天候状況

２月は、少雨ながら周期的に降雨があり、中旬の１７～１９日は寒気の影響により降雪となったものの、天候に恵まれた日が多く、乾燥傾向が続いたことから降水量は平年を下回り、日照時間は平年を大きく上回った。気温は、最高気温が１５℃前後で推移する日が多かった中、中旬は寒気の影響により７℃前後までしか上がらない日もあった。最低気温は、２℃前後で推移する日が多い中、中旬は寒さが緩んで１０℃台の日もあった。

生育状況

乾燥傾向が続く中の在圃であったが、１月下旬以降、温暖な日が多かったことに加え、少雨ながら降雨があったことから、結球、肥大は良好であった。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

品質良く、規格は全体の９割が秀８玉、残り１割が秀９玉

今後の生育・出荷の見込み

４月２０日頃までは、定植期をずらした春のかほりSP（春系）の出荷が続き、その後は石井中早生の出荷となる。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• 水田裏作地の圃場
• 品種は春のかほりSP
• ３月末まで収穫が続く見込み
• １月下旬以降の気温の緩みで、生育、結球が回復してきた
• 品質良く、春系らしいやわらかな出来栄え

天候状況

12月は、天候に恵まれて乾燥傾向となったため、日照時間は平年を大きく上回り、降水量は平年を大幅に下回った。

気温は、中旬前半まで温暖であったことから、最高気温が15℃前後、最低気温が6℃前後で推移し、中旬後半以降は最高気温が15℃近くになる日があったものの、寒気等の影響を受けたことで、最高気温が10℃前後、最低気温が3℃前後で推移した。

1月は、周期的に曇天日があり、みぞれの降る日があったものの、乾燥傾向が継続していることから降水量は殆ど無く、気温は、最高気温が10度前後、最低気温が2℃前後で推移し、氷点下になる日もある。

生育状況

12月中旬後半からの低温乾燥傾向により、結球肥大速度が鈍化してきている。

病害虫発生状況

病害虫の発生は無し。

規格・品質

品質良く、規格は秀8玉が全体の9割で、残りの1割近くは秀9玉となっている。

今後の生育・出荷の見込み

4月後半頃までは、定植期をずらした、春のかほりの出荷が順次続く。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• 10月初旬定植の圃場
• 品種は春のぼりSP
• 現在収穫中で、在圃品質は良好

《4～5枚目》

• ９月２０日過ぎ定植の圃場
• 品種は恋岬SP
• 12月下旬からの収穫を見込んでいたが、11月下旬からの乾燥傾向により、ようやく収穫開始

天候状況

10月上旬は、前線や台風の影響で降水量がかなり多く、中旬は平年並みで推移した。下旬に入り、低気圧や前線の影響で大雨となったが、後半は高気圧に覆われ晴れた日が多かった。２５℃前後で推移していた最高気温は、下旬には２０℃前後と生育適温となった。

生育状況

平年並みの生育で推移しているものの、一部圃場では、定植時の高温等の影響から、生育が遅れ気味となっている。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

１０月末から星岬の出荷が始まった。

恋岬SPの出荷は１２月中旬からの見込み。

出荷序盤のため、まとまった量とはなっていないものの、品質、規格等は良好

今後の生育・出荷の見込み

拾いどりにより在圃密度が薄くなってくると、生育中の株に肥料分がより行きわたるようになり、一気に肥大が進むため、べた切りできるようになることで出荷量が増加する見込み。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• 年明け～３月末収穫の圃場
• 品種は春のかほりSP
• 水田裏作地を中心に作付

《3～5枚目》

• １２月中旬～翌１月末収穫の圃場
• 品種は恋岬SP
• 水田裏作地を中心に作付

天候状況

９月は、中旬まで残暑が続き、彼岸を境に気温が下がり、下旬は平均気温、降水量及び日照時間とも平年並みとなった。

なお、２５日は大雨となった。

生育状況

高温対策、かん水等の栽培管理の徹底により、健苗を仕立てることができた。

天候に恵まれたことで、順調な定植となった。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

出荷開始は、１２月２０日頃からを見込む。

今夏は高温で推移したことから、シンクイムシ（メイチュウ等）の発生が増加することが見込まれるため、定植前圃場への粒剤散布のほか、例年以上に適正な防除に努める必要がある。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ９月２３日定植の圃場
• 品種は恋岬ＳＰ
• 本葉４．５枚程度の展開で、順調に生育中

《5、6枚目》

• 露地トンネル育苗（寒冷紗を展張）
• 品種は春のかほりＳＰ