天候状況

１０月は晴れた日もあったが、前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日があり大雨となった日もあったため、日照時間はかなり少なくなった。気温は上旬は高かったが、中旬以降下がり平年並みとなり、適度な降雨もあり乾燥状態は解消された。

生育状況

１０月に入り曇雨天の影響で日照量が少なくなったことから、各生育ステージで遅れが生じている。

年内収穫予定の圃場：結球の遅れが見られ、７～１０日程度生育が遅れている。葉や株の大きさは例年並みに確保できていることから、収量は平年並みを見込む。

年明け収穫予定の圃場：葉や株の大きさは例年並み～それ以上確保できている。葉の枚数が令和４、５年度と比べると２、３枚程度少ない。

病害虫発生状況

防除が遅れた圃場では虫害が散見されていたが、１０月後半からは朝晩の気温も下がり、虫害のピークは過ぎたと思われる。

今後の生育・出荷の見込み

生育遅れはあるものの、生育は順調なことから、計画の産地出荷量となる見込み。出荷は１１月下旬より開始され、８玉中心での出荷となる見込み。

１２月上中旬には出荷件数も増加することから、出荷量は安定する見込み。

写真の補足説明

《１、２枚目》

• 北地区（浜松市）の圃場、品種はしぶき２号
• ７月２５日播種、８月１８日定植、１１月下旬収穫予定

《３、４枚目》

• 湖西地区（湖西市）の圃場、品種はないと
• ８月２日播種、８月２６日定植、１２月中旬収穫予定

天候状況

８月は台風や前線の影響により雨や雷雨となった日があったが、高気圧に覆われて晴れの日が多かったため、高温・少雨・多照が続いた。特に降水量は雨が降ったのは数日で平年の１０％未満とかなり少なかった。９月は晴れの日が多く気温は高く推移し、台風や前線の影響で５日、１２～１３日は大雨となり降水量は多くなった。

生育状況

一部圃場では、播種期の気温の影響により生育に遅れが見られる。降雨不足による乾燥傾向のため欠株があり、降雨不足が続けば小玉傾向となり、収獲作業も遅れる可能性がある。

病害虫発生状況

病害虫の発生は見られないが、防除予報に基づき防除は行っていく。

今後の生育・出荷の見込み

乾燥状態は続いているが、播種、育苗、定植は計画的に行われている。播種～定植までは充分な潅水を行い、定植後は病害虫管理を徹底していく。

定植が遅れたが、日中の高温で通常作に追いつく見込み。

写真の補足説明

《１、２枚目》

• ９月１日播種、９月２５日定植の圃場
• 品種はよしき、収穫予定日２月上旬

《３、４枚目》

• ８月２５日播種、９月１５日定植の圃場
• 品種はとくみつ、収穫予定１月中旬
• 病害虫の発生も多いので防除を徹底する