山口県 ( 夏秋トマト)
生産ステージ
播種期 3月上旬〜3月中旬
定植期 4月上旬〜5月中旬
収穫期 8月中旬〜11月下旬
出荷最盛期 8月下旬〜11月中旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:9月23日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JA山口県山口統括本部 阿東地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
九州を通過した台風の影響を受けるなど、出荷最盛期の前半は寡日照であったが、後半に入ると一転して天候が回復したことで少雨傾向となった。
生育状況
生育初期は順調であったが、8月以降は根傷み等により、やや停滞気味となった。
9月10日に芯止め作業を開始したものの、脇芽の動きが若干鈍め。
病害虫発生状況
灰色かび病の発生は平年並みからやや多め、すすかび病の発生は平年並みとなっており、病害密度抑制防除として予防治療剤の適正散布を行っている。
規格・品質
出荷進度は、生育の遅れから6日程度遅れており、8月までの出荷量は平年の約8割程度となった。
小玉傾向で、規格はSが4割、2Sが2割、3Sが2割となっている。
今後の生育・出荷の見込み
9月の出荷量は平年並み、10月に2回目の出荷ピークになる見込み。
今年産出荷量全体としては、出荷期前半の出荷量減少により、前年の8割程度にとどまる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 5月5日定植の圃場
- 生育遅れから小玉中心の収穫
- 脇芽を発生させるため芯止めを行ったものの、脇芽の動きが鈍い
- 一部で褐色輪紋病がみられるものの、収量等に影響がない程度に抑制している
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第3回目(調査日:7月21日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JA山口県山口統括本部 阿東地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
6月25日以降、調査日(7月21日)まで曇天が続いたため、日照時間は平年の40%と寡日照となっている。
生育状況
日照不足により生育は停滞しており、全体の3割程度が生育不良となっている(平年は同1割程度)。
病害虫発生状況
湿度が高いため、灰色かび病の発生は平年並みのため、予防治療剤等により適正防除を徹底。
アザミウマは、曇天で低温気味のため、平年より発生が少ない。
規格・品質
1段目はL、M中心。
2段目以降はM、S中心となる見込み。
今後の生育・出荷の見込み
寡日照による生育停滞及び生育不良のため、今年産の収量は平年並みを確保できるか見通せない状況となっている。
今後、開花は概ね9月10日頃までを見込んでおり、梅雨明け後、限られた期間でどこまで生育が回復するかによるが、現時点では、着果不良により総出荷量の確保が非常に厳しい状況となっているが、少しでも多くの山口県産トマトをお届けできるよう、生産者、県及びJAが一丸となって頑張ってまいりたい。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 5月5日定植の圃場
《1枚目》
- 2~3段目の玉
- 1段目は収穫済み
《2枚目》
- 8段目開花始め
《3、4枚目》
- 5月15日定植の圃場
- 2段目の玉(M、S中心)
- 早い株は7段目が開花
- 遅い株は生育停滞により5段目が開花
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第2回目(調査日:6月24日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | JA山口県山口統括本部阿東地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
6月は、気温、日照量とも平年並み。
生育状況
樹勢良く、生育は良好。
着花及び着果も順調。
病害虫発生状況
灰色かび病の発生は平年より少ないものの、アザミウマの発生が平年より多いため、防除を徹底している。
初期生育時に、やや根量不足となっていたため、6月中旬の曇雨天後の晴天時に、一部で葉先の萎れが発生。
規格・品質
これから収穫が始まる1段目については、L、M中心になる見込み。
今後の生育・出荷の見込み
初出荷は、7月15日前後になる見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 5月5日定植圃場
- 6段目の開花が確認されており、1段目の着果及び肥大状況は順調
《4枚目》
- 5月15日定植圃場
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第1回目(調査日:5月22日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | JA山口県山口統括本部阿東地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | - | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
5月は、夜温が若干低いものの、気温及び日照量とも平年並み。
生育状況
定植作業、苗の活着とも順調。
5月2日定植圃場は、1段目が開花。
今後の生育・出荷の見込み
定植も順調に進んでおり、順調な生育を期待。
写真の補足説明
《1枚目》
- 5月2日定植圃場
- 1段目が開花
《2枚目》
- 5月5日定植圃場
《3、4枚目》
- 5月15日定植圃場
- 今年産から、一部ハウスでは白マルチから防草シートに試験転換し、通気性を確保しつつ作業労力の軽減の程度を検証中
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