宮崎県(冬春きゅうり)
生産ステージ
播種期 9月上旬〜9月下旬
定植期 10月上旬〜10月下旬
収穫期 10月下旬〜翌6月上旬
出荷最盛期 12月中旬〜翌4月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:2月16日 ) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 宮崎中央 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
1月は、中旬まで天候に恵まれ、下旬にある程度まとまった降雨があったものの、降水量は平年を下回り、日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が上旬に10℃を下回り、下旬に20℃を上回る日があったものの、おおよそ13℃前後で推移する日が多かった。最低気温は、寒気の影響を受けた上旬は氷点下の日が多かったが、中旬以降は5℃前後で推移する日が多く、下旬には10℃を上回る日もあった。
2月は、上旬が天候に恵まれたものの、中旬に入ってからまとまった降雨があった。気温は、最高気温が16℃前後、最低気温は5℃前後と緩んできている。
生育状況
平年並みで順調な生育となっている。
病害虫発生状況
日照に恵まれ、日中のハウス内温度が上昇したことで、アブラムシの発生が増えてきたことから、黄色粘着版による捕殺を基に、発生初期の防除を徹底していることで害虫密度を抑制している。
規格・品質
品質良く、規格はワンタッチ長箱でA品率95%となっている。
今後の生育・出荷の見込み
厳冬期のため、周期的に寒波の影響を受けるものの、気温の上昇に伴い出荷増となる見込み。
寒暖の差は平年よりも大きいが、日照に恵まれていることから、生育には影響していない。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- ハウス内の様子
- 連続着果しており、花芽も良好
- 姿良く肥大しており、在圃品質も良好
- 樹へのストレスを軽減すため、つる下ろしは1日で行わず、2日かけて行う
- 黄色粘着版(ホリバー)でアブラムシを捕殺
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第3回目(調査日:12月22日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 宮崎中央 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | やや早い | 出荷進度[平年比] | やや早い |
天候状況
12月は、天候に恵まれたことで降雨が無く、気温は、最高気温が中旬の13日まで18℃前後で推移したものの、14日以降は10℃前後で推移している。最低気温は、中旬の14日までは5℃前後で推移したものの、15日は3℃を下回り、16日以降は氷点下になった。
生育状況
現在、一番最初の出荷最盛期を過ぎ、出荷の谷間になっている。
日照に恵まれているため、生育は順調に推移している。
昼間は日照に恵まれているものの、夜間は著しく気温が低下することから、暖房機によるハウス内温度の維持に使用するA重油については、平年よりも2割前後多くなっている。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
品質良く、規格はワンタッチ長箱でA品が全体の95%となっている。
今後の生育・出荷の見込み
年末から年明け以降に、再度出荷量が増加する見込み。
品質及び規格は良好だが、樹勢、着果量維持のためのA重油コストが増している。
写真の補足説明
《1枚目》
- ハウス内の様子
《2、3枚目》
- 着花及び着果状況
- 1回目の出荷最盛期は過ぎ、現在は連続着花及び着果中で、年末から年明けに収穫及び出荷される見込み
《4、5枚目》
- 黄色粘着板「ホリバー」とスワルスキーカブリダニ(天敵農薬(ピンチ止めの紙コップ内))
- ペストコントロールを励行しているため、害虫の捕殺数は少ない
- スワルスキーカブリダニは、アザミウマ、ダニ等を捕食するため、これらの個体数を抑制することが可能。
《6枚目》
- 下葉の様子
- 黄斑、壊疽がみられるが、品種特有のものであり、今後摘葉予定
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第2回目(調査日:11月25日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 宮崎中央 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
11月は、上旬にまとまった降雨があったものの、中旬以降は日照に恵まれたことで、降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が下旬前半までは20℃前後で推移したが、月末になると、ようやく15℃前後まで低下、最低気温は曇雨天日は15℃前後となったものの、晴天日は放射冷却により10℃を下まわった。
生育状況
11月上旬の降雨により土壌水分が充実し、その後は天候に恵まれたことから、5日程度生育が早まっている。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
本年産は、前年産より8日早い10月27日に出荷開始。
品質良く、規格は9割がA品と良好。
今後の生育・出荷の見込み
当地では、長期どり作型としてつるおろし栽培を行っている。
出荷終盤まで樹勢を確保し、6月末までしっかりと秀品出荷を行ってまいりたい。
写真の補足説明
《1枚目》
- ハウス内の様子
- 樹勢は良好
- 摘葉により株元の採光性を確保
《2、3枚目》
- 収穫前の果実
- 樹勢が良好なことから連続着果中
- 色、照り良く、果形も曲がりなく良好
《4枚目》
- 炭酸ガス発生装置「寝太郎」
- ハウス内の環境制御技術として炭酸ガスを施用することで光合成が促進され、葉の展開、枝の伸長、節の増加、雌花着花量の増加が期待できる
《5枚目》
- 黄色粘着版「ホリバー」
- ハウス内は高温になるため、黄色粘着版でコナジラミの捕殺を行っているが、適正防除により個体数が抑制されているため、捕殺はほぼみられない
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第1回目(調査日:10月14日)
調査時点の生育ステージ |
定植期 生育期 |
調査産地 | 宮崎中央 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
播種期の9月中旬は曇天が続き、24日は大雨となった。
定植期の10月に入ると、天候が回復し日照時間が増加した。
生育状況
定植後の生育は、概ね順調。
定植は、前年より4日早い10月1日であった。
病害虫発生状況
特に無し。
長期安定収穫のためにも黄化えそ病対策として、アザミウマのハウス内への侵入防止対策や、黄色粘着板の設置によるアザミウマ個体数の把握と農薬使用基準に則った効率的なアザミウマ個体数抑制防除等を徹底している。
今後の生育・出荷の見込み
前年産は天候不順の影響で収量減となったことから、本年産は徹底した対策の励行により、樹勢を良好に維持して連続着果を促し、平年並み以上の収量確保を目指してまいりたい。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 定植2週間後の圃場
- 平畝栽培
- アザミウマ個体数抑制のため、黄色粘着板を設置して予察している
- 湿気対策として、通路にもみがらを敷くとともに、着色向上のため、白マルチを敷いている
- 病害虫の影響はなく、葉色、節間ともに良好
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