鳥取県(秋冬ねぎ)
生産ステージ
播種期 2月上旬〜4月下旬
定植期 4月中旬〜6月中旬
収穫期 10月上旬〜翌2月下旬
出荷最盛期 11月上旬〜12月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:1月12日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 鳥取西部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
1月は、曇雨天日が多く、下旬は寒波の影響で大雪の日がある。気温は、最高気温が20日までは10℃前後、21日以降は6℃前後で1℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が20日までは3℃前後で10℃台までしか下がらない日もあり、21日以降は-1℃前後でー4℃近くまで低下する日もある。
生育状況
12月下旬の降雪で地上部の葉折れ等がみられたものの、調製後の品質には影響がない程度となっている。
太物に仕上がっており、在圃品質は良好。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
年末の積雪で出荷が一時的に鈍化したものの、年明け以降は日量6000~800c/s程度で推移。
積雪の影響で、曲がりや一部葉折れがあり、規格は2Lが6割程度。
今後の生育・出荷の見込み
今後の寒波の影響にもよるが、引き続き順調な出荷を見込む。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 圃場の様子
- 年内の積雪により、一部葉折れしているものも散見されるが、品質への大きな影響はない
- 葉折れ等がみられるものの、在圃品質は良好
- 天候に恵まれて、収穫作業も順調
《6~9枚目》
- 集荷所の様子
- 品質良好で、2Lが6割程度
- 年内の降雪で出荷進度が若干遅れたものの、順調に出荷中
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第3回目(調査日:12月22日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 鳥取西部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
12月は、中下旬に曇雨天日や降雪日が多かったことから日照時間は平年を上回り、大雨や降雪日があったものの、降水量は平年の約6割と大幅に下回った。気温は、最高気温が13日までは12℃前後、14日以降は8℃前後で0℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が2℃前後で-2℃台まで低下する日もあった。
生育状況
10月以降、温暖で天候に恵まれた日が多かったことから、生育、太りは順調。
病害虫発生状況
生育中期まで温暖に推移したことから、さび病が若干散見されることから、発生初期防除を徹底し、病害密度を抑制した。
規格・品質
10月1日から出荷開始。
現在の出荷量は、日量5000~6000c/s程度。
出荷開始期は軟白不足も散見されたが、現在は軟白部も充実しており品質良好。
11月中旬以降太りが良く、規格は2L中心。
今後の生育・出荷の見込み
出荷進度はやや前倒し気味となっており、地区によっては前年以上の出荷量となっているところもあるが、今後は降雪予報があること、また、厳寒期に入ることから、生育停滞になることも危惧される。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 圃場の様子
- 干ばつ傾向ながら、生育、太りともに順調
- 在圃品質も良好
- さび病痕があるものの、現在は病害密度を抑制済
《6~9枚目》
- 集荷所の様子
- 出荷品質良く、規格は2L中心
- 前進出荷傾向になっている
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第2回目(調査日:9月6日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 鳥取西部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
9月は、前線や台風の影響で曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を下回り、長い周期で大雨の日があったものの降水量も平年を下回った。気温は、最高気温が19日までは30℃前後で34℃台の真夏日もあり、20日以降は25℃前後で22℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が19日までは22℃前後、20日以降は16℃前後で14℃台まで低下する日もあった。
10月は、天候に恵まれた日が多い中、上旬後半から中旬前半にかけて曇雨天日が多かった。気温は、最高気温が4日までは30℃前後、5日以降は22℃前後で推移し、最低気温が7日までは15℃前後、8日以降は12℃前後で推移している。
生育状況
定植期の6月上旬までは干ばつ傾向で推移していたことで遅れていた生育は、その後の降雨や9月下旬以降の気温低下で平年並みに回復してきた。
病害虫発生状況
さび病の発生が若干みられるとともに、これまでの気温高によりアザミウマ等の発生も散見されることから、発生初期防除を徹底し、病害虫密度を抑制している。
今後の生育・出荷の見込み
一部圃場では、台風の影響で曲がりや生育遅れが懸念されるものの、全体的には気温低下と適正管理により順調に生育しており、10月1日より出荷予定。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 圃場の様子
- 台風等の影響もなく、順調に生育中
- 在圃品質も良好
- 今後、安定出荷ができる見込み
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第1回目(調査日:6月14日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 鳥取西部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
5月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、降水量は平年の約2割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24℃前後で31℃を超える真夏日もあり、最低気温が13℃前後で18℃台までしか下がらない日もあるなど、気温の高い傾向となった。
6月は、上旬が天候に恵まれながらもまとまった降雨があり、中旬の14日には平年より33日遅い入梅となった。気温は、最高気温が24℃前後、最低気温が15℃前後で推移している。
生育状況
定植期の5月は干ばつ傾向で推移したため、活着及び初期生育がやや遅れ気味であったが、6月に入り、土壌水分が確保されてきたことから初期生育は回復基調にある。
病害虫発生状況
さび病が若干散見されるものの、発生初期防除を徹底したことで、病害密度は抑制済。
今後の生育・出荷の見込み
入梅したことから、今後は充分な土壌水分が確保できることから、生育は回復見込み。
しかし、梅雨末期の豪雨や線状降水帯の発生等、過湿リスクがあるため、排水対策の徹底も行っているところ。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 6月7日定植の圃場の様子
- 株間は5cm
- 土壌水分が確保され、気温も温暖に推移していることから、活着及び初期生育は順調
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鳥取県(夏ねぎ)
生産ステージ
播種期 10月上旬〜11月下旬
