石川県(夏秋トマト)

生産ステージ

播種期 6月下旬〜7月下旬

定植期 7月下旬〜8月中旬

収穫期 8月中旬〜12月下旬

出荷最盛期 9月中旬〜10月中旬

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

第4回目(調査日:9月30日) New

調査時点の生育ステージ 収穫期 調査産地 金沢市
作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比] 平年並み
生育進度[平年比] やや早い 出荷進度[平年比] 平年並み
天候状況

9月は、中旬まで残暑が続き、彼岸を境に下旬以降は気温が落ち着いてきた。

残暑が続いたことから、気温は平年より高く、日照時間も多かった。

降水量は平年よりも少なかった。

生育状況

生育は概ね順調で、現在の着果は6~8段目、収穫は3~4段目となっている。

病害虫発生状況

耕種的防除、初期発生での薬剤防除等、害虫密度の徹底を図ってきたことで、残暑が厳しかった割にはアザミウマの発生は少なかった。

しかし、連続着果による着果負担等による樹疲れもあったことか灰色かび病の発生が確認されることから、葉面散布による樹勢維持を図るとともに、農薬使用基準に従った予防治療剤の散布による病害密度抑制を図っている。

規格・品質

割れ果等の下位等級品が多く、やや小玉傾向。

今後の生育・出荷の見込み

収穫終了まで残り3~4段程度となっていることから、今後は灰色かび病が増えることが予想される。

写真の補足説明

《1枚目》

  • 土耕温室ハウス内の様子
  • 8段目着果、3~4段目収穫中

《2枚目》

  • 4段目に着果したものの直径は7~8cm程度

《3枚目》

  • 土耕パイプハウス内の様子
  • 6段目着果、4段目収穫中(残り3段)

《4枚目》

  • 樹の疲れにより灰色かび病の発症が確認できる

《5枚目》

  • 5段目に着果したものの直径は6~7cm程度          

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石川県(夏秋トマト)
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第3回目(調査日:8月24日)

調査時点の生育ステージ 出荷開始期 調査産地 金沢市
作付面積[前年比] 減少 作況[平年比] 平年並み
生育進度[平年比] 遅い 出荷進度[平年比] 平年並み
天候状況

梅雨明けとなった8月は、中旬にまとまった雨があったものの、

太平洋高気圧の影響を受けて日照時間が増加したため、気温の高い日が続いた。

生育状況

1段目収穫、2~4段目着果、5、6段目開花。

梅雨明け後の急激な高温環境下で開花した3段目で、花飛びが散見。

病害虫発生状況

高温乾燥によりアザミウマの発生が確認されている。

7月までの過湿及び寡日照によるすすかび病や灰色かび病のほか、多湿によるカルシウム吸収阻害により、

尻腐れ果も発生しており、防除暦にる適正防除や葉面散布による生理障害改善を励行している。

規格・品質

1段目が過湿及び寡日照条件下で結実したため、変形果等下位等級品が多い。

今後の生育・出荷の見込み

今後も気温の高い日が続くため、上段で花飛びによる収量減が想定される。

写真の補足説明

《1~3枚目》

  • 土耕温室ハウス全景(5段目まで着果、6段目開花)

《4枚目》

  • 土耕パイプハウス全景(4段目まで着果(3段目花飛び)、5・6段目開花)
  • 前作が花のハウスでは下位等級品が多い

《5~6枚目》

  • アザミウマ
  • 尻腐れ

《7~8枚目》

  • 土耕パイプハウス1段目果実径(収穫適期):縦、横径ともに7cm程度
  • 土耕温室ハウス2段目果実径:縦径4~5cm、横径6~7cm程度

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    第2回目(調査日:8月6日)

    調査時点の生育ステージ 生育期 調査産地 金沢市
    作付面積[前年比] 減少 作況[平年比]
    生育進度[平年比] やや遅い 出荷進度[平年比]
    天候状況

    8月2日(昨年より10日程度遅い)の梅雨明けまで、多雨、寡日照が続いた。

    梅雨明け後、5日及び6日を中心に日照時間が伸び、気温も上昇した。

    生育状況

    現在1、2段目が着果し、3、4段目が開花。

    一部、これまでの多雨による過湿条件により、尻腐れや芯止まりの発生がみられるため、葉面散布等の樹勢回復に向けた対策を講じている。

    病害虫発生状況

    アザミウマは、平年よりも少ないものの発生が確認されており、害虫密度を抑制するため、早期に適正防除を行っている。

    今後の生育・出荷の見込み

    天候次第ではあるものの、現在の肥大状況で進めば、平年より2~3日遅い8月20日前後から収穫及び出荷開始を予定。

    過湿及び寡日照で樹勢が弱まった時期に着果した1、2段目は、下位等級品が多い見込み。

    梅雨明け以降、著しい高温が続いており、花飛びや樹勢及び果実への影響が心配される。

    写真の補足説明

    《1~6枚目》

    • パイプハウス(土耕)
    • 高温によりアザミウマが散見され、これまでの樹勢の弱まりで尻腐れ、芯止まりも見られる
    • 1段目が着果し、2、3段目が開花
    • 果実の大きさは、縦径3~4cm、横径4~5cm

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      石川県(夏秋トマト)
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      第1回目(調査日:7月17日)

      調査時点の生育ステージ

      播種期

      定植期

      調査産地 金沢市
      作付面積[前年比] 減少 作況[平年比]
      生育進度[平年比] 遅い 出荷進度[平年比]
      天候状況

      入梅後、6月中旬までは高温乾燥傾向だったが、それ以降は曇雨天が続いたため、多雨で寡日照となった。

      生育状況

      寡日照により生育はやや遅れ気味で、樹勢は若干弱く、花芽の質が心配される。

      病害虫発生状況

      過去5か年で最もアザミウマの発生が少なく、樹勢が弱めながらも病害はみられない。

      今後の生育・出荷の見込み

      今後の梅雨明け等、天候次第だが、出荷開始は平年より2~3日遅れとなる見込み。

      梅雨明けがこれ以上遅れた場合、芯止まりの発生が懸念される。

      写真の補足説明

      《1、2枚目》

      • 土耕ハウス(鉄骨ハウス)内の様子
      • 寡日照により平年より草丈が短いが、病害虫の発生は無し
      • まだ1段目が開花していない

      《3、4枚目》

      • 土耕ハウス(パイプハウス)内の様子
      • こちらも寡日照により平年より草丈が短いが、病害虫の発生は無し
      • まだ1段目が開花していない

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