高知県(冬春ピーマン)
生産ステージ
播種期 7月上旬〜7月下旬
定植期 8月中旬〜9月中旬
収穫期 10月上旬〜翌6月中旬
出荷最盛期 3月上旬〜翌5月下旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第2回目(調査日:11月18日) New
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 |
高知中央西 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 増加 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
11月は晴れた日が多く、雨がほとんど降らず降水量はかなり少なかったが、日照時間は平年を上回り、気温は平年並みとなった。
生育状況
9月定植の圃場は概ね摘芯を迎え、現在は上段~中段部位にかけて多く着果している。着果負担、日射量低下により樹勢は落ち着いている。
病害虫発生状況
病害は主にうどんこ病、黒腐れ病、斑点病の発生が見られ始めた。
害虫は主にアザミウマ類、ハスモンヨトウが見られる。例年よりアザミウマ類の被害果が多い。一部産地ではチビトビカスミカメ類の発生が見られる。
規格・品質
果形は安定しており、概ね規格はAМで収穫している。一部圃場でヤケ果やスリップス果の発生が見られるが、今後落ち着く見込み。
今後の生育・出荷の見込み
今後はちぎりこみ後のなり疲れによる樹勢低下、うどんこ病の発生が懸念されるため早期防除と樹勢維持に努める。日射量と気温の低下により肥大は鈍いが、着果数は多く11月20日頃から末にかけて緩やかに増量する見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 上段のなりこみは多く、緩やかに外れてくる見込み
- 着果数が多く、花芽は生長点付近で咲き始めている
- 今後なり疲れから病気が予想されるため、防除等対策に努める
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第1回目(調査日:10月22日)
| 調査時点の生育ステージ |
収穫期 |
調査産地 | 高知中央西 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 増加 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は晴れた日が多かったが、台風や湿った空気の影響で曇りや雨となった日もあった。暖かい空気に覆われて気温は高かったが、下旬以降徐々に下がり10月下旬からさらに夜温も下がってきた。10月前半は晴れた日が多く、後半は前線の影響等で曇りや雨の日があり豪雨となった日もあったが、降水量はかなり少なく推移している。
生育状況
定植後50~60日前後で摘芯を行い、側枝の開花、着果数は増加している。高温による徒長枝も多く、樹勢管理が難しい状況であるが、11月に向け整枝作業を行い、追肥も開始している。
病害虫発生状況
害虫はチャノキイロアザミウマ、コナジラミ類、ハスモンヨトウ類、病害は黒腐れ病、斑点病の初期発生が見られる。
規格・品質
10月中旬以降、果形は安定し、スリップス果や尻腐れ果も落ち着く見込み。
今後の生育・出荷の見込み
9月上旬までに定植した圃場では概ね出荷は開始され、10月3週目から増加期となり4週目まで増加する見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月中旬定植のハウス内の様子
- 樹勢は平年並み、着果量は昨年より多い
- 側枝は3~4節程度で通路まで成長しており、生長点は開花中で着果している枝が多い
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