天候状況

１０月の天気は周期的に変化した。寒気や気圧の谷の影響で雷を伴った猛烈な雨となったところもあり降水量は平年を上回った。気温は中旬まで平年より高かったが、下旬は寒気の影響により平年よりかなり低くなった。１１月も天気は周期的に変化し、１日は急速に発達した低気圧の影響で暴風を伴った大雨となった。中旬は寒気の流入により気温は平年より低くなったが、下旬は高くなった。降水量は平年を下回ったが、日照時間は平年を上回って推移している。

生育状況

１０月に入り気温の低下とともに適温となり生育は良好。生育期間は５０～５５日前後。

病害虫発生状況

効率的に防除を行い抑制しているため、べと病等の発生は少ない。

規格・品質

ＡМ中心の出荷となっている。

今後の生育・出荷の見込み

播種等の遅れにより、現在の出荷は日量１０～２０ケース前後で推移。

出荷量は日照不足、低温等がない限り増加する見込み。乾燥によるコナダニやべと病の発生が懸念されるが、効率的に防除を行い抑制していく。

写真の補足説明

《１～８枚目》

• 圃場の様子
• １、２枚目：１０月３１日播種、品種はピンドン
• ３、４枚目：１１月３日播種、品種はピンドン
• ５、６枚目：１１月６日播種、品種はスパイダーデューク
• ７枚目：９月３０日播種、品種はハイドン、１２月２日から出荷予定
• 調査圃場は３日間隔で定植を行っていたが、今後は気温を確認しながら１０日～１４日程度の間隔で定植する予定