北海道(たまねぎ)
生産ステージ
定植期 4月中旬〜5月中旬
収穫期 8月上旬〜10月中旬
出荷最盛期 9月上旬〜翌4月上旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:9月24日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫終了 | 調査産地 | 岩見沢市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | - | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月前半は、台風の影響で気温が上昇したことにより真夏日となったが、後半は長雨により低温、寡日照となった。
生育状況
収穫は終了。
規格・品質
7月下旬から出荷を開始し、極早生(北はやて等)の出荷は終了、現在は早生(オホーツク222)の選果を行っている。選果作業は順調だが、台風等の影響により、JR貨物が停滞しており、トラックによる代替輸送に切り替えている。
表皮の柔らかい極早生は、収穫時等の打撲により、黒変、腐敗等が散見される。
規格は、2L:9%、L大:40%、L:40%、M他となっており、L大及びL中心で、歩留まりは9割以上と良好。
品質も、平年よりも色つや良く、良好。
今後の生育・出荷の見込み
今後の選果は、現在と同じ日量220トン(20kgダンボール換算で約11,000ケース)を予定。
但し、市況次第、特に低落した場合、出荷調整を行う可能性もある。
写真の補足説明
《1~11枚目》
- 選果の様子
- 選果物はオホーツク222
- 機械選果をしつつ、最終的には人の目で選別
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第3回目(調査日:8月24日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 岩見沢市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月前半は気圧の谷の影響で曇雨天が続いたが、後半は高気圧の張り出しにより天候が回復し、日照時間が増えたことで30度超の猛暑日もあった。
生育状況
生育は、平年並みで順調に推移しており、収量は10a当たり5.2トン(昨年産:同5.0トン)を見込んでいる。
病害虫発生状況
防除暦に基づいた適期防除の励行により病害虫の発生はなく、気温の上昇により発生が危惧されたアザミウマも、昼夜の気温差が大きかったために、発生及び被害とも殆ど無かった。
規格・品質
7月28日から出荷を開始しており、概ね順調な収穫及び出荷となっている。
品質良く、規格はL大:45%、L:40%、M及び2L:15%となっている。
今後の生育・出荷の見込み
7月後半から8月前半にかけての干ばつ傾向から、在圃中の玉はしっかり乾燥したことから、例年になく色乗りと磨き工程後の艶がよく、高品質な仕上がりとなっている。
今後も順調に定量的な出荷を予定しており、量販店、実需者等のニーズにしっかり応えられることが可能。
甘みがあり高品質で、輸送品質にも優れ、安定出荷ができる北海道産たまねぎを、商材、メニュー等に是非とも御活用いただきたい。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月末収穫予定の圃場
- 品種は北もみじ2000
- 例年より玉は大きく、在圃中の乾燥状態も良いことから色乗り等良く、品質は良好
《5、6枚目》
- 8月20日に集荷施設に搬入されたたまねぎ
- 品種はオホーツク222
- 大きさ、色乗り、品質等は良好
《7、8枚目》
- 8月14日に集荷施設に搬入されたたまねぎ
- 品種は極早生種のSN-1
- 例年になく色乗りが良く、磨き工程後の艶は絶品
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第2回目(調査日:7月17日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 岩見沢市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
7月前半は、平年より気温が高めで日照時間が多く、生育に適度な降水量があった。
降水量は、道内全域では地域差があった。
生育状況
抽苔は少なく、生育は順調。
玉肥大は比較的大きめ。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
今後も順調な生育が見込まれるが、圃場が乾燥気味であることに加え、小麦の収穫により、小麦跡圃場からアザミウマがたまねぎ圃場に移動してくることが懸念される。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 品種はSN-1(極早生系)
- 7月14日に根切り、7月下旬から収穫予定
《3枚目》
- 品種はSN-1(根切りした左側の区画)、北はやて(早生系、根切りしていない右側の区画)
- 両品種とも生育、玉肥大とも良好
- 北はやては7月20日から根切り開始予定
《4~7枚目》
- 品種は北もみじ2000(中晩生系)
- 生育は平年より7日程度早く、玉肥大は良好
- この圃場は小麦圃場に隣接しており、小麦収穫後、本圃へのアザミウマ移動が心配
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第1回目(調査日:6月26日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 岩見沢市 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
6月前半は、気温が平年より高く、降水量は平年を下回って推移したために干ばつ傾向となり、後半に入ると曇天が続いたために気温は低めで、日照時間は平年を大きく下回った。
調査日以降、6月29日に降雨があったものの、干ばつ解消には至っていない。
生育状況
定植後の低温等により生育遅れが見られたこと、その後の干ばつ傾向から生育遅れとなっていたが、概ね順調に回復している。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
長期気象予報では、7月以降の気温は平年並み~高めで推移するとのことであり、順調な生育が見込まれる。
しかし、天気が周期的に変わり、集中豪雨に見舞われた場合、降雨、過湿による病害等の発生が懸念される。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 4月13日定植圃場
- 収穫予定は7月下旬を見込む
- 品種は北はやて(極早生種)
- 少雨による干ばつ傾向となっているが、生育は概ね順調で、玉肥大は昨年より大きい
《5~8枚目》
- 4月23日定植圃場
- 品種は北もみじ2000(中晩生種)
- 少雨による干ばつ傾向となっているが、生育は概ね順調
- 高温干ばつ傾向が継続した場合、アザミウマの発生が懸念される
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