天候状況

８月は、上中旬にまとまった降雨や大雨の日があり、特に９、１０日は台風９号の影響で大雨となったが降水量は平年を下回り、日照時間も平年を下回った。気温は、最高気温が上旬は３２℃前後で３４℃まで上がる日があったものの、中旬は２２℃前後に落ち着き、下旬は２５℃前後で推移した。最低気温は、上旬が２２℃前後、中旬は１５℃前後で１０℃を下回る日もあったが、下旬は１８℃前後で推移した。

９月は、天候に恵まれたことで日照時間は平年を大幅に上回り、長い周期ごとにまとまった降雨となり、３０日は３２ｍｍの大雨となったものの、降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が上旬は２４℃前後、中旬は２２℃前後、下旬は２０℃前後で推移し、最低気温が１２℃前後で５℃まで低下する日もあった。

生育状況

倶知安町では、収穫作業はほぼ終了。残りは京極、真狩、喜茂別の各町の一部を残すのみで、これらの地域でも１０月末には終了予定。

７月の高温干ばつにより生育、肥大が緩慢であったことから、例年にない小玉傾向。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

不作のため選果場への搬入数量が少なく、出荷量は５００ｔ/週と平年の６割程度にとどまっている。

製品歩留まり率は平年より低く、規格は男しゃくで２L:３％、L:２３％、LM：１４％程度。

今後の生育・出荷の見込み

本年産は、不作だった平成３０年産を１割近く下回る不作となる見込み。

反収予想は、当初見込みの８割程度に落ち込むため、本年産の総出荷量も平年の８割未満まで減少する見込みのため、ニーズに応じた計画的な調整出荷を継続させる予定。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• 収穫作業の様子
• 本年は不作の見込み

《5～8枚目》

• 選果場の様子（ＪＡようてい）
• 徹底した選果選別を実施
• 歩留まり率は平年より低い

天候状況

６月は、上下旬にまとまった降雨があったものの、天候に恵まれた日が多かったことから降水量は平年を下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が２２℃前後で３０℃を超えた日もあり、最低気温が１１℃前後で月末には１６℃と高くなった。

７月は、降雨の日が少なく、曇天及び晴天の日が多くなっている。気温は、最高気温が２５℃前後、最低気温が１７℃前後で推移している。

生育状況

定植期～生育初期の５月は、断続的な降雨と低温により、作業や初期生育遅れがみられたものの、６月中旬以降の比較的恵まれた天候により生育は回復傾向となったことで、現在は概ね平年並みの生育になった。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

作付品種を見ると、男爵が減少、とうや、きたかむい、きたあかりは平年並み。

初出荷は、８月３日頃を予定（ＪＡ選果場の選果開始）。

７月の気象予報では、気温が高めで推移するとのことから、順調な生育を見込む。

しかし、天気が周期的に変わることから、降雨による軟腐病等の発生や品質低下等の影響が懸念される。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• ５月２０日播種の圃場
• 品種は、とうや、男爵
• 生育は良好

《3、4枚目》

• ５月中旬播種の圃場
• 品種は、男爵、とうや
• 男爵は開花最盛期
• 生育は良好

《5、6枚目》

• ５月２０日播種の圃場（1、2と同一圃場）
• 品種は、男爵、とうや
• とうやは開花期後半
• 生育は良好

《7、8枚目》

• ５月中旬定植の圃場（3、4と同一圃場）
• 品種は、男爵、きたあかり
• 生育は良好