岐阜県(ほうれんそう)
生産ステージ
播種期 3月上旬〜10月中旬
収穫期 3月下旬〜12月上旬
出荷最盛期 5月上旬〜10月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:9月26日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 飛騨 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、前線や上空の暖かく湿った空気の影響で曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を大幅に下回り、周期的に大雨やまとまった降雨の日が多かったことから降水量は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が32℃前後で35℃台の猛暑日もあり、最低気温が21℃前後で16℃台まで低下する日もあった。
9月は、前線や台風の影響で有機的に大雨やまとまった降雨の日があり、特に20日から23日は台風15号の影響で162.5mm(4日間計)の大雨となったことから、26日時点の累計降水量は月間平均降水量の約1.4倍と大幅に上回っている。気温は、最高気温が29℃前後で19℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が19日までは20℃前後、20日以降は14℃前後で推移している。
生育状況
現在の収穫までの日数は、播種後34~36日。
9月上旬までは寡日照により軟弱徒長気味であったが、夜温が低下してきたことで株張りは改善されてきた。
台風14号の通過に伴い、一部のハウスではビニールの捲れがあったものの、速やかに補修。
病害虫発生状況
日中のハウス内温度が高めに推移していることから、アブラムシ、ヨトウムシ等が発生していることから、発生初期防除により害虫密度を抑制している。
規格・品質
現在の出荷量は、日量8000c/s程度。
品質良く、規格はL中心。
今後の生育・出荷の見込み
夜温の低下により株張り、品質は改善傾向で、出荷量も増加してきている。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月22日播種の4作目のハウスの様子
- 品種はサマークイーン
- 9月26日収穫予定(播種後35日)
- 葉丈は27cm程度で生育良好
- 当ハウスは5作予定のため、次の播種で終了予定
《3枚目》
- 8月23日播種の4作目のハウスの様子
- 9月27日収穫予定
- 当ハウスも5作予定
《4、5枚目》
- 8月28日播種のハウスの様子
- 10月3日収穫予定
- 葉丈は18cm程度
《6枚目》
- ハウス内温度が高温になったためにアブラムシが発生したハウスの様子
《7枚目》
- 台風でビニールが捲れ、防虫ネットで株が擦れてしまった様子
- 葉先が変色
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第3回目(調査日:8月23日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 飛騨 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、前線、台風8号、上空の暖かく湿った空気の影響で大雨や降雨日が多いことから、23日時点の累計降水量は平年の月間降水量を上回っている。気温は、最高気温が32℃前後で36℃台の猛暑日もあり、最低気温が21℃前後で推移している。
生育状況
収穫までの生育日数は、播種後28~33日程度。
曇雨天が続いたことによる寡日照で、生育は軟弱徒長気味。
病害虫発生状況
多湿傾向のためにナメクジが発生したことから、発生初期防除により害虫密度を抑制。
規格・品質
現在の日量は6000~7500c/s。
ズルケ、葉先焼け等が散見されることから、選別を徹底している。
出荷品質良く、規格はL中心。
今後の生育・出荷の見込み
本年産は、播種量が前年産より少ないため、今後の出荷量は横ばいから減少見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 7月20日播種のハウス内の様子(3作目)
- 8月22、23日収穫(播種後33、34日)
- 葉丈は20cm程度で、軟弱徒長気味
《3、4枚目》
- 7月29日播種のハウス内の様子(3作目)
- 9月2日収穫予定
- 葉丈は10cm程度
- 生育は良好
《5、6枚目》
- 8月3日播種のハウス内の様子(3作目)
- 9月7日収穫予定
- 葉丈は8cm程度
- 生育は良好
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第2回目(調査日:7月21日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 飛騨 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
6月は、上下旬に大雨や降雨日があり、14日には平年より8日遅く入梅し、その後は比較的天候に恵まれ、27日は大雨となったものの平年より22日早く梅雨明けし、それ以降は天候に恵まれたことから日照時間は平年を大幅に上回り、降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が18日までは25℃前後、19日以降は31℃前後で35℃台の猛暑日もあり、最低気温が上旬は11℃前後、中旬は15℃前後、下旬は20℃前後で推移した。
7月は、上空の暖かく湿った空気や台風4号の影響で、周期的に大雨の日がある。気温は、最高気温が30℃前後で36℃台の猛暑日もあり、最低気温が20℃前後で推移している。
生育状況
収穫までの生育日数は30~32日程度。
7月に入ってからは戻り梅雨のような天候となっていることから、やや軟弱徒長気味。
病害虫発生状況
気温が高く推移していることから、ハウス入口を中心にアザミウマやハムシの発生がみられるため、ハウス周囲の除草を徹底するとともに、発生初期防除により害虫密度を抑制している。
規格・品質
現在の日量は7000~8000c/s。
品質良く、規格はL中心。
今後の生育・出荷の見込み
高温傾向となっていることから、暑さで生育が緩慢になっているため、今後の出荷量は横ばいで進む見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 6月21日播種の圃場の様子
- 品種はサマークイーン
- 播種から31日後の7月21日に収穫予定
- 葉丈は26cm程度で生育は良好
- 入口付近でハムシの食害があったことから、ハウス周囲の除草を徹底
《5、6枚目》
- 7月11日播種の圃場の様子
- 8月中旬収穫予定
- 葉丈は4cm程度
《7枚目》
- 7月15日播種の圃場の様子
- 8月中旬収穫予定
- 葉丈は3cm程度
《8枚目》
- 7月17日播種の圃場の様子
- 8月中旬収穫予定
- 子葉の展開を確認
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第1回目(調査日:6月21日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 飛騨 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
5月は、上下旬が天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨日やまとまった降雨があったものの降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が23℃前後で32℃を超える真夏日もあり、最低気温が8℃前後で上旬には0℃台まで低下した日があるなど、気温差の激しい傾向となった。
6月は、上旬に43mmの大雨があるなど曇雨天が続いており、中旬の14日には平年より8日遅く入梅した。気温は、最高気温が中旬までは25℃前後、下旬に入ると30℃を超える真夏日が続き、最低気温が上旬は11℃前後、中旬以降は15℃前後で19℃台までしか下がらない日もある。
生育状況
5月の干ばつ傾向や天候不順が影響したことで、生育及び出荷量はやや遅れていたものの、現在は気温の上昇とともに回復し、生育及び出荷とも安定している。
病害虫発生状況
日中のハウス内温度が高くなっているため、アザミウマが散見されており、発生初期の効率的防除を実施し、害虫密度を抑制している。
また、曇雨天が続いていることにより、通常よりも換気ができていないため、一部の株でべと病が散見されているため、予防治療剤散布による病害密度抑制を図っている。
規格・品質
日量は10000ケース前後、規格はL中心で、品質は良好。
今後の生育・出荷の見込み
今gの天候次第ではあるが、前年並みの出荷を見込む。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 5月27日播種の2作目のハウス
- 収穫開始は6月25日(播種後29日)
- 品種はサマークイーン
- 草丈は20cmで生育は良好
- ハウス外周部の株に、アザミウマの被害が確認された
《4~6枚目》
- 6月1日播種の2作目のハウス
- 6月30日から収穫予定
- 草丈は11cm
- 2作目のために土壌消毒中のハウスもある
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