天候状況

７月は暖かい空気に覆われやすく、湿った東風の影響を受けにくかったため、晴れた日が多かった。月平均気温は統計開始以降７月として最も高く、日照時間も多かったが、降水量は少なかった。８月に入り高気圧に覆われて晴れる日が多かったが、前線や気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となり大雨となった日もあった。気温は７月に引き続きかなり高く降水量は平年をやや下回り、日照時間は平年をかなり上回って推移している。

生育状況

生育は５日程度遅れている。高温、少雨、干ばつ等の影響を受けたが作柄は平年並み。

病害虫発生状況

スリップスが多少見られた。中まで入っていると製品として出荷できるか心配される。

規格・品質

規格は６～７玉中心。

今後の生育・出荷の見込み

サワー系（１作型）が８月２６日、パサートは８月２４日より収穫が始まった。

写真の補足説明

《１～３枚目》

• 圃場の様子
• 面積：２ha、品種：サワー系
• ８月２６日より収穫、９月末まで続く予定

《４～６枚目》

• 圃場の様子
• 面積１.５ha、品種：パサート
• ８月２４日より収獲開始
• 玉の大きさにバラつきがあるため１週間程度収穫を遅らせている

天候状況

６月は暖かい空気に覆われやすく、高気圧に覆われて晴れた日が多かった。気温は統計開始以降６月の平均気温の最高を記録した。日照時間は多かったが、降水量はかなり少なかった。

７月前半は気圧の谷の中で雨の降った日があったが、高気圧に覆われて晴れた日も多かった。気温は３０℃を超える日も多く、夜温も下がらず降雨が少ないため、干ばつ傾向が続いている。

生育状況

生育進度は平年並み。高温、少雨、干ばつの影響により小玉傾向（８玉が８０％程度）。

病害虫発生状況

６月下旬には「コナガ」の食害により葉に穴あきが目立っていたが、５作型は適切な防除により見られなかった。

今後の生育・出荷の見込み

現在生育は５日程度遅れ、出荷もやや遅れている。５作型は７月下旬より収穫出荷予定。

写真の補足説明

《１～３枚目》

• ４月２８日定植
• 品種はボールランナー
• 酷暑、少雨、干ばつの影響で小玉傾向
• 収獲開始は７月下旬

天候状況

５月は低気圧の影響を受けにくかったため、降水量は少なく日照時間は多かった。また、南から暖かい空気が流れ込みやすかったため、気温はかなり高くなった。

６月は晴れる日が多く気温は高めで、調査当日は最高気温が３１℃まで上昇した。日照時間は多かったが、降水量は少なく乾燥傾向で推移している。

生育状況

生育は５日程度遅れ気味であるが、玉径は大きいものは１６cm程度となっており、生育にばらつきがある。

病害虫発生状況

一部コナガによる食害が目立っている。

今後の生育・出荷の見込み

出荷は７月初旬からの予定。干ばつ傾向であるため降雨を期待している。

写真の補足説明

《１～４枚目》

• ４月２８日定植（２作型）
• 品種はボールランナー
• 玉径は１１cm程度、一部コナガの被害がみられる

《５～８枚目》

• ４月２日定植（２作型）
• 品種はボールランナー
• 生育は遅れ気味であるが玉径は１１cm程度に肥大、一部コナガによる被害がみられる

天候状況

４月は気温は低めで低気圧が通過することが多かったため、雨の日が多く降水量は平年をかなり上回ったが、日照時間は平年をかなり下回って推移した。雪解けは順調に進んだが、降雨が多かったため、圃場の乾燥は進まなかった。

生育状況

定植は、例年より１週間程度遅い４月２５～２８日から始まり、第４作型まで終了している。

定植後は気温が高めで推移し、雨不足が懸念されるが、生育は概ね順調に推移している。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

今年度よりボールランナーが主流品種。生育は順調である。

夏場の高温が心配されるが、今後は適度な降雨を期待している。

写真の補足説明

《1～４枚目》

• 圃場の様子
• 品種はボールランナー、生育進度は平年並み
• 1、2枚目：２作型の区画、定植日は４月２８日
• 3、4枚目：２作型の区画、定植日は４月２５日