天候状況

本年は、１７年ぶりに梅雨明け発表が見送られるなど、梅雨が非常に長引いたことで、曇雨天による過湿及び寡日照が続いた。

８月に入ってからは、日照時間が増加したことで、気温も上昇傾向にある。

生育状況

日照時間の増加と気温の上昇により、これまで鈍かった生育進度は回復傾向となっているものの、湿害により根が弱った玉は回復が遅れているなど、バラつきも見られる。

病害虫発生状況

病害虫は平年並みの発生となっているため、防除暦に基づいた適正防除を励行している。

第３回目の作柄情報（６月２４日）で示した苗枯は、検査の結果、リゾクトニア菌によるものと判明。高温多湿条件下での発症で、罹病株の周辺は、表層に菌糸や菌核が存在することから、土壌消毒等を行い、生育上問題のない程度に菌密度を下げた。

規格・品質

これまでの低温、過湿及び寡日照により、圃場での玉の品質にバラつきがみられるものの、出荷は概ね順調に進んでおり、品質も選果選別の徹底により良好。

規格は小玉傾向だが、本年は全国的にキャベツが品薄となっていることから、中心規格以外も引き合いが強いため、要望に応えるべく１玉でも多く出荷できるよう努力しているところ。

今後の生育・出荷の見込み

天候も回復したことで、生育及び出荷とも概ね順調な見込み。

出荷量は、日量１５０００~１６０００ケースを見込む。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• 小玉傾向ながら、品質は良好
• 曇雨天が継続したため、株によっては定植が遅れたため、計画よりも生育が遅れているものも見受けられ、９月以降の出荷量に影響する可能性がある

天候状況

６月中旬に入梅、日照、降雨とも生育には適度な状況となっている。

生育状況

定植後の低温により、生育は２~３日程度遅れているものの、概ね順調。

病害虫発生状況

一部、病害による苗枯れが見られるため、現在、原因を解析中。

規格・品質

出荷開始は、前年より２~３日遅い６月２１日。

品質は良好。

今後の生育・出荷の見込み

調査日である６月２４日の出荷量は５０００ケース程度で、今後、出荷ピークに向けて増量を見込む。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• ４月１８日定植の圃場
• 順調に生育しており、まもなく収穫予定

《3枚目》

• 定植後、一部の苗が枯死しており、原因を調査中

天候状況

気温が高めで雨が少なく、干ばつ気味。

今後の生育のためにも、梅雨入り後の適度な降雨に期待。

生育状況

干ばつ傾向ではあるものの、概ね順調。

病害虫発生状況

高温干ばつ傾向により、コナガ、タマナギンウワバの発生傾向が認められたため、早期防除を実施。

今後の生育・出荷の見込み

６月２０日以降に出荷開始見込み。

今後、梅雨入りにより降雨があれば、生育進度は進む。

当地としては、できるだけ長期的及び安定的に出荷量を確保し、需要に応えられるよう取り組んでいる。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• ４月初め定植の圃場
• 葉が充実しており、あと２週間ほどで出荷開始を見込む

《3、4枚目》

• ４月末定植の圃場
• 圃場は乾燥気味だが、生育は順調

天候状況

気温は平年並み、降雨も適度にある。

ＧＷは、一時的に暑い日があった。

生育状況

概ね順調。

病害虫発生状況

高温時に、若干コナガ及びウワバが発生。

今後の生育・出荷の見込み

６月２０日以降、出荷開始の見込み。

写真の補足説明

《1枚目》

• 育苗の様子。

《2枚目》

• 定植後の様子。

《3枚目》

• 圃場全景。