山形県(夏秋きゅうり)
生産ステージ
播種期 3月下旬〜4月中旬
定植期 4月下旬〜5月中旬
収穫期 6月上旬〜9月中旬
出荷最盛期 6月下旬〜7月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:7月10日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 山形 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
入梅してからは、気温は平年並みだが、曇雨天日が続いているために日照不足気味。
生育状況
これまで高温傾向であったが、現在は日照不足のため、平年並みの連続着果とはいかなく、側枝の伸びも緩慢気味。
また、曇雨天傾向のため、圃場の土中水分が高めとなっており、このまま天候が回復しない場合、根への負担が心配である。
病害虫発生状況
生育初中期の高温等の影響により、アザミウマの発生、褐斑病、炭疽病、ウイルス病の株が若干散見されるため、適宜防除を実施している。
規格・品質
着果量は緩慢だが、出荷品の規格及び品質は、A品中心で良好。
今後の生育・出荷の見込み
梅雨明け後、天候の回復とともに着果量が伸びるため、出荷量は増加見込み。当該圃場は4月定植のため、現在出荷最盛期を迎えており、8月上旬までの出荷を見込む。
産地全体としては、9月中下旬まで安定した出荷を見込む。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 4月定植圃場
《1枚目》
- 初期生育が良好であったことから、樹勢を保ったまましっかりと生育中
- 曇雨天が続いているが、3節目まできれいに摘葉されており、株元の採光は良好
《2枚目》
- 曇雨天が続いていることから、側枝の伸びが緩慢
《3、4枚目》
- 若干、曲がり果や風ズレ果が散見される
《5枚目》
- 全体的にはA品が多い
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第3回目(調査日:6月22日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫開始期 |
調査産地 | 山形 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み~やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
晴天日が続いたため、降雨が少なく乾燥気味で、気温も高く推移している。
生育状況
高温乾燥気味のため、圃場の乾燥状態を勘案しつつ、3~4日おきにかん水を実施。
生育状況は平年並みで、樹勢良く、側枝の伸びも良好だが、乾燥による肥料分の吸い上げが鈍くなっているため、一部で曲がり果が見られる。
また、風の影響により肥大中の実に葉が擦れるため、スレ果も見られる。
病害虫発生状況
一部で黒星病が発生したほか、高温によりアブラムシ及びアザミウマが散見される。
今後の生育・出荷の見込み
今後、降雨とともに窒素の吸い上げが促進され、旺盛な生育となるものの、高温乾燥気味の天候が継続した場合、葉焼け、病害虫の発生等、今後の収穫量に影響するため、作況がやや不良になることも危惧される。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 出荷開始となった圃場
《1、2枚目》
- 樹勢良く、生育は良好
《3枚目》
- 乾燥により肥料の吸い上げが鈍かったことによる曲がり果
《4枚目》
- 風によるスレ果
《5枚目》
- スレ果防止のため、防風ネットを設置
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第2回目(調査日:6月10日)
果実調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 山形 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並みを見込む |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
高温乾燥気味で推移。
生育状況
乾燥傾向のため、少々遅れ気味の圃場もあるが、概ね平年並み。
圃場の乾燥状態をみつつ、3~4日おきにかん水しているものの、乾燥による肥料の吸い上げが弱い株においては、曲がり果が散見される。
病害虫発生状況
高温乾燥気味のため、一部でアブラムシ、ウリノメイガ、アザミウマが散見されるものの、全体的に病害虫の発生は少ない。
今後の生育・出荷の見込み
乾燥気味ではあるものの、樹勢は良く、生育は良好。
大きな気象変動がなければ、前年並みの出荷量が期待できる。
写真の補足説明
《1枚目》
- 4月29日定植の株
- 着花は順調
《2枚目》
- 5月28日つる上げ、6月1日わら敷き
- 樹勢良く、節間も適切であり、着花数も良好
- 葉かきもしっかり行われている
《3枚目》
- 乾燥による肥料の吸い上げが弱いため、曲がり果が一部散見される
《4枚目》
- 風によるスレ果を防ぐために防風ネットを設置
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第1回目(調査日:5月10日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 山形 |
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作付面積[前年比] | 平年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並みを見込む |
天候状況
定植前に一時的に降雨があったものの、定植後は雨が少なく、土壌は乾燥気味。
5月に入り、日中は暖かい日も多いが、朝晩は寒暖の差があり、夜温の低い日もあった。
生育状況
定植作業は、4月末から5月初めと平年並みで、定植後は順調に活着し、初期生育は順調。
GW中は気温の高い日があったため、トンネル内が高温にならないよう、温度管理には気を付けている。
病害虫発生状況
特になし。
今後の生育・出荷の見込み
5月につる下げ、6月上旬に初出荷を見込んでいる。
今後は、大きな気象変動もなく推移すれば、平年並みの生育、出荷を期待できる。
写真の補足説明
《1枚目》
- 4月29日定植苗の生育状況
《2枚目》
- 圃場全景
《3枚目》
- トンネル内の状況
《4枚目》
- 敷きわらの準備
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