定植期 12月上旬〜3月下旬
収穫期 6月上旬〜9月下旬
出荷最盛期 7月上旬〜8月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:9月15日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 鳥取西部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、前線や台風の影響で曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を下回り、長い周期で大雨の日があったものの降水量も平年を下回った。気温は、最高気温が19日までは30℃前後で34℃台の真夏日もあり、20日以降は25℃前後で22℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が19日までは22℃前後、20日以降は16℃前後で14℃台まで低下する日もあった。
10月は、曇雨天日が多くなっている。気温は、最高気温が21℃前後で30℃台の真夏日もあり、最低気温が15℃前後で11℃台まで低下する日もある。
生育状況
当初は干ばつ傾向であったが、9月に入り、前線や台風等の影響で曇雨天日が続いたことから首の緩み等が発生し、全体的に細物傾向となっている。
生育進度は平年並み。
病害虫発生状況
気温高で推移したことから、萎凋病、軟腐病の発生がみられるため、予防治療剤による病害密度の抑制を図っている。
8月まで干ばつ傾向で推移したこと、9月は曇雨天が続いたものの降雨のない日も多かったことに加え、9月中旬まで高温で推移したことからアザミウマ、ハスモンヨトウが散見されたため、異なる薬剤系統のローテーション散布により害虫密度を抑制している。
規格・品質
現在は出荷最盛期となっており、日量は2000~3000c/s程度。
軟腐病によるトロケ、アザミウマの吸汁痕が散見されることもあり、選別をより徹底していることから、出荷品質は担保されているが、出荷量は平年より少ない。
規格はL中心。
今後の生育・出荷の見込み
夏ねぎは台風の影響もあり、やや不作傾向で終了する見込み。
秋冬ねぎは順調に生育中。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 9月中旬収穫予定の圃場の様子
- 葉先枯れは、調製作業でトリミングする部分のため、在圃品質は良好
- 本年産は細物傾向
《6、7枚目》
- 集荷所の様子
- 出荷はL中心
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第3回目(調査日:8月3日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 鳥取西部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
7月は、上中旬を中心にまとまった降雨や大雨の日があり、特に19日は84mmの大雨となったことから降水量は平年を上回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が32℃前後で36℃台の猛暑日もあり、最低気温が上下旬は26℃前後だったが、中旬は降雨日が多かったことから22℃前後と25℃を下回った。
8月は、上旬を中心に天候に恵まれた中、大雨やまとまった降雨の日があり、中旬に入ってからは降雨の時間がほぼ毎日ある。気温は、最高気温が33℃前後で39℃近くの猛暑日もあり、最低気温が25℃前後で29℃台までしか下がらない日もある。
生育状況
生育進度は平年並みだが、長雨の影響で首の緩み等が発生したことで細物傾向。
病害虫発生状況
干ばつ後の長雨による高温多湿傾向で、萎凋病、軟腐病の発生が一部でみられたこと、これまでの高温干ばつ傾向でアザミウマが発生したことから、発生初期防除を徹底し、病害虫密度を抑制している。
規格・品質
出荷量は、平年よりもやや減少傾向。
選別を徹底していることで出荷品質は良好、品質はL中心。
今後の生育・出荷の見込み
出荷最盛期は8月下旬まで。
8月下旬から9月にかけては、気温が落ち着いてくることから生育が回復してくるが、在圃残量が最盛期を過ぎることから、出荷量は徐々に落ち着いてくる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 圃場表層は乾燥しているように見えるが、降雨が多くなってきていることから、土壌水分は潤沢
- 葉先の枯れについては出荷規格への調整時にトリミング
《5~8枚目》
- 集荷所の様子
- 規格はJ中心
- 調整後の荷姿は、白肌が美しく品質良好
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第2回目(調査日:6月8日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 鳥取西部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
5月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、降水量は平年の約2割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24℃前後で31℃を超える真夏日もあり、最低気温が13℃前後で18℃台までしか下がらない日もあるなど、気温の高い傾向となった。
6月は、上旬が天候に恵まれながらもまとまった降雨があり、中旬の14日には平年よりも33日遅い入梅となった。気温は、最高気温が24℃前後、最低気温が15℃前後で推移している。
生育状況
気温の上昇で、生育進度は平年並みに回復した。
病害虫発生状況
さび病及びべと病の発生が散見されたものの、発生初期防除を徹底したことで、病害密度は抑制済。
規格・品質
出荷量は平年並み。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
7月中旬以降に出荷最盛期を迎える見込み。
写真の補足説明
《1~7枚目》
- 圃場の様子
- 病害虫の発生も無く、生育は順調
- 気温、土壌水分も確保されていることから、今後も順調に生育する見込み
- 地上部の生育は50cm程度
- 在圃品質も良好
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第1回目(調査日:5月6日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 鳥取西部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
4月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、下旬に40mmを超える大雨の日があったことから降水量は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が20℃前後で27℃台の夏日もあり、最低気温が9℃前後で0℃台の日もあった。
5月は、上旬が天候に恵まれたものの、中旬以降は曇雨天日が多くなっている。気温は、最高気温が22℃前後、最低気温が9℃前後で推移している。
生育状況
冬期は積雪があったが、暖候期の3月以降は好天で気温が上昇したことにより、生育進度は平年並みで順調。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
本年産の出荷は、平年どおり5月20日からの予定。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 圃場の様子
- 定植後の状況(株間5cm)
- 晴天日が多かったが、5月中旬以降は曇雨天が続いている
- 在圃品質は良好
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