が続く見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月25日播種の圃場の様子
- 品種は夏かなで
- 肥大良好で在圃品質も良好
《3、4枚目》
- 8月28日播種の圃場の様子
- 品種は福誉
- 肥大良好で在圃品質も良好
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第3回目(調査日:10月8日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JA金沢市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、秋雨前線や台風の影響で上下旬を中心に大雨の日があったものの、天候に恵まれた日が多かったことから、降水量は平年を下回り、日照時間はほぼ平年並みであった。気温は、最高気温が28℃前後で30℃の真夏日もあり、最低気温が20℃前後で推移した。
10月は、中旬に周期的にまとまった降雨の日があったものの、天候に恵まれた日が多かったことから、降水量は平年を大幅に下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が11日までは29℃前後、12日以降は20℃前後で推移し、最低気温が16日までは17℃前後、17日以降は10℃前後で推移した。
生育状況
盆前に播種したものについては、秋雨前線の影響による天候不良や寡日照の影響で肥大が抑制されたものの、その後播種したものについては、天候の回復で気温も温暖に推移したことから、平年を上回る肥大となっている。
病害虫発生状況
9月上旬までの秋雨前線の影響で、白さび病が散見され、わっか症にになったものがある。また、黒斑細菌病も散見されることから、予防治療剤のによる防除を徹底し、病害密度を抑制している。
規格・品質
本年産は、9月30日から出荷開始。
10月6日頃から、日量10,000c/s程度で推移。
品質良く、A品率は8割程度で、早い播種分のため、やや細物傾向となっており、規格はL:45%、2L:35%程度となっている。
今後の生育・出荷の見込み
10月15日頃までは、日量10,000c/s程度で推移し、その後は日々微増しながら出荷最盛期に入る見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月21日播種の圃場の様子
- 品種は福誉
- 天候に恵まれて、生育、肥大は順調
- 在圃品質も良好
《3、4枚目》
- 8月23日播種の圃場の様子
- 品種は夏なかで
- こちらも生育、肥大ともに順調
- 在圃品質も良好
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第2回目(調査日:9月6日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | JA金沢市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
8月は、中旬を中心にまとまった降雨や大雨の日があり、特に9、10日は台風9号、13-17日は秋雨前線の影響で大雨となったことから、降水量は平年を大幅に上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が上旬は34℃前後で36℃の酷暑日もあり、中旬は秋雨前線の影響から一転して27℃前後に落ち着いたものの、下旬は再び30℃前後で推移した。最低気温は、上旬が25℃前後、中下旬は23℃前後で推移した。
9月は、秋雨前線の影響でまとまった降雨や曇雨天日が多く、気温は、最高気温が26℃前後、最低気温が20℃前後で推移している。
生育状況
秋雨前線等により、8月中旬以降は気温が生育適温に落ち着き、大雨等が続いたものの、比較的排水の良い圃場であることから、生育は順調。
病害虫発生状況
排水は良好であるものの、大雨が続いたことに加え、だいこんなどのアブラナ科の連作による黒斑細菌病が散見されたが、全体的に発生は少ない。
害虫は、8月上旬までの高温によりヨトウムシが散見されたが、初期防除に加え、中旬の大雨や気温の低下により発生密度は少なくなっている。
今後の生育・出荷の見込み
このまま順調に生育すれば、平年並みの9月末頃から出荷となるが、日本海寄りに進路を変えるといわれる台風14号や、今後発生する台風、秋雨前線等により生育、出荷等への影響が出ることが心配される。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月5日播種の圃場
- 品種は夏の守
- 排水は比較的良好な圃場のため、大雨による生育遅れ等はみられなく、順調に生育中
- 地上部の葉の展開も良好
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第1回目(調査日:8月19日)
調査時点の生育ステージ | 播種期 | 調査産地 | JA金沢市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
8月は、9日から中旬にかけて台風や秋雨前線の影響で大雨が続いたことから、23日時点の積算降水量は平年月間降水量の約1.5倍と大幅に上回っており、同時点の積算日照時間は平年月間日照時間の約6割と大幅に下回っている。気温は、最高気温が上旬は35℃前後と非常に高温で推移したが、中旬は大雨が続いたことから26℃前後となり、下旬は再び33℃前後と高めに推移している。最低気温は、上旬が26℃前後と高かったものの、中旬以降は23℃前後で推移している。
生育状況
播種後に台風や秋雨前線の影響で大雨等が続いたことから、生え揃いにムラがある。
今後の生育・出荷の見込み
下旬に入り天候が回復してきたものの、月末から再び曇雨天が続く予報となっていることから、生育遅れとなることが心配される。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月5日播種の圃場
- 品種は夏の守
- 高温対策と虫害防止のために寒冷紗を浮き掛けしている
- 徹底した栽培管理により、順調に生育中
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