大分県(ねぎ)
生産ステージ
播種期 2月中旬〜6月上旬
定植期 4月上旬〜7月下旬
収穫期 5月上旬〜12月下旬
出荷最盛期 7月上旬〜11月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:1月18日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 豊後高田 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬に降雨の日があったものの降水量は平年の約3割と大幅に下回った。気温は、最高気温が25日までは12℃前後、26日以降は7℃前後で推移し、最低気温が25日までは3℃前後、26日以降は1℃前後で推移した。
1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨や大雨の日があったものの降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が9℃前後、最低気温が0℃前後で5℃までしか下がらない日もあった。
生育状況
低温干ばつ傾向になってるため、根の肥料吸収が緩慢になっており、生育、肥大は平年より7日程度遅れている。
病害虫発生状況
低温干ばつにより病害の発生が懸念されることから、予防的防除により病害密度を抑制している。
規格・品質
生育遅れの影響から、出荷も平年より7日程度遅れている。
品質は良いものの、規格は小ぶり傾向。
今後の生育・出荷の見込み
今後も低温干ばつ傾向が継続する可能性が高いことから、かん水の徹底等、生育維持対策を励行し、安定出荷に努めていく。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 2月出荷予定の圃場の様子
- 低温干ばつで生育が遅れているものの、在圃品質は良好
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第3回目(調査日:11月18日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 豊後高田市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
11月は、上下旬でまとまった降雨があったものの、天候に恵まれた日が続いたことで降水量は平年を大幅に下回り、日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が16℃前後で20℃まで上がる日もあり、最低気温が25日までは9℃前後、26日以降は3℃前後で推移した。
生育状況
干ばつ傾向で生育進度は15日程度遅れているものの、生育自体は順調。
病害虫発生状況
干ばつ傾向で肥料吸収力が低下しているため、病害が散見されるものもあるが、早期防除により病害密度は抑制されている。
規格・品質
品質良く、秀品率は高いが、干ばつ傾向のために太りが鈍く、小ぶり傾向。
今後の生育・出荷の見込み
干ばつ傾向が続いている中、今後は気温の低下がさらに進むことから、肥料吸収の大きな改善が望めないため、小ぶり傾向の出荷が続く見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 春作の定植圃場の様子
- 健苗に仕上がったものを定植していることから、干ばつ傾向ながら順調に生育中
《2、3枚目》
- 圃場の様子
- 干ばつ傾向で太りが鈍いものの、12月、翌1月収穫分ともに在圃品質良く、生育は良好
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第2回目(調査日:10月15日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 豊後高田市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
10月は、中旬に降雨の日があったものの、天候に恵まれた日が続いたことで降水量は平年の約3割と大幅に下回り、日照時間は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が16日までは28℃前後と高かったが、17日以降は20℃前後に落ち着き、最低気温が16日までは17℃前後、17日以降は9℃前後で推移した。
生育状況
干ばつ傾向で根の肥料吸収力が緩慢になっているため、少し遅れ気味で生育、肥大している。
病害虫発生状況
干ばつ傾向で肥料吸収が低下して作物体が弱った中、降雨や急激な低温により病害等が散見されたものもあったが、発生初期の予防治療剤による防除を徹底したことで、病害密度は抑制されている。
規格・品質
品質は良いが、干ばつ傾向で平年より太りが弱いため、やや小ぶり傾向。
今後の生育・出荷の見込み
11月以降は急激な気温低下等が想定されるので、生育、肥大について注視しているところ。
写真の補足説明
《1枚目》
- 今後定植予定の苗床の様子
- 育苗は順調
《2、3枚目》
- 圃場の様子
- 干ばつ傾向のため、土は非常に乾燥している
- 肥料吸収力が弱っているため、生育、肥大は遅れている
- 適度な降雨が待ち望まれる
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第1回目(調査日:6月15日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 飯田高原 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
本年は観測開始以来2番目に早い5月15日に入梅し、6月は月を通じて梅雨の時期となったが、上中旬にまとまった降雨の日があったものの、曇天、晴天の日が多かったことから降水量は平年の3分の1と大幅に下回り、日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が28℃前後で晴天日は30℃を超え、最低気温が17℃前後で推移した。
生育状況
適度な降雨と日照により、生育はやや順調に推移した。
病害虫発生状況
病害が散見される圃場があったが、初期防除により病害密度を抑制している。
規格・品質
品質良く、規格は平年並みで中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
今後梅雨明けとともに気温が上昇するので、病害虫対策を徹底し、高品質なねぎの出荷を心掛けてまいりたい。
写真の補足説明
《1枚目》
- 育苗ハウスの様子
- 日照に恵まれ、健苗に育っている
《2、3枚目》
- 圃場の様子
- 定植後の活着は順調で、初期生育も良好
- 日照に恵まれつつ、土壌水分も適度にある
- 今後の生育に期待
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