福井県(ほうれんそう)
生産ステージ
播種期 4月中旬〜6月中旬、8月下旬~10月下旬
収穫期 周年
出荷最盛期 2月中旬〜5月下旬、10月上旬~12月上旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:10月26日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福井市東安居地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、周期的に大雨やまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が31℃前後で35℃台の猛暑日もあり、最低気温が21日までは24℃前後で27℃台までしか下がらない日もあり、最低気温が20℃前後で16℃台まで低下する日もあった。
10月は、天候に恵まれた中、周期的に大雨や降雨日がある。気温は、最高気温が23℃前後、最低気温が12℃前後で推移している。
生育状況
気温が落ち着いてきたことから、生育は順調。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
9月までは高温干ばつで出荷量が大幅に減少していたが、10月に入って気温が落ち着いてきたことから、出荷量は順調に増加傾向。
品質良く、規格は秀Lが95%以上。
今後の生育・出荷の見込み
気温が生育適温帯に落ち着いて切ることから、引き続き順調な出荷を見込む。
写真の補足説明
《1枚目》
- 10月24日播種のハウス内の様子
- 発芽揃いは順調で、子葉が展開
《2枚目》
- 数日以内に出荷を迎えるハウス内の様子
- 気温が落ち着いてきたことから、生育は順調
- 秀L中心で在圃品質も良好
《3、4枚目》
- 調整及び出荷作業の様子
- 9月までは高温干ばつで出荷量が少なかったものの、10月以降は気温が生育適温まで落ち着いてきたことから、作業量も増えてきた
《5~8枚目》
- 選果場の様子
- 秀Lが95%以上を占めており、出荷も順調
《9、10枚目》
- 売り場の様子
- 市場出荷以外に直売所にも出荷されている
- 品質良く、規格は秀L中心
- 本年は高温干ばつで野菜価格が高騰したこともあり、量販店よりも安価な直売所の集客は多い
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第3回目(調査日:9月23日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福井市東安居地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | やや遅い |
天候状況
8月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、中旬にまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約3割と大幅に下回った。気温は、最高気温が35℃前後で37℃台の猛暑日もあり、最低気温が26℃前後で29℃台までしか下がらない日もあった。
9月は、周期的に大雨の日やまとまった降雨の日がある。気温は、最高気温が32℃前後、最低気温が23℃前後で推移している。
生育状況
高温干ばつ傾向で多日照のため、ハウス内の土壌水分はかん水をしても著しく減少していることから、根の肥料吸収が緩慢で、生育は3日程度遅れている。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
高温干ばつ傾向で生育が緩慢になったことから、出荷量が若干少ない。
品質良く、規格は秀Lが95%。
今後の生育・出荷の見込み
今後は気温が低下してくることから、生育、出荷量ともに平年並みに回復する見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 収穫の様子
- 高温干ばつで生育が緩慢なことに加え、端境に入ったことから収穫量は少ない
- 根の肥料吸収はかなり緩慢だが、かん水の徹底により収穫品質は良好
《5、6枚目》
- ハウス内の様子
- 高温干ばつ傾向で土壌水分が不足しているものの、かん水を徹底していることから、在圃品質は良好
- 今後は気温の低下とともに、徐々に回復見込み
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第2回目(調査日:8月12日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福井市東安居地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
7月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、上中旬に大雨の日があり、特に13日は106.5mmの豪雨となったものの降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が34℃前後で37℃台の猛暑日もあり、最低気温が24℃前後で26℃台までしか下がらない日もあった。
なお、平年より2日早い21日頃に梅雨明けした。
8月は、天候に恵まれた日が多い。気温は、最高気温が36℃前後で38℃に届くくらいまで上がる日もあり、最低気温が27℃前後で30℃近くまでしか下がらない日もある。
生育状況
高温干ばつ傾向のため、ハウス内の土壌も著しく乾燥しており、根の肥料吸収が緩慢になっていることから、生育は平年より3日程度遅れている。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
生育遅れにより出荷量も若干少ない。
品質良く、規格は秀Lが95%程度。
今後の生育・出荷の見込み
今後も猛暑日が続くと、今以上に根の肥料吸収が緩慢になり、生育遅れが長引くことが懸念される。
写真の補足説明
《1~6枚目》
- ハウス内の様子
- ハウス内が著しく高温になってしまっている中、外気も猛暑日のために裾換気の効果も薄く、高温障害で葉先枯れしてしまっている株が散見される
- 肥料吸収が緩慢になっていることから、葉面散布等により肥料分を施用
- 収穫終了したハウスは速やかに次作の準備に取り掛かっている
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第1回目(調査日:6月20日)
調査時点の生育ステージ |
播種期 生育期 収穫期 |
調査産地 | 福井市東安居地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
5月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、周期的に大雨の日があったことから降水量は平年の約1.6倍と大幅に上回った。気温は、最高気温が23℃前後で34℃台の真夏日もあり、最低気温が15℃前後で20℃台までしか下がらない日もある。
6月は、1、2日が大雨、その後は周期的に曇雨天日があったことから平年並みの11日に入梅し、19日時点の累計降水量は、月間平均降水量を大幅に上回っている。気温は、最高気温が26℃前後で31℃台の真夏日もあり、最低気温が18℃前後で推移している。
生育状況
5月まで日照に恵まれ、比較的生育適温で推移してきたことから、生育は順調。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
品質良く、規格はほとんどが秀L。
今後の生育・出荷の見込み
今後の天候次第ではあるが、引き続き順調な生育及び出荷を見込む。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- ハウスの様子
- 現在、発芽、初期生育中
- かん水設備としてかん水チューブを設置
- 発芽揃い、初期生育ともに順調
- ハウス内は若干乾燥気味
- ほうれんそうは周年で連作することから、連作障害防止のために土壌を入れ替えている
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