長野県(夏はくさい)
生産ステージ
播種期 3月中旬〜8月中旬
定植期 4月中旬〜8月下旬
収穫期 6月上旬〜11月中旬 出荷最盛期 6月下旬〜10月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:10月11日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 南佐久 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、上中旬を中心にまとまった降雨や大雨の日があったものの、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が24℃前後で18℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が15℃前後で2℃台まで低下する日もある。
10月は、天候に恵まれた日が多い中、まとまった降雨の日がある。気温は、最高気温が16℃前後で12℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が5℃前後で-0℃台まで低下する日もある。
生育状況
生育中盤以降まで、著しい高温条件下での生育となったことから、高温障害で生育にバラツキがみられる。
現在は気温が低下傾向にあり、降霜日もあることから、生育にややブレーキがかかってきている。
病害虫発生状況
黒斑細菌病や黒腐れ病が散見されるものの、出荷終盤であることもあり、影響はほとんどない。
規格・品質
生育がばらついていることから、出荷量も不安定な状況。
9月下旬までの出荷量は、前年比97%の9万4800t。
品質良く、規格は2L:2%、L:86%、M:9%とやや小玉傾向。
今後の生育・出荷の見込み
気温が低下傾向にあることから、生育のばらつきは回復しないまま終盤に向かい、11月上旬には急減し、平年並みの時期に切り上がる見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 川上村の圃場の様子
- 品種は信州大福
- これまでの高温、その後の気温低下で生育にバラツキがみられる
- 黒斑細菌病が散見されるものの、大きな影響はない
- やや小玉傾向だが、在圃品質は良好
《3、4枚目》
- 南牧村の圃場の様子
- 品種は信州大福
- これまでの高温、その後の気温低下で生育にバラツキがみられる
- 黒斑細菌病が散見されるものの、大きな影響はない
- やや小玉傾向だが、在圃品質は良好
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第3回目(調査日:9月12日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 南佐久 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に大雨やまとまった降雨の日があったものの降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が27℃前後、最低気温が18℃前後で推移した。
9月は、天候に恵まれた中、周期的に降雨日がある。気温は、最高気温が25℃前後、最低気温が16℃前後で推移している。
生育状況
高温干ばつ傾向で推移していることから、根の肥料吸収が鈍く、結球、肥大が緩慢になっている。
病害虫発生状況
産地全体としては病害虫の発生は特にないものの、8月中旬の局地的なゲリラ豪雨により、肥料吸収が鈍く弱っている株が急激に過湿条件に遭遇したことから、一部では炭疽病、黒斑細菌病が散見されたため、予防治療剤の発生初期散布により病害密度を抑制している。
規格・品質
小玉傾向で出荷量が伸びず、9月上旬までの出荷量は平年比94%の7万46tと平年を下回っている。
選別の徹底により出荷品質は良好、規格は2L:2%、L:86%と小玉傾向。
今後の生育・出荷の見込み
高温干ばつの影響で肥料吸収が緩慢になっていることから、しばらくは出荷量に波がある見込み。
10月に向けて出荷者が出揃ってくることから、徐々に増加を見込む。
写真の補足説明
《1枚目》
- 南牧村の圃場の様子
- 品種は信州大福
- 高温干ばつ傾向だが、生育は安定
- 在圃品質は良好
- 10月に向けて出荷量は増加見込み
《2、3枚目》
- 川上村の圃場の様子
- 品種は信州大福
- 作柄は概ね良好
- 在圃品質は良好
- 10月に向けて出荷量は増加見込み
《4、5枚目》
- 小海町の圃場の様子
- 品種は信州大福
- 高温干ばつの影響で小玉傾向
- 10月に向けて出荷量は増加見込み
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第2回目(調査日:7月11日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 南佐久 |
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作付面積[前年比] | 増加 | 作況[平年比] | 豊作 |
生育進度[平年比] | やや早い | 出荷進度[平年比] | やや早い |
天候状況
6月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、周期的に大雨やまとまった降雨の日があり、特に2日は109mmの豪雨となったことから降水量は平年の約1.7倍と大幅に上回った。気温は、最高気温が20℃前後で27℃台の夏日もあり、最低気温が23日までは10℃前後で2℃台まで低下する日もあり、24日以降は14℃前後で推移した。
なお、平年より1日遅い8日頃に入梅した。
7月は、天候に恵まれた中、周期的に曇雨天日がある。気温は、最高気温が26℃前後で29℃台まで上がる日もあり、最低気温が15℃前後で20℃台までしか下がらない日もある。
生育状況
降水量は多かったものの、日照が確保されて温暖に推移したことから、生育、結球、肥大ともに順調で、生育進度は平年より早く推移している。
現段階では豊作基調。
一部で高温や土壌水分が多めになっていたことによる急激な肥料吸収で、ゴマ症、芯腐れ症といった生理障害が散見されたものの、全体的な生育等は良好。
病害虫発生状況
生育中盤まで多雨傾向で気温も高めに推移していることから、部分的な病害が散見されるものの、発生初期防除の徹底により、病害密度は抑制されている。
規格・品質
6月末までの出荷量は前年比85%の133万c/s。
品質良く、規格は2L(4玉詰め):34%、L(6玉詰め):66%とL中心。
今後の生育・出荷の見込み
今後も順調な出荷を見込むが、高温傾向に加え、今後は梅雨末期に入ることから、局地的な豪雨や降雹等による品質低下や病害の発生が懸念される。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 南牧の圃場の様子
- 品種は信州大福
- 結球、肥大は順調
- 在圃品質も良好
- 順調な出荷を期待
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第1回目(調査日:6月9日)
調査時点の生育ステージ | 出荷開始期 | 調査産地 | 南佐久 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 豊作 |
生育進度[平年比] | やや早い | 出荷進度[平年比] | やや早い |
天候状況
5月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、周期的に大雨や降雨日があったことから、降水量は平年の約1.5倍と大幅に上回った。気温は、最高気温が20℃前後で26℃台の夏日もあり、最低気温が7℃前後で-4℃台まで低下する日もあった。
6月は、2日に109mmの豪雨となるなど、周期的に大雨やまとまった降雨の日があった中、平年より1日遅い8日頃に入梅した。気温は、最高気温が20℃前後で26℃台の夏日もあり、最低気温が11℃前後で2℃台まで低下する日もある。
生育状況
適度な降雨に恵まれたことに加え、生育後期まで温暖に推移したことから、生育は3日程度前進している。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
5月下旬までの出荷量は2.8万c/sで、前年よりもやや早く、平年より3日程度前進している。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
著しい低温にならなければ、引き続き順調な結球、肥大、出荷となる見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 小海町の圃場
- 病害虫もなく、生育、葉の展開は順調
- 品種は信州大福、黄信、信州大福
《2、3枚目》
- 南牧村の圃場
- 病害虫もなく、生育、葉の展開、結球は順調
- 品種は信州大福、黄信、黄愛65、黄稔
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