天候状況

６月は、周期的に大雨や降雨日があったものの降水量は平年を大幅に下回り、曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が２７℃前後で３４℃台の真夏日もあり、最低気温が１０日までは１６℃前後、１１日以降は２１℃前後で推移した。

７月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上旬に大雨や降雨日があったものの降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が３２℃前後で３５℃台の猛暑日もあり、最低気温が２４℃前後で推移した。

なお、平年より４日遅い２１日頃に梅雨明けした。

８月は、周期的に曇雨天日があったことから日照時間は平年を下回り、周期的にまとまった降雨の日があったことから降水量は平年を上回った。気温は、最高気温が３２℃前後で３５℃台の猛暑日もあり、最低気温が２４℃前後で推移した。

９月は、比較的天候に恵まれている。気温は、最高気温が３０℃前後、最低気温が２３℃前後で推移している。

生育状況

生育は良好だが、８月までが高温傾向となっていたことから、樹勢がかなり低下している。

高温条件のために花付き、着果が緩慢で、樹勢低下により果形が若干悪い。

病害虫発生状況

高温傾向のため、アブラムシ、アザミウマの発生が増えてきていることから、異なる薬剤系統によるローテーション防除を徹底し、害虫密度の抑制を図っている。

規格・品質

現在の出荷量は、日量４ｔ程度。

選果選別を徹底していることから、出荷品質は良好（樹勢低下で秀品率も低下）。

今後の生育・出荷の見込み

計画上は１０月中旬まで出荷予定だが、もう少し早く切り上がる可能性がある。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ７月上旬定植の圃場
• 品種はSR-37
• 高温傾向で花付き、着果が鈍め
• 在圃品質は、樹勢低下で曲がり果等が多くなっている
• 作期終盤近くでの樹勢低下のため、平年よりきり上りが早くなる見込み

天候状況

４月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、周期的にまとまった降雨の日があったことから降水量は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が１９℃前後で１３℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が９℃前後で６℃台まで低下する日もあった。

５月は、天候に恵まれた日が多い中、７日は９１．５ｍｍの豪雨となった。気温は、最高気温が２３℃前後で２９℃台の夏日もあり、最低気温が１３℃前後で１６℃台までしか下がらない日もある。

生育状況

初期生育はやや遅れ気味であったが、今後の気温の上昇を考慮すると全体的には問題ない。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

今後の気象状況にもよるが、６月１０日頃から出荷開始予定。

今後は気温の上昇とともに生育及び出荷進度が進み、７月中旬から下旬に出荷最盛期を迎える見込み。

写真の補足説明

《1～4枚目》

• ５月９日定植圃場の様子
• 品種はＳＲ－３７
• 耐病性があり、曲がり果が少ないのが特徴
• 活着及び初期生育は良好だが、高温干ばつ傾向となっているために土壌の水分量が低下している
• 葉の展開及び葉色も良好　
• ６月１０日頃から出荷予定