天候状況

１月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間はほぼ平年並、下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が１１℃前後で２℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が３℃前後で－３℃台まで低下する日もあれば、８℃台までしか下がらない日もあった。

生育状況

生育、樹勢は良好だが、年末年始の日照が弱かったことから、花飛びがみられる。

病害虫発生状況

一部の樹でアザミウマ、灰色かび病が散見されたものの、発生初期防除の徹底により、病害虫密度は抑制されている。

規格・品質

順調に出荷中。

品質良く、２L中心で、次いでLとなっており、秀品率は６割程度。

今後の生育・出荷の見込み

出荷量は、２月から増量見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月２６日定植のハウス内の様子
• 品種はとげなし美茄子
• 生育、樹勢ともに良好
• 着果、肥大も順調
• 照り良く、在圃品質も良好

天候状況

１０月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、上中旬に大雨アまとまった降雨日があったものの、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が２０日までは２５℃前後、２１日以降は２２℃前後、最低気温が２０日までは１５℃前後、２１日以降は１０℃前後で推移した。

１１月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上中旬を中心に降雨日があったことから、降水量はほぼ平年並となった。気温は、最高気温が９日までは２３℃前後、１０日以降は１６℃前後で１３℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が１０日までは１２℃前後、１１日以降は６℃前後で３℃台まで低下する日もあった。

生育状況

１０月まで高温干ばつ傾向で推移してきたことから、花落ちがみられる。

現在は、気温が落ち着いてきたことに加え、適度な降雨もあることから、生育、樹勢は良好で、着果、肥大ともに順調で、気温高により生育進度は１０日程度早まっている。

病害虫発生状況

これまでの高温干ばつでコナジラミ、アザミウマの発生があったものの、発生初期防除の徹底により、害虫密度は抑制済。

規格・品質

出荷進度も生育の早まり同様、１０日程度進んでおり、現在の出荷量は日量９００c/s程度。

品質良く、規格は２L中心で、次いでL。

今後の生育・出荷の見込み

今後の天候次第ではあるが１２月中旬より出荷量は増加見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月２６日定植のハウス内の様子
• 品種はとげなし美茄子
• 現在は気温が落ち着いてきたことで、ハウス内も生育適温で推移していることから、生育、樹勢ともに良好
• 着果、肥大も順調
• 在圃品質は良好
• 着果促進のため、ハウス内には光合成促進機を設置
• 今後は増量予定

天候状況

９月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上旬後半から中旬前半に大雨やまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約３割と大幅に下回った。気温は、最高気温が３２℃前後で３５℃台の猛暑日もあり、最低気温が２２℃前後で１７℃台まで低下する日もあった。

１０月は、周期的に降雨日やまとまった降雨の日がある。気温は、最高気温が２４℃前後で１９℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が１４℃前後で推移している。

生育状況

高日照、高温傾向で推移したことからハウス内温度も高くなったため、花落ちしている株がみられた。

また、高温障害で花の形状が悪いものも散見された。

病害虫発生状況

ハウス内温度が高温で推移したため、ハダニ、コナジラミが散見されたものの、発生初期防除を徹底したことにより、害虫密度を抑制した。

現在の出荷と今後の生育・出荷の見込み

本年産は９月１５日から出荷開始、花落ち等により出荷量は少ない。

選果選別の徹底により出荷品質は良好、規格は３L比率が高く、良品の下ものが多め。

気温が落ち着き始めていることから、今後の品質向上に期待。

品種構成は、とげなし美茄子が８割、千両が２割。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月２６日定植のハウス内の様子
• 品種はとげなし美茄子
• グローボックスによる定植
• かん水の徹底により、生育、樹勢ともに良好
• 気温が落ち着き始めてきたので、今後の着果、肥大に期